スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定) □[第260号]2010/06/21□ □配信数 757□
スペーシア・メールマガジンの第260号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・事業関係<マンション建替え関連>説明会(予定変更)
・四日市市の2020年を展望する討論会
〜これから目指す‘まちの姿’をともに描きましょう〜
◆名古屋まちづくり情報◆
・食べられるサボテン・シーズン解禁―春日井サボテンプロジェクト―
◆視察レポート◆
・アートによるまちづくりプロジェクト「Arts Towada」(青森県十和田市)
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
☆**********************************************************************
◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
***********************************************************************☆
○事業関係<マンション建替え関連>説明会(予定変更)○
マンション建替え事業に関する、今年度の最新施策等の説明会を、下記の通り実施
いたします。以前のご案内から予定が変更になりました。
主催:社団法人再開発コーディネーター協会
(当日はURCAマンション建替えアドバイザー更新研修と同時開催です)
テーマ1 マンション建替え事業等に関する講義(10:40〜12:00)
マンション建替え事業の最新事例紹介
講 師 株式会社タウンプランニングパートナー 顧 問 杉山 昇氏
テーマ2 H22年度のマンション建替え政策、予算、法改正およびそのポイントについて
(17:05〜17:55)
講 師 国土交通省 住宅局 市街地建築課 マンション政策室 担当官
※前回のご案内と開催順序が逆になり、実施時間が変更になりました。
詳細は、以下の申込書をご確認下さい。
【日 時】 平成22年6月30日(水) 午前9時〜受付
【場 所】 安保(あぼう)ホール? 301号室
(名古屋市中村区名駅3−15−9 052-561-9831)
http://www.abohall.com/access.html
【定 員】 20名(先着順受付)
【参加費】 1名につき6,000円 (協会会員5,000円)
当日受付でお支払いください。
【申込先】 (社)再開発コーディネーター協会
TEL 03−3437−0261
FAX 03−3432−8908
http://www.urca.or.jp/index2.htm
詳細及びお申し込みは以下の申込用紙をダウンロードして下さい。
〜スペーシア・村井〜
------------------------------------------------------------------------
○ 四日市市の2020年を展望する討論会 ○
〜これから目指す‘まちの姿’をともに描きましょう〜
総合計画は、市のまちづくりの基本となる計画で、市民の皆さんや企業、行政
が一体となって進める、今後のまちづくりの方向性を示すものです。この度、
2020年を展望する新しい総合計画の策定に向け、広く市民の皆さまに参加を呼び
かけ、10年後の‘まちの姿’をともに描く討論会を開催します。ふるってご参加く
ださい。
主催:四日市市・四日市市議会
日時:平成22年7月25日(日) 午後1時〜4時30分(予定)
場所:四日市市総合会館(四日市市役所西隣) 8階視聴覚室 他
対象:市内在住、在勤、在学の方
内容:新総合計画第1次素案の説明の後、5つのテーマに分かれて討論を
行います。
テーマ1 「都市と環境が調和するまち」をどう描くか
テーマ2 「いきいきと働ける集いと交流のあるまち」をどう描くか
テーマ3 「誰もが自由に移動しやすい安全に暮らせるまち」をどう描くか
テーマ4 「市民が支えあい健康で自分らしく暮らせるまち」をどう描くか
テーマ5 「心豊かな“よっかいち人”を育むまち」をどう描くか
お問合せ:四日市市役所 政策推進部 政策推進課
TEL 059-354-8112/FAX 059-354-3974
E-mail seisakusuishin@city.yokkaichi.mie.jp
〜四日市市政策推進部・荒木様より情報提供いただきました〜
☆**********************************************************************
◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
**********************************************************************☆
○食べられるサボテン・シーズン解禁―春日井サボテンプロジェクト―○
愛知県春日井市は、実生サボテンの生産量日本一を誇る。そんな春日井市では、
サボテンを使った地域活性化策として、春日井商工会議所が中心となりサボテンを
春日井特産品と認定し、3年ほど前からサボテンプロジェクトが進行している。
このプロジェクトでは、食用として生産したサボテンを加工商品化や食材として利用
するもので、市内の飲食店では、生サボテンを加えた季節限定メニューが提供されている。
自分も昨シーズンは、市内の飲食店でラーメンと餃子を実際に食したが、その姿からは
苦味をイメージしてしまうが、それもなくとても美味しかったのを覚えているが、最近では
サボテン成分を含んだパウダーや果肉を使った様々な機能性商品の研究も進められている。
また、今年もサボテンのシーズン到来(使えるサボテンの新芽の収穫時期が限られ6〜
10月頃まで)に合わせて、新たに「サボテン発泡酒」(販売は、市内の一部酒販店、飲食店に
限られる)が誕生したという記事を目にした。”サボテン乾燥粉をコンスターチの替わりに
使用したところサボテンの粘着性が巧を奏し、非常にきめ細やかなクリーミーな泡立ちを
演出出来た“とある。他にもサボテン商品紹介のHPをみると、多種多様な品揃えで、
今夏にはサボテンラーメンが発売されるなどプロジェクトの順調さが伺えるが、一方で、
原料となるサボテンの安定供給に向けた生産体制の確立が課題との声も。全国的に
農家は、高齢化が進み重労働や不安定収入による担い手不足が深刻とも言われるが、
このプロジェクトでもその影響がでているようだ。
ただ、サボテンプロジェクトは、そうした課題を抱えながらも関係者の努力により、新商品の
開発を進める一方で、既存商品の完成度を高める工夫や、販路拡大、商品PRなど、
それぞれの立場で活動、支援を続け、さらに生産力、加工技術、販売経路の各分野の
連携やそれぞれのバランスを保ち、事業として、また地域資源としての成長をめざすために
事業協同組合の設立の準備も進められている。
春日井サボテンは、栄養価が高く、生産者の顔がみえる安心安全な食材でもあり、消費者や
地域とのつながりを深める事業として成長していくことに期待したい。これからがシーズンの
生サボテン。旬のものは旬のうちに。この夏、体質改善をお考えの方は春日井市内の
お店で是非実食を。
(村井亮治)
春日井サボテンプロジェクトHP
(商品及び取扱い店が紹介されています)
http://www.kcci.or.jp/saboten-pj/index.htm
過去のメルマガから
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2009/katigawa2/index.html
☆**********************************************************************
◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
**********************************************************************☆
○アートによるまちづくりプロジェクト「Arts Towada」(青森県十和田市)○
先月(2010年5月)に、青森県十和田市を訪れる機会に恵まれ、そこで拝見したアートに
よるまちづくりプロジェクト「Arts Towada(アーツ・トワダ)」を紹介したい。
Arts Towada(事業名称:野外芸術文化ゾーン整備事業)は、十和田市の中心市街地に
位置する約1.1kmのシンボルロード「官庁街通り」全体を美術館と見立て、アート作品の
設置、十和田市現代美術館の建設、アートプログラム(街中展覧会)の開催を行うもので
ある。省庁再編による国の事務所の統廃合や合同庁舎整備に伴う出先機関の転居などに
よる空き地を活用し、景観づくりや中心市街地活性化のために、2005年度から5か年計画で
段階的に整備が進められた。2008年4月には通りの北側に拠点施設「十和田市現代美術館」が
開館し、2010年4月には美術館から通りを挟んだ向い側に体験型の大型アート作品が
展示された「アート広場」、通りの歩道にはストリートファニチャー作品(ベンチ)が整備された。
「官庁街通り全体を美術館として見立てる」というコンセプトが感覚的に理解できることは
非常に素晴らしい。美術館と通りの間には柵などの仕切りもなく、屋外展示作品はもちろんの
こと大きなガラス面を持つ展示室内の作品も外部の通りから見ることができる。美術館の中
からも外の通りやまちを感じることができる非常に開放的な建築物である。歩道やアート
広場には、実際に座ったり、内部に入ったりすることのできる様々なベンチ型の作品や大型の
アート作品が展示されているため、子どもだけでなく大人も楽しんでいる姿を見ることができた。
Arts Towadaのグランドープン記念展「草間彌生 十和田でうたう」は美術館内に留まらず、
300mほど東に位置する中央商店街の店内に作品を展示したり、店舗のガラスやショー
ウインドウ一面に水玉のシールが貼られていたりした。商店街にまで草間彌生の独特の
世界が拡がっている様子に驚くとともに、商店街の積極的な協力にも驚いた。
アート作品や美術館というハード面の整備は完了し、今後中心市街地や十和田市全域で
様々なアートプログラムが開催されることが期待される。今後も注目していきたいまちづくりの
取り組みである。
(山崎 崇)
○十和田市現代美術館・Arts Towadaグランドオープン記念展
http://www.city.towada.lg.jp/artstowada/
http://www.artstowada.com/gp/kusama.html
<関連ページ>
「金沢市民芸術村と金沢21世紀美術館を視察(2010.5.10)」
http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/2010/kanazawa/index.html
「美術館の可能性」/並木誠士・中川理 著」
http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/bizyutukan.html
→ホームページに写真を掲載しています。
http://spacia.co.jp/Mati/sisatu/2010/aomoritowada/index.html
☆**********************************************************************
◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
**********************************************************************☆
(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
☆**********************************************************************
◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
**********************************************************************☆
・先日、2010年上期のヒット商品番付が日経MJより発表されました。3D、
スマートフォン(iPhoneなど)、竜馬、iPad、LED電球といったところが横綱、
大関、関脇のランクに入りました。特にiPadは、5月末に発売されたのにもか
かわらず、上半期のランクに入ってきたのは、相当の話題性があったのでは
ないかと思います。iPhoneやiPadは今月の社内の会議でも、話題になった
ところです。
#######################################################################
◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
-----------------------------------------------------------------------
(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル8階
TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
URL http://www.spacia.co.jp/
#######################################################################