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大須301ビルの第1回デザインコンテスト
 207号に掲載したが、大須商店街に位置する大須301ビルでは、地域貢献活動の一環として、若手デザイナーの育成を目的とした「うちわ」と「壁画」のデザインコンテストを実施した。
 その結果、デザイン系学生からの約70点の作品応募があり、優秀な6点の作品が選定された。 「うちわ」部門で最優秀を受賞した名古屋学芸大学の鯉江さんの作品は、「ous」の文字で大須301ビルの象徴である龍をデザインし、「うちわ」として残したい作品として高く評価された。彼女のデザインが5000本の大須301ビルの「オリジナルうちわ」となり、大須301ビルの夏祭り期間中に配布された。ビルやテナントの宣伝のないセンスのある「うちわ」として来街者に評価され、多くの人が「うちわ」を求めた。
 一方、「壁画」部門では、名古屋デザイナー学院の北尾・吉田さん・男女による共同作品「大須色」が、色々な人々の笑顔を鮮やかな色彩で表現し、壁画ふさわしい迫力のある作品として最優秀賞に選ばれた。受賞者二人は、夏休みを利用して仲間と一緒に、大須301ビルの1階通路壁面に高さ1.8m×幅2.5の巨大な壁画を描いた。この壁画の完成を機会に1階通路を「幸せの小径」と命名し、30日から一般に公開している。
 今回のデザインコンテストは名古屋市周辺の芸術系大学生・専門学校生(高校も可)に限定したが、今後は、応募資格の対象エリアを拡大するとともに、学生達の作品を増やし、「幸せの小径」の拡充や「オリジナルうちわ」制作の継続化を図っていく予定である。
 なお、全応募作品については、大須301ビル2階の展示スペースに展示されている。また、大須301ビルのホームページでは、コンテストの詳細を掲載している。

(2008.9.1/浅野 泰樹)