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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第92号]2004/1/12
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 617−−□
スペーシア・メールマガジンの第92号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・公開討論会『徹底討論!いまこそ産官学民の協働
〜耐震化推進と地域防災力向上への提言』 (1/17)
・NPO法人・まちづくり支援協会「リング」第一回シンポジウム (1/31)
・海と港の講演会「名古屋港の歴史を考える〜近代名古屋港の発展」 (2/28)
・セラミック・フォト・フェスタ2003 入選作30作品発表!
◆名古屋まちづくり情報◆
・東区白壁界隈
◆視察レポート◆
・メルボルン みんなのカジノ
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 公開討論会『徹底討論!いまこそ産官学民の協働
〜耐震化推進と地域防災力向上への提言』 ○
【日時】1月17日 13:00-16:00
【場所】NHK名古屋放送センタービル1Fプラザウエーブ21
【問合】国土交通省中部地方整備局住宅整備課
岡崎
T:052-953-8574
E-mail: okazaki-i85aa@cbr.mlit.go.jp
【参加者】福和伸夫(名古屋大学大学院教授)、春川真一(中部地方整
備局建政部長) ほか
コーディネーター:栗田暢之(NPO法人レスキューストック
ヤード事務局長)
【概要】
この公開討論会は、地震防災について愛知県内で様々な取組を行って
おられるゲストを迎えて、まち・すまいの耐震化や地域の防災に対す
る産官学民の役割分担・連携について議論を行うものです。
一般的な講演会やパネルディスカッションとは違い、シナリオ無しで
会場のみなさんを巻き込みながら、激論を交わします。
ゲストは行政、大学の先生・学生、NPO、学区の防災委員、PTA、
企業ボランティア、耐震工事の大工さん、青年会議所など多彩なメン
バーで構成しています。
お気軽にお立ち寄りいただき、一緒に『激論!』しましょう。
http://www.cbr.mlit.go.jp/kensei/topics/touronkai.htm
〜国土交通省中部地方整備局の岡崎一朗さんより情報提供いただきました〜
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○ NPO法人・まちづくり支援協会「リング」第一回シンポジウムのお知らせ ○
NPO法人「リング」では、「名古屋はどのような都市でありたいのか?
――名古屋の未来ビジョンを考える――」と題するシンポジウムを下記の要領で開催
します。
入場無料ですので、広く皆様のお越しをお待ちしております。
記
日時 : 2004年1月31日(土) 午後1時開場
会場 : 名古屋都市センター大研修室(JR金山駅南、金山南ビル11階)
1:20−1:25 挨拶 瀬尾文彰
NPOリング理事長 (5分)
1:25−2:10 講演「名古屋のマスタープラン」 (45分)
講師 : 羽根田英樹
名古屋市総務局企画部長
2:15−3:45 鼎談「名古屋はどのような都市でありたいのか?」 (90分)
大村謙二郎 筑波大学教授、都市住宅学会副会長
羽根田英樹 名古屋市総務局企画部長
瀬尾文彰 大同工業大学教授、NPOリング理事長
懇親会: ラウンジにて、(参加費1000円) 5時閉会
〜名古屋工業大学の兼田先生より情報提供いただきました〜
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○ 海と港の講演会 ○
テーマ:「名古屋港の歴史を考える〜近代名古屋港の発展」
講師:林 上 氏(名古屋大学環境学研究科教授(地理学))
日時:平成16年2月28日(土)14:00〜16:00
場所:名古屋市港図書館集会室
参加費:無料
申込方法:平成16年2月12日(木)午前11時から,港図書館事務室で
受付(来館・電話いずれも可)。氏名と電話番号。
予約者優先ですが,開催当日余裕があれば,当日参加も可。
説明:港図書館は,港区に位置しているため,「海と港」というテーマ性
を持ったコーナーを持ち,特色のある本の配置をしております。
今回は,地理学の林教授をお迎えし,名古屋のウォーターフロント
ととして名古屋の中で重要な役割を果たしている名古屋港について
その歴史や今後のあり方などについてお話をいただきます。
参加者の方からの質問やコメントの時間も設けて,ワークショップ的
な雰囲気で進めていく予定ですので,お気軽にお申込・ご参加くださ
い。
なお,林教授は,『近代都市の交通と地域発展』,『都市経済地理学』
などの著作の外,「近代名古屋における港湾の建設と港湾業務の展
開」を論文として発表され,『新修名古屋市史』5巻・6巻の分担執筆な
どもされており,この地域の地理・都市・交通などを精力的に研究され
ている方です。
港やまちづくり,郷土史にご関心のある方など,是非,ご参加ください。
主催:名古屋市港図書館・南陽図書館
問合せ先:名古屋市港図書館 052−651−9249 担当:大城・阪口
〜名古屋市港図書館の大城純男さんから情報提供いただきました〜
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○ セラミック・フォト・フェスタ2003 入選作30作品発表! ○
やきもの産地交流・連携推進協議会が開催する、セラミック・フォト・フェスタ。
前回を上回る皆様からたくさんのご応募をいただきました。
第一次審査の結果、セラミック・フォト・フェスタ2003の入選作30作品が
決まりました。全30作品をやきもの産地交流・連携推進協議会のホームページ「やきもの
王国」でご覧いただけます。
「美しい!」と感動するもの、「くすっ」と笑ってしまうものなど、フォトアルバムに掲
載された
力作・秀作をお楽しみください。
なお、グランプリ・部門賞等の審査は、1月下旬に入選作品を対象に行います。結果発
表を
お楽しみに。
やきもの王国フォトフェスタ http://yakimono.info/p_index.html
※皆さんのクリック数を審査の参考にいたします。気に入った写真がありましたら
迷わず写真上でクリックを!
(やきもの産地交流・連携推進協議会からの情報です。)
〜スペーシア・竹内郁〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 東区白壁界隈 ○
今、白壁地区は変わりつつある。それには二つの意味があって、一つは空間的に、一つ
は住民意識的に。前者は、高級分譲マンションの建設が目立っていることである。
バブル崩壊により大幅に地価が下落して、取得しやすい分譲価格帯を設定しやすくなっ
たことと人口の都心回帰がその背景にある。マンションメーカーが購入者の需要喚起のた
めに、白壁地区の良さを訴えるコピーは「幾多の時代を超えて、今もなお色褪せることの
ない気品と風格」である。大きな敷地に門と塀、そして見越しの樹木のある屋敷が存在し
てこそ、その「気品と風格」が保たれるのだが、マンションが屋敷にとって変わることに
よって、「気品と風格」は食いつぶされていくことになる。後者は、このような白壁地区
の空間変容に対して、地区に住む住民の方々が危機感を持ち、「『白壁・主税・橦木 町
並み保存地区』の住環境を考える会」を立ち上げたことである。会の設立に先立って、住
民へのアンケート調査を「有志の会」が実施したが、それによると、「都心近くにありな
がら、門や土塀を持つ歴史的建造物が連なる落ち着いた静閑な住環境を地区の魅力(ある
いは特色)と評価しているが、最近町の雰囲気も変化していると感じ、この白壁地区の魅
力(特色)を守り育てるべく、多少資産価値が下がってもこの環境悪化を防いでいきた
い」という考え方を有していることが概ね明らかとなった。
丁度その頃、一冊の本が上梓された。西尾典裕氏による「東区橦木町界隈」(健友館
1,500円)である(正文館本店の文芸分野の売上第1位で、すぐさま二刷となった)。こ
の本は「界隈」にあった建造物にまつわる政財界人の物語を掘り起こしたものである。豊
田利三郎邸、矢田績邸、橦木館、栄光館………。建造物に関心のある人は限定されるが、
そこで生活していた人々の物語があると、一気に多くの人々の関心を呼ぶことになる。空
間と物語が一対となってこそ、界隈の価値が高まる。
この白壁の町並みを将来にわたって、いかに守っていくのかは、名古屋の民度の試金石
ではないかと思っている。無関心では乗り越えられない壁がある。しかし市民だけでも限
界がある。行政だけに依存するのも限界がある。まさに市民・企業・大学・行政の力を結
集しなければならない大きなテーマである。 (井沢知旦)
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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ メルボルン みんなのカジノ ○
2003年のクリスマスにオーストラリア、メルボルンを訪れました。メルボルンはシド
ニーに次いで2番目に大きなオーストラリアの都市。ヤラ・リバーとポート・フィリップ
に囲まれ、400を越す公園、イギリス風の美しい建築、そして学園都市としても有名で
『世界一住みやすい街』と言われています。
碁盤の目のように東西南北に綺麗な道路が走る市街地「City」にはクリスマス前
後、多くの市民や観光客が繰り出します。(クリスマス当日はほとんどの店が閉まるため
人は少ない。) そのCityの中でも常に人を集めているのが、サウス・メルボルンに
あるクラウンカジノ-Crown Casino-です。クラウンカジノは、遊戯台350、マシーン2,500
台の南半球最大のカジノで、5ツ星ホテル、14の映画館、ショップ、レストラン、バーを
併設する人気スポットです。
オーストラリアでは観光客の誘致を目的に1968年にカジノを合法化しています。
実際に訪れてみると当初抱いていた「大人の遊び場」「どこか危険な香りがする」といっ
たカジノのイメージが払拭されました。さすがにカジノ自体には18歳未満は入れません
が、大規模な駐車場、多彩なショップ、フードコートなどどこへ行っても老若男女であふ
れています。日本は真冬ですがメルボルンは初夏で、サマータイムが適用され、午後8時
を過ぎてもまだ充分明るく、カジノ周辺は観光客よりも近所の人が多く繰り出しているよ
うでした。クラウンホテルとカジノの間にあるエンターテイメント・ロビーには、世界最
大(本当か?)のクリスマスデコレーションが登場し、定時になると華やかな音楽ととも
に一斉に光を放ち、動き出します。セキュリティの立つカジノの入り口のまん前で子ども
達がキャロルを歌い、はしゃぐ様子はなんとも健全でのんびりしたものです。
カジノもひろびろとして、ブラックジャックやルーレットなど掛け金の高いコーナーに
は目つきの鋭い人も多くいましたが、2セント(1.6円相当)からかけられるスロットの
コーナーにはお年寄りが非常に多く、おおらかなムード。真剣勝負を望む人には予約制の
VIPルームが用意されており各々のスタンスでカジノを楽しんでいました。
メルボルンに住む人に「夕べはどこへ行ったの?」と聞かれ、「クラウンカジノ」と答
えると「うんうん、あそこは楽しい。」と誇らしげであったのが印象的でした。家族みん
なで快適にすごせ、まちの人に愛されるみんなのカジノ。こんな場所なら名古屋にもあっ
てもよいのでは・・・。 (竹内郁)
クラウンカジノのHP http://www.crownltd.com.au/
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/meru/index.htm
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jpへ
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・新年おめでとうございます
最近、読者になった、はしもとです
電動車いすのユーザーです
よろしくお願いします
ひとつめ・・・
第90号で紹介されていた「大須301ビル」について
大須301ビルの中華街、楽しみです。
「AJU福祉情報誌」という情報誌があります。
主に地域で暮らす障害を持っている人などに、
役立つ情報や、わくわくドキドキする情報を紹介しています。
障害当事者をはじめ、ソーシャルワーカー、建築士など専門家
が編集委員をしています。
新しくできた中華街・・・
車いすで行っても楽しめるか、アクセスやお店の様子など調べて
紹介の予定です。
ふたつめ・・・
第91号で紹介されていた「田原市図書館」について
なんだか、うらやましい・・・
図書館というと、本を借りるだけのところではなくて、
(そういった目的だけなら書庫)
調べモノをするだけでもなくて・・・
「図書館で過ごす」ということですよね。
日常の生活の中にあるけれど、
普段と違った時間が流れていくような・・・
ゆったりというのか、そういった場所であったり、空間・・・
やっぱり、利用者の声が入ってこそ・・・、と思いました。
→感想ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
毎年、新年のスペーシア会議では、各自が年末年始の過ごし方と新年の抱負を紹介
するのが恒例となっています。
コンサルタント業界は経営がきびしくてなかなか明るい話題がないのですが、
まちづくりの分野では明るい話題満載の年にしたいものです。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32
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URL http://www.spacia.co.jp/
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