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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第90号]2003/12/15
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 607−−□
スペーシア・メールマガジンの第90号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・日本建築学会東海支部都市計画委員会・講演会のお知らせ (1/10)
・2003年度日本建築学会大会「連続トーク」・「資料集」頒布のお知らせ
(前号掲載内容にまちがいがあったため再掲載です)
◆名古屋まちづくり情報◆
・祝誕生!「大須301ビル」
◆図書紹介◆
・人生の教科書[ロボットと生きる]/藤原和博・東島和子・門田和雄 著
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 日本建築学会東海支部都市計画委員会・講演会のお知らせ ○
「都市再生と居住地のデザイン−イギリスの事例を中心に−」
(社)日本建築学会東海支部都市計画委員会では、毎年2回の講演会を開催しておりま
して、今年の後期分として、「都市再生と居住地のデザイン」と題しまして、本委員会の
名城大学教授の海道先生と鹿児島大学の教授で建築家の松永先生をお招きして、それぞれ
の角度から講演をいただいた後で、テーマについて対談で深めていただく企画をしまし
た。
日本においても、中心市街地など都市の再生はきわめて現代的な課題であり、今回のイ
ギリスの事例を中心にした内容は大変参考になると考えております。
みなさまの参加をお待ちいたしております。
(社)日本建築学会東海支部都市計画委員会
委員長 瀬口 哲夫
【日時】 平成16年1月10日(土)午後1時30分から午後4時30分
【場所】 名古屋都市センター・大研修室
(名古屋市中区金山町一丁目1番1号 金山南ビル内)
【内容】
講演1:名城大学都市情報学部 教授 海道 清信
「イギリス都市の発展と再生」
講演2:鹿児島大学工学部建築学科 教授・建築家 松永 安光(近代建築研究所)
「アーバンビレッジの方法とデザイン」
対談 :上記2名の講演者による。
主催:(社)日本建築学会東海支部都市計画委員会
共催:(財)名古屋都市センター
問い合わせ先:日本建築学会東海支部
電話052-243-6244
FAX052-261-0251
〜スペーシア・石田〜
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○ 2003年度日本建築学会大会「連続トーク」:コラボレーティブなまちづくりを語る
〜地域、市民、行政そして専門家市民〜 「資料集」頒布のお知らせ ○
(前号掲載内容にまちがいがあったため再掲載です)
先日、日本建築学会大会(東海)にて、「連続トーク」が実施されました。
これは、まちづくりにおいて東海地方でユニークな活動を展開しているNPO組織と
共に、「映像」と「語り」によって市民、行政、専門家の共働によるまちづくりについ
て、様々な角度から捉え、考えることを目的としたものです。
この時使用した「資料」は、事前に東海地域の大学・大学院の学生を中心とした取材グ
ループによって取材・編集したものであり、5つのテーマから成る11の活動についてまと
めました。
興味のある方は、どうぞ下記までメールにてお問い合わせ下さい。
★連絡先
田中稲子 E-mail:itanaka@nitech.ac.jp
★値段/申込み方法/振込先
◇1.000円(税込)
◇返信用封筒に住所を記載して,振込明細のコピーを同封して田中まで送って下さ
い。
(切手代は不要です。)
◇東京三菱銀行 成瀬支店(なるせしてん) 普通 0413105 名義:田中稲子
(た
なかいねこ)
★取材テーマ&取材活動先
◇テーマ1 地域を担う女性たち 〜生活改善・福祉からまちづくりへ〜
◎ 夢未来くんま
◎ 地域福祉サポートちた「在宅支援から地域ケアへ」
◇テーマ2 市民からみたバリアフリー 〜あたりまえに暮らせる住まい・まち〜
◎ 社会福祉法人AJU自立の家
◎ 日進市ハッピーマップ
◇テーマ3 まちんなか研究室 〜建築資産を「使う」〜
◎ マイスター倶楽部
◎ 東三河ハートネット&まちづくり工房KAI
◎ 人コミュ倶楽部+マイルポスト
◇テーマ4 住まいと居住環境 〜健康で暮らす〜
◎ アトピー研究会・名古屋
◎ 木附の里
◇テーマ5 災害とコミュニティ・建築・まちづくり 〜災害と向き合う〜
◎ 西枇杷島ボランティア連絡協議会
◎ 名古屋市の松栄学区防災安心まちづくり委員会
★取材大学:
名古屋大学 名古屋工業大学 名古屋市立大学
豊橋技科大 愛知工業大学 愛知学泉大学
〜名古屋市立大学・住井祐介さんから情報提供いただきました〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 祝誕生!「大須301ビル」 ○
長年、携ってきた大須30番第1地区第一種市街地再開発事業による「大須301ビル」が12
月6日グランドオープンを迎えた。大須301ビルは、地元権利者やその家族の悲願であり、
元気といわれながらも厳しい経済状況に直面している大須商店街の期待を背負ってのオー
プンであった。
当日は、あいにくの雨模様であったが、大須30番第1地区市街地再開発組合の理事長など
による銅鑼の音とともにシンボルモニュメントとなる龍が姿を現す様子がテレビで生中継
され、話題となった。オープン後のビル内は、この日を待ちわびた商店街の方々や一般の
お客さんで溢れ、熱気で暑ささえ感じるほどだった。
ビルの目玉となる「大須中華街」は、開店と同時に満席となりすぐに行列ができ、新た
に訪れる人も加わり、店内通路は思うように進めない状態となった。北京、南京、四川、
香港など、この地域にはなかった中華料理店の集合体ということで、人々の関心は高い。
これまでも報道関係者の間では、大須は行けば必ずネタになるものがあるといわれ、何か
と話題が尽きないエリアであったが、この「大須301ビル」さらに「大須中華街」の出現
で今後もますます大須の注目度は高まることだろう。それにより、今以上に多くの人々が
大須を訪れ、この大須301ビルをはじめ商店街を回遊し、地域全体が活性化されることに
期待したい。
大須301ビルは、大須商店街にはなかった複数の権利者による共同ビルであり、権利者
は管理組織を立上げ運営面にも携っている。オープン後数日がたつが、常に館内を見回り
改善すべき点はすぐに協議し対応してきている。多くの人に喜んでもらえるビルを目指し
て、自身の店舗経営とあわせてビル運営にも力を注いでいる。
ビルがオープンしたことで、市街地再開発事業としては、ゴールが見えたことになる
が、権利者はスタートをきったばかりである。事業に関わった者として、今後も管理運営
に携る権利者を支援し、大須301ビルの発展と大須の活性化に向け努力していきたい。
(村井亮治)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/osu2/index.htm
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 人生の教科書[ロボットと生きる]/藤原和博・東島和子・門田和雄 著 ○
筑摩書房/2003年7月出版
本書の冒頭には、この本は理科離れを食い止めるための“新しい理科の教科書”だとい
う内容の宣言がある。そして、物理、化学、生物、地学といった理科的分野をカバーしつ
つも、身近な題材である「ロボット」を取り上げ、そこから科学や技術が学べるように編
集をしたと書かれている。
「ロボット」が身近な存在であるということに疑問を抱く方も多いと思われる。しかしこ
の本を読んでいただくと自分の身の回りにいかに多くの「ロボット」が存在しているかが
理解できる。例えば、いまどきの全自動洗濯機は、すすいで、乾燥までしてくれ、さらに
やたらと喋るものもあり、人の形はしていないものの“洗濯クン”という名の「ロボッ
ト」である。そして、科学や技術はさらに進み、SFや漫画・アニメに登場するような「ロ
ボット」と人間が共生する世の中が確実に到来することが納得できる。
からくり人形、回転寿司を握る寿司ロボット、医療用ロボットや人間型ロボットなど過
去・現在・未来の様々な「ロボット」について紹介しながらも、話は「ロボット」だけに
はとどまっていない。例えば、寿司ロボットの紹介では、“世界に輸出されるSUSH
I”や“寿司からわかる漁業資源や環境問題”について書かれている。また、失業や生き
がいの喪失、技術のブラックボックス化など“ロボットがもたらす負の問題”もきちんと
取り上げていて、題名の中に教科書という言葉が入っているのもうなずける。
この本では「ロボット」と人間の関係が常に書かれている。「ロボット」が試行錯誤の
繰り返しで開発され、研究を突き詰めていくと人間の研究につながること、ロボット創り
を通じて高校生が知識や技能だけでなく仲間と一緒に活動する楽しさと苦しさも学ぶこと
を紹介している。それを“ロボット創りは人創り、そして人間を知ること”とまとめてい
る。
「まちづくりはひとづくり」という言葉があり、ロボット創りとまちづくりに共通点が
あるとすると、まちづくりは「ひと」を知ることから始めるべきなのではないか。
(山崎 崇)
→ホームページに表紙の写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/robot.htm
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jpへ
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・前号の「まちのトピック」に掲載した記事について、その内容に間違いがありました。
修正したものを再掲載させていただきますので、よろしくお願いいたします。
・入居しているビルの1階に会社名のはいった看板が設置されました。少しわかりづらい
ビルでしたが、少しはわかりやすくなったでしょうか。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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