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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第83号]2003/9/8
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 575−−□
スペーシア・メールマガジンの第83号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・セラミック フォト・フェスタ2003
・日本建築学会東海支部都市計画委員会の調査レポート完成
◆名古屋まちづくり情報◆
・5周年を迎える白壁アカデミアと白壁地区の町並み保存
「白壁アカデミア5周年記念シンポジウム」
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ セラミック フォト・フェスタ2003 〇
愛知は瀬戸市・常滑市、岐阜は多治見市・瑞浪市・土岐市・笠原町、そして三重は四日
市市の7市町による「やきもの産地交流・連携推進協議会」では毎年さまざまなやきもの
イベントに取り組み、東海地区のやきものの魅力を全国へ発信しています。
昨年度からは、ホームページ開設による情報提供の充実を図るとともに、ホームページ
を活用した参加型イベントとして「セラミック フォト・フェスタ」を開催しています。
セラミックフォトフェスタはやきものをテーマにした写真コンテストです。単なるやき
ものの写真ではなく、例えば料理を盛り付けた器によるテーブルコーディネート、あるい
はやきもの産地の風景等、さまざまな感性を表現した写真を募集しています。
昨年は国内外から200点近くが集まり、「やきもの」という切り口で繰り広げられる
様々な生活風景が集まりました。
昨年に引き続き、最優秀作品には賞金10万円と各産地からのやきものセットが協議会
から贈られます。
→コンテストの詳細をHPで紹介しています。
http://www.yakimono.info/
〜スペーシア・竹内〜
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○ 日本建築学会東海支部都市計画委員会の調査レポート完成 ○
「地方都市の中心市街地の現状と課題 〜東海地方の事例から〜」
同委員会の住宅部会では1999年度より「中心市街地の住宅施策を考える」をテーマに研
究部会を開催し、中心市街地について自治体職員の話を聞き、現地を歩き、意見交換をす
るという活動を行ってきました。建築学会大会が東海で実施されるという機会にこれまで
の成果をレポートとしてとりまとめようということになり、さらに都市計画委員会として
取組んだ見学・交流会の活動も含め、メンバーで事例都市紹介を分担し、追加取材も行い
ながらとりまとめました。
事例として取り上げた14都市は、それぞれ特徴のある取組みをしているところであり、
参考になるところは多いものと思われます。これら事例都市での取組みを踏まえ、中心市
街地の課題についてもメンバーの考えをとりまとめています。ぜひご一読下さい。
下記ホームページに目次を掲載しています。
http://www.interq.or.jp/chubu/jutaku/
1部1,000円で頒布中です。スペーシアでも取り扱っています。
〜スペーシア・石田〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 5周年を迎える白壁アカデミアと白壁地区の町並み保存 ○
白壁アカデミアを設立して今年の9月でちょうど満5年を迎える。白壁アカデミアは、
名古屋市東区の白壁地区(白壁・主税町・橦木町)に残る近代建築物の保存と活用をめざ
して、市民参加型の「市民がつくる市民塾」を運営してきた。江戸時代の町割や近代建築
物に接する機会を提供することが歴史的街並みを保存・活用していく市民の動機づけにな
ると考えられる。近代建築物の保存・活用支援や白壁地区にまつわる物語の発掘、ボラ
ンティアの育成、市民への広報など、名古屋市が進めている、名古屋城から白壁地区を経
由して徳川園までの「文化のみち」の実体を形成していくことがこれからの目標となる。
そして名古屋市民として白壁地区の存在が誇りに思えるような、歴史文化・まちづく
り文化の拠点をめざしている。
具体的活動として、各回ごとに広く市民に呼びかけて開催する交流講座、特別講座、臨
時講座と一つのテーマを深く追求する5回連続講座形式の研究講座の4種類の講座を開催
している。特に交流講座は近代建築を活かしたまちづくりを現地を訪れて学ぶ講座であ
り、キャンセル待ちが出るほどの人気講座に成長した。白壁アカデミアならではのコンテ
ンツ(詳細な解説、日頃は見られない場所の見学、現地のまちづくり関係者との交流な
ど)を提供しているためであろう。特別講座はこれまでに建築やまちづくりに数多くの実
績を残されてこられた方々から、その当時の経験を講演する講座で、この間飯田喜四郎先
生(明治村館長、名古屋大学名誉教授)にお願いしている。飯田先生には固定のファンが
ついている。研究講座は、「レトロ建築を探る」「道の歴史学」「手の知」など、各期
(半年)で4〜5講座を開催している。
白壁アカデミアは地道な活動を5年間継続してきているが、その間にもいくつかの近代
建築が取り壊され、マンション化が進んできている。良好な住環境を有する白壁地区での
地価の下落がマンションの立地を容易にしてきている環境変化がある。このような状況に
対し、地域住民の街並み保全やまちづくりに対する関心が高まり、いかに白壁地区の町並
みを保全するのかの議論が始まった。専門的情報の提供など、そこでの白壁アカデミアに
対する期待は大きい。5年間の活動でようやく白壁アカデミアの存在の認知あるいは信頼
が地域で生まれたと考えている。
やるべきことは多々ある。まちづくりは息の長い活動であり、継続性が重要である。白
壁アカデミアも事業構造をしっかりとして、継続性に耐えうるNPOに脱皮していく予定
である。その節目として下記のシンポジウムを企画した。多くの人々の来場を乞う。
(井沢知旦)
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白壁アカデミア5周年記念シンポジウム
「これからの町並み保存はどうなる」
主催:白壁アカデミア
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地域の貴重な資産である町並み保存地区の建物が次々に壊されていきます。私達は東区
の白壁地区のそのような姿を何とかしようと議論を重ね、その地に拠点をおいた「市民塾
・白壁アカデミア」を開きました。お陰をもちまして、多くの市民の方々に支えられて、
今回5周年を迎えることができました。
レトロ建築講座では市内の近代建築を隈なく学び、手の知の講座では昔から伝わる職人
の技を評価し、古道講座では市内の古道歩きから町の歴史を発掘しました。また30回を越
す現地交流講座では東海地方の街並保存の人達を訪ね、同志としての交流を通して様々な
事を学びました。
残念ながらその間にも、志はありながらも経済的な理由から、いくつかの素晴らしい建
物がマンションへと変わっています。
5周年という節目を迎え、改めて、識者と皆様の知恵を集め、町並み保存の原点に返っ
てこれからのありかたを問い、白壁アカデミアの役割を考えて見たいと思います。
【日時】
平成15年9月27日(土) 午後1時30分〜5時10分(約3時間40分)
【場所】
名古屋都市センターまちづくり広場 大研修室 (金山南ビル11階)
入場無料(カンパ歓迎)
【プログラム】
総合司会 白壁アカデミア世話人 牛田信彦
主催者挨拶「白壁アカデミアの歴史と展望」
白壁アカデミア 代表世話人 井澤知旦
建築学会大賞受賞記念講演(50分)「建築・町並み・人間」
飯田喜四郎氏(明治村館長、名古屋大学名誉教授)
休憩
基調講演(60分)「これからの町並み保存はどうなる」
西村幸夫氏(東京大学大学院教授・「日本の風景計画」の編著者)
休憩
パネル・ディスカッション(80分)「市民は歴史的町並みを守れるか」
《愛知県》白壁地区 白壁景観問題担当弁護士・地区住民 藤田哲氏
《岐阜県》伊奈波界隈まちつくり会 事務局長 伊藤泰雄氏
《三重県》伊勢河崎まちづくり衆 副理事長 高橋徹氏
《奈良県》奈良まちづくりセンター 副理事長 黒田睦子氏
《コーディネーター》白壁アカデミア世話人 尾関利勝
【問い合わせ先】
白壁アカデミア TEL&FAX 052−930−7668
(月〜金 13:00〜18:00)
E−mail akademia@minos.ocn.ne.jp
〒461−0018 名古屋市東区主税町3丁目6−8(春田邸和館)
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jpへ
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・夏の大掃除を行いました。以前は年末にしかやっていなかったのですが、増えつづ
ける資料をなんとかしようと、夏は資料整理を中心とした大掃除です。とはいえ、不要
な資料を一部捨てることができただけ。貴重な資料を効率よく使いこなせるようにした
いのですが、難しいものです。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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