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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第78号]2003/6/30
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 570−−□

 スペーシア・メールマガジンの第78号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・瑞浪 クレイオブジェコンテスト
   ・(社)都市住宅学会中部支部 研究交流会 
  ◆名古屋まちづくり紹介◆
   ・桑名のまちづくり読本「まちづくり極意 くわな流」ができるまで 
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 瑞浪 クレイオブジェコンテスト ○

 やきもののふるさとで24時間、陶土と格闘するイベントが行われます。岐阜県瑞浪市で
毎年8月に開催されるみずなみ陶土フェスタの目玉イベント「クレイオブジェコンテス
ト」は、第1日目の午前10時に製作開始、翌日の午前10時までの24時間内に陶器の原料と
なる陶土(既に練ってあるもの)で180×90cmの板の上に、高さ1m以上2mまでの大きさ
でオブジェを作り上げ、その出来を競います。真夏の炎天下の元、若手のアーティストが
繰り広げる制作シーンに人気が集まっています。1998年から毎年開催され、横浜や広島な
ど遠方からも多くのグループが参加しています。昨年までは48時間での開催でしたが、最
初の一日を陶土練りに費やしていたため、今年からは機械で練った陶土を用いることにな
りました。

 イベント運営には商工会議所をはじめとする地元の若手が一丸となって取り組み、挑戦
者をあたたかくもてなします。

 陶芸作家の加藤孝造先生を筆頭に5名の著名な審査委員と一般審査員による厳正な審査
が行われ、グランプリ等の賞がその日の内に決定します。グランプリには80万円、準グラ
ンプリには10万円の賞金が出ます。募集チーム数は30チーム以内、各チーム6名以内の団
体参加が必要です。

・会 期 2003年8月9日(土)〜10日(日)美濃源氏七夕まつり8日(金)〜10日
(日)
・製作時間 9日午前10時〜10日午前10時まで(24時間)
・会  場 岐阜県瑞浪市寺河戸町元町ストリート(JR中央線瑞浪駅より徒歩3分)

詳細は下記ホームページをご覧下さい。過去の入賞作品も紹介されています。
http://www.mzcci.or.jp/event/toudofesta/toudo1.html

〜スペーシア・竹内〜

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○ (社)都市住宅学会中部支部 研究交流会 ○

 都市住宅学会の中部支部が今年4月の設立準備総会を経て発足し、最初の企画として下
記のとおり研究交流会が開催されます。住宅金融公庫名古屋支店との共催により、「特定
優良賃貸住宅及び高齢者向け優良賃貸住宅供給の動向」をテーマに下記のように報告と意
見交換が行われます。

            記

1.とき  平成15年7月31日(木) 午後1時30分〜3時30分
2.ところ  住宅金融公庫名古屋支店・5階大会議室
3.プログラム
(1:30〜2:20)
 ●豊橋技術科学大学建設工学系助手   谷  武  氏
  「特定優良賃貸住宅・高齢者向け優良賃貸住宅供給の現状
    〜居住者へのアンケート結果の分析から〜」

(2:20〜2:40)
 ●愛知県住宅供給公社賃貸住宅課主査  佐藤 悦巳 氏
  「高齢者向け優良賃貸住宅への取り組み
    〜サンコート砂田橋住宅の建設〜」

(2:40〜2:50)
 ●住宅金融公庫名古屋支店公共業務課副調査役
  箕浦 博之 氏
  「特定優良賃貸住宅・高齢者向け優良賃貸住宅への公庫
   の支援について 〜各種融資制度の概要紹介〜」

(2:50〜3:30)質 疑

4.参加費  無 料
5.定員   50名(先着順)
6.参加申込  
 氏名、勤務先、連絡先 TEL、 FAX、 E-mail を記入の上、年7月25日(金)までお
申し込み下さい。
  E-mail:gijutu06@io.ocn.ne.jp

7.問い合せ先  住宅金融公庫名古屋支店公共業務課 河田・村山
TEL:052−263−2906

 〜スペーシア・石田〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 桑名のまちづくり読本「まちづくり極意 くわな流」ができるまで ○

 「桑名のまちづくりブックが作りたい」という話を市役所の名物課長Iさんから伺った
のが2000年の夏頃。ちょうど桑名市では、東海道宿駅制定400年・桑名開府400年記念事業
として、2001年度に平成のまちづくり「くわなルネッサンス」を開催することになってお
り、これまでの桑名のまちづくりを総括し、市民とともに新しいまちづくりを進めるきっ
かけとなるまちづくりブックを作成するということは興味深い取り組みであった。後で聞
くとその頃、発行された「まちづくりブック伊勢」に刺激を受け、それに負けないものを
つくりたい、という思いがあったという。私自身も、浦安の「まちづくりがわかる本」に
刺激を受け、こんな本づくりに関わってみたいと思っていたところだった。

 編集委員会が立ちあがったのは2000年の年末。委員長に伊勢ブックの作成にも関わられ
た三重大学の浅野聡先生にお願いし、桑名に対する熱い思い入れをもった市民、歴史家、
建築家、都市計画家、大学の先生、市役所の職員などが参加。私も事務局として参加し
た。
 当初、数回の会議で本の構成・目次を決定し、分担して執筆に入るつもりが、編集委員
の桑名とまちづくりに対する思い入れが交差し、なかなか本の構成が決まらない。ようや
く「(ゆるやかな)目次構成案」として本の骨格がまとまったのが、翌年10月の第8回編
集委員会。2001年度中に発行をという当初の目論見は大きく狂ってしまった。実際に原稿
を分担してからも、委員会で意見交換する中で何度も文章を変更し、こんなことで本がで
きるのだろうか…と思ったのは私だけではなかったようだ。2002年7月からイラストレー
ターに参加してもらい、実に味のあるイラストができあがり、12月からは編集デザイナー
の参加によって、実際の本の形にすることによって、ようやく本の形がみえはじめ、実に
2年半、22回の編集委員会を経て「まちづくり極意 くわな流」ができあがった。

 この本づくりにあたっては、市民に桑名のまちのよさを知ってもらい、まちづくりに関
心をもってもらうため、机上の作業だけではなく、桑名の財産目録をつくり、実際にまち
に出て確かめたり、様々な分野の人々へのインタビュー調査を行ったりした。2001年の8
月には市民から有志を募り、試読会を開催し修正を加えた。イラストレーター、出版社、
編集デザイナーを選ぶにあたっても、複数の候補の中から、くわなのまちづくり本にふさ
わしい人を編集委員会で議論して決定した。このようなプロセスを経ることによって、時
間はかかったが、これまでに作成されたまちづくりブックとはまた違った、独自の味のあ
る本ができあがったのではないだろううか。
 また、この本づくりの特徴としてインターネットを多いに活用したこともあげておきた
い。編集委員会のメーリングリストを立ち上げ、委員会の記録をすぐにまとめて確認する
とともに、委員会で言い尽くせなかった意見も出し合った。さらに、編集委員会のホーム
ページも作成し、作成のプロセスを紹介するとともに、今後は、「まちづくり極意 くわ
な流」と合わせて活用してもらうことで、よりまちづくりの和を広げていく場として活用
していきたいと考えている。

 6月末に開催された第22回の編集委員会では、今後、蛤倶楽部としてこの本を活用した
活動を展開していくことが確認され、そのための様々なアイデアを出しあい、その後の打
ち上げでは、蛤倶楽部をNPO法人にという夢に語られた。この本づくりをきっかけに、
桑名のまちづくりの輪が広がることを期待したい。  (石田 富男)

→「まちづくり極意 くわな流」は、7月中旬頃より三重県内及び名古屋市の書店で販売
予定。発行所:中日出版社、AB判、96ページ、カラー8ページ、他2色。定価:本体1200
円+税。
 
→蛤倶楽部のホームページはリニューアル作業中。
 http://www.city.kuwana.mie.jp/Files/1/9601/html/book.html
 (現在は、編集委員会のホームページとして作成していた時のものとなっている)

→スペーシアホームページに表紙の画像などを掲載しています。
 http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/k-book/index.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jpへ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・名古屋まちづくり情報でとりあげた「まちづくり極意 くわな流」。スペーシアでも販
 売を取り扱っています。あなたのまちでも作ってみませんか。

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 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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