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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第75号]2003/5/19
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 550−−□

 スペーシア・メールマガジンの第75号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・愛知まちコン総会記念講演会 
  ◆名古屋まちづくり紹介◆
   ・迫力ある木造建築が軒を連ねる旅館街・
    三重県二見浦(ふたみがうら)表参道における歴史を活かした街づくり  
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 愛知まちコン総会記念講演会 ○

【日  時】2003年5月22日(木) 講演会  15:00〜16:45
  (まちコンの総会14:00〜14:30に引き続き開催します)
【場  所】(財)名古屋都市センター11階 大研修室
【テ ー マ】 「震災復興まちづくりにおけるコンサルタントのネットワーク」
【講 師 】  小林 郁雄 氏 ((株)コープラン 代表)

* 講師略歴は下記をごらん下さい。
http://homepage2.nifty.com/machiken/siryo/gyomu/koshi/kobayashi.pdf
    *終了後、講師を囲んで懇親会を開催します。
(金山駅周辺、会費制3000円程度)
【申 込 み】
愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会事務局
(宅地開発研究所内、担当;長谷川)までお申し込み下さい。参加費無料。
takken-nagoya@nifty.com

〜スペーシア・石田〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 迫力ある木造建築が軒を連ねる旅館街・
  三重県二見浦(ふたみがうら)表参道における歴史を活かした街づくり ○

 夫婦岩(めおといわ)で知られる二見浦は、大正から昭和初期にかけて海水浴客や修学
旅行生など大勢の観光客で賑わい、JR二見駅から夫婦岩に至る道沿いには、重厚な妻入
りの木造旅館が軒を連ねる旅館街が形成された。しかし、車社会が発達し、様々なリゾー
ト施設などが周辺地域に開発されてくるに伴って宿泊客は減少し、昔に比べるとまちの勢
いがなくなってきている。
 このような状況の中、平成9年度に、国が策定するHOPE計画(地域住宅計画)の指定地
区として旅館街が選ばれ、歴史的な街並みを生かしたまちづくりについての様々な提案が
盛り込まれた計画が策定された。そして、計画の実行部隊として二見浦まちづくり検討会
議が結成され、住民が参加するまちづくり活動がはじまった。旅館の主人や建築家など、
現在10人の会員がいる。
 検討会議では、町並みを守るための条例制定に向けて二見町と一緒に検討を重ね、その
成果として平成13年度には「二見町の景観・文化を守り、育て、創る条例」が制定され
た。この中で、建物の改修や建て替えにあたり基準とする構造、高さ、素材、色などが示
され、改修費用の3分の1、上限100万円が町より助成されることとなった。この基準を
適用した改修の第1号として、土産物店が建具などの修理を行った。
 また、HOPE計画で提案された「道路の修景」を実現化するにあたり、どのような道路に
するか検討を重ねてきた。町では平成14年度から「街なみ環境整備事業」を実施してお
り、検討結果を受けて舗装の変更などを行う予定になっている。道路づくりを考えるにあ
たり、地元住民を主体とする検討会議と町の意見が合わない内容もある。大きな争点と
なっているのは車の通行規制についてである。歩きやすい環境づくりのために町は車の通
行規制を提案しているが、検討会議は商品や備品の搬出入がしにくくなったり、宿泊客の
利便性が損なわれるのは困ると猛反対している。双方の意見を汲んだ計画づくりが必要で
あろう。
 また、JR二見駅から夫婦岩に続く道を「夫婦岩表参道」と名付けてパンフレットを作成
・配布するなどのPR活動や、空き店舗を活用したギャラリーの運営、道沿いの各店舗の
前に行燈を灯す活動などを行っている。
 まちづくり検討会議以外にも、住民による熱心な活動が展開されている。旅館の中に
は、歴代の諸皇族が宿泊した由緒ある旅館二見館別館・賓日館(ひんじつかん)もある
が、二見館の休館と同時に閉鎖され、存亡の危機にさらされていた。しかし賓日館を愛す
る人々の集まりである「二見浦・賓日館の保存と活用を考える会」の熱心な活動が実を結
び、町が買い取ることが決定した。
 このように、HOPE計画をきっかけとして始まった歴史を活かしたまちづくりが、少しず
つ形になりつつある。今後、道路や町並みの修景、賓日館の整備が進んでいけば、再び観
光客の注目を集め、賑わいを取り戻すことにつながっていくのではと期待される。  
(伊藤 彩子)
(情報提供:二見浦まちづくり検討会議代表 南家幸人さん)

→ホームページに写真を掲載しています。
 http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/futami/index.html 

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jpへ
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・スペーシア・メールマガジンに、タウンキーピングの会を取り上げていただきあり
がとうございます。
 ところでいつもスペーシア・メールマガジンは、全て所員の方の署名記事なのです
が、この記事に限ってお名前がありませんでした。どなたが書いてくれたんでしょう
か。どうもありがとうございます、とお伝えください。
 タウンキーピングの会では、この連休中、「感動のまちかどフォトギャラリー」と
題して、スペーシアの竹内さんが担当されたやきもの産地協議会が実施した入賞作品
を各店舗に展示し、スタンプラリーを実施しました。会期中、私も行きましたが、相
当な数の来場者があったようです。スタンプラリー用紙には、昨年度定めた「やきも
の散歩道心得」を印刷し、心得の啓発を図るという意図もあったのですが、成果はど
うだったでしょうか。メールマガジンに書かれた「ゆるやかな観光地化」の達成はな
かなか難しいかもしれませんが。
(尾崎智央さんよりいただきました)
→メールありがとうございます。署名がなかったのは完全に編集担当の私のミスです。
 署名(竹内 郁)を追加しておいてください。
 常滑のまち、おもしろくなりそうですね。期待しています。(石田)

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・また、デジカメのデータがおかしくなってしまいました。以前、誤って削除してしま
 い、その復活のためのソフトを手に入れたのですが、今度はアクセスできなくなって
 しまったのです。前のソフトが使えず、これは業者に頼んで2〜10万円をかけて修復
 してもらわないといけないのか…と思ったのですが、ありました。こんなケースにも
 対応できるソフトが。前の時にこのソフトを買っておけばよかったと悔やんでいます。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
   メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
 〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル5階
  TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
   URL    http://www.spacia.co.jp/
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