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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第67号]2003/1/27
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 537−−□
スペーシア・メールマガジンの第67号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・シンポジウム 名古屋大都市圏のリノベーション(2月14日)
◆施設紹介◆
・望洲楼 〜半田市亀崎地区〜
◆視察レポート◆
・「旧丸ビルの再生」の話題から
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ シンポジウム 名古屋大都市圏のリノベーション ○
「21世紀の国土のグランドデザイン(平成10年3月)」等の国土計画においては、
「大都市のリノベーション」が戦略の1つとして示されています。これは、多くの国民の
生活の場となっている大都市で、人間性の回復を重視した安全でうるおいのある豊かな生
活空間を再生するとともに、わが国の経済活力の維持に貢献するため、大都市空間を修復
・更新し、有効活用することとされています。
「名古屋大都市圏のリノベーション・プログラム」は、この「大都市のリノベーショ
ン」の実現に向けて、50年後を見据えた長期的展望のもと、地域構造の抜本的再編の方
向を描くプログラムとして、策定調査委員会により提案されたものです。
本シンポジウムは、その内容や取り組みに向けた事例を報告していただくとともに、多
様な主体がリノベーションの推進に向けて取り組んでいくための契機の場として企画しま
した。自治体、企業、NPO等の多くの方々の積極的なご参加をお願いいたします
【日時】平成15年2月14日(金) 午後1時30分〜4時30分
【場所】(社)名古屋銀行協会5階大ホール 名古屋市中区丸の内2-4-2 tel
052-231-7851
【内容】
○基調報告・講演「名古屋大都市圏のリノベ−ション・プログラムについて」
奥野信宏(名古屋大学総長特別補佐・経済学部教授、名古屋大都市圏の
リノベーション・プログラム策定調査委員会委員長)
○リノベーションの推進にむけた取り組み事例報告
■「ものづくり文化回廊」の取り組み
東海地域のやきもの4産地(美濃・瀬戸・常滑・萬古)
が県境を超え連携して地域振興と産業振興に取り組む
■「環境インフラ」の取り組み
市内を流れる五条川を市民と行政が協働して整備し、
環境インフラとして五条川の活用に取り組む
○パネルディスカッション
「名古屋大都市圏におけるリノベーションの推進に向けて」(仮題)
コーディネーター
伊藤 滋(早稲田大学教授、名古屋大都市圏の
リノベーション・プログラム策定調査委員会顧問)
パネリスト
奥野信宏(前掲)
天野 昭(月刊「ニューメディア」発行人、仏教大学教授)
森下慶子((株)ケイ・ピー代表取締役)
鈴木昌義((社)名古屋青年会議所理事長)
加藤正嗣(名古屋市総務局理事)
【主催】国土交通省 都市・地域整備局/中部地方整備局/都市基盤整備公団中部支社
【協賛】(社)中部建設協会
【参加費】無料
【申込方法】
E−mail shimizuh@nui.or.jp または
ホームページ http://www.nui.or.jp/sintyaku/renov.htm
で、(財)名古屋都市センター「シンポジウム 名古屋大都市圏のリノベーション」事務局
(担当:清水)までお申し込み下さい。 (申し込み期限 2月7日)
【問い合わせ先】
国土交通省 中部地方整備局 企画部広域計画課(担当:永田)
tel 052−953−8129
建政部計画管理課(担当:横田)
tel 052−953−8571
(財)名古屋都市センター 調査課(担当:清水)
tel 052−678−2216(月曜休館)
〜スペーシア・井澤〜
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◆施設紹介◆ −名古屋から情報発信−
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○ 望洲楼 〜半田市亀崎地区〜 ○
半田市といえば、毎年3月中旬〜5月上旬にかけて開催される山車祭りが有名である。
半田市の31台の山車の中でも、愛知県指定有形民族文化財に指定されているのは亀崎地区
の5台の山車だけである。この山車には、諏訪の立川和四郎富昌ら(江戸時代後期)によ
る、立川流の彫り物が施され、「力神」を代表とする躍動感あふれる見ごたえのあるもの
が多い。この山車の歴史をさかのぼると、山車祭りの車元(一年間の祭礼のスポンサー)
に、「望洲楼」歴代当主である成田新左衛門の名前が出てきた。亀崎で「望洲楼」と言え
ば老舗の旅館であるが、どんな歴史をもっているか、また今どのような利用がされている
かを知りたいと思い訪れてみた。
望洲楼は、安政2年(1855年)に四代目成田新左衛門によって宿泊を目的に開業され
た。田山花袋・柳田国男など著名人や亀崎の13軒の造り酒屋の関係者によって利用され
た。現在では、料亭として会食、宴会そして接待などに利用されている。他に結納や結婚
披露宴にも利用され、知多半島、西三河から平日、休日問わず来客がある。全10部屋のう
ち6部屋と全ての部屋が使われていないのは、建物が傾斜地にあり、階段が長く一番上の
座敷まで上がるのが、現在の人では大変であるなどの理由からである。
会席料理は5000円からと安くはないが、望洲楼の座敷からみる亀崎港の景色と趣のある建
物でいただく料理は昔ながらの情緒いっぱいで格別だ。建物に関心のある人は、予め連絡
をとれば建物だけの見学も出来る。
まちの資源を調べることにより、知多半島の一角に歴史ある建築物が残っていることを
発見できたのには驚いた。今後、このようなまちに隠れた資源をどのように市内・市外に
PRするかがまちの魅力向上には、欠かせないと思う。 (浅井 洋樹)
ホームページはこちら→ http://www.boshuro.com/
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/konna/bousyuro/index.htm
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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 「旧丸ビルの再生」の話題から ○
少し以前の話題になるが、昨年の11月初めに東京への出張の際、建替えられた「丸の内
ビルディング」を訪れた。オープンから2ケ月しか経っていないこともあり、ビル内は多
くの人で賑わっていた。また、これまで東京駅はよく利用するがその周辺に足を運ぶとい
うことは殆どなかったが、丸ビルが駅正面にあり移動の合間の時間調整も兼ねて訪れた。
こうした“ちょっと時間潰しに”という人もこの賑わいの要因らしく、新たな客層の呼び
こみにも成功している。丸ビルは、基本的にはオフィスビルだが、下層階へのショップの
導入が話題の的のようだ。また、上層階の高級レストランは暫く予約で満席という盛況ぶ
りだ。ただ、高層ビルにありがちな”展望フロア”はなく、上層階への直通EVにはご丁
寧に「展望フロアはございません」と掲示されていた。しかし、地方人の悲しい習性でつ
いつい昇り、フロアのちょっとした吹抜け空間から東京の夜景を一望してきた。
ここ名古屋では東京のような大規模な商業開発も少なく、また新しい商業空間もローコ
スト化が全面にだされたものが多く、それほど魅力を感じるものはなかった。そのせい
か、丸ビルのアトリウムを配したゆとりのある空間やフロア内装などをみて、改めて東京
での(再)開発の勢いのようなものを感じた。
今回の丸ビルも含めて東京での(再)開発ラッシュはまだまだ続くようだ。東京駅から
すぐ近くに比較的新しい「東京国際フォーラーム」があるが、ある業界紙で、”その
フォーラムのあるエリアの開発を進めるため施設取壊しも視野にいれた検討が”という記
事も目にしたことがあり、あれを取壊してまでも開発するのかと驚いた。常に(再)開発
の話題が絶えない東京。世間が不況といわれている中でなぜ?と考えさせられるが、それ
でも計画が立ち上がり現実的に動き続けていることに感心する。再開発に携わる者として
は、そうした計画の推進方策や手法などが興味深く、機会があれば色々と情報収集してみ
たい。 (村井亮治)
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jpへ
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・当事務所のあるビルの地下に入っていた台湾料理の店が正月明けて来てみると、
撤退していました。結構長く続いていた店だったのですが…。
・発行日が1日遅れてしまいました。申し訳ありません。が、決して担当者が忘れて
いたわけではありませんので…。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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