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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第64号]2002/12/16
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 491−−□
スペーシア・メールマガジンの第64号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・都市再生元気フォーラム2002inなごや
◆名古屋まちづくり情報◆
・津島市歴史を活かしたまちづくりワークショップ
◆視察レポート◆
・上海エピソード
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 都市再生元気フォーラム2002inなごや ○
〜中部国際空港開港と国際博覧会後の元気都市・名古屋の再生をめざして〜
日 時 平成14年12月20日(金) 13時30分〜17時
会 場 栄ガスビル・ガスホール 名古屋市中区栄3-15-33
(地下鉄名城線矢場町駅 6番出口 徒歩2分)
定 員 200名(定員になり次第受付を終了いたします)
参加料 無 料
1.基調講演 伊藤 滋 氏
(社)再開発コーディネーター協会 会長
早稲田大学教授 慶応義塾大学大学院客員教授 東京大学名誉教授
2.報 告 「首都圏と近畿圏の再開発事情」
大谷 昌夫氏 首都圏(社)再開発コーディネーター協会理事
白國 高弘氏 近畿圏(社)再開発コーディネーター協会理事
3.パネルディスカッション 「元気都市・名古屋の再生をめざして」
○パネリスト 東海旅客鉄道且謦役会長 須田 寛 氏
中京大学教授 水谷 研治氏
名古屋市立大学教授 瀬口 哲夫氏
都市基盤整備公団中部支社長 木村芙美雄氏
○コーディネーター (社)再開発コーディネーター協会会長 伊藤 滋 氏
【情報交換会】 17時30分〜19時30分 会 場 同ガスビル5F ガス燈ラヴィエ
TEL 052-242-7145
定 員 100名 (定員になり次第受付終了)
会 費 3,000円
【名古屋都心再開発情報視察会 (名古屋駅前地区・栄地区)】
日 時 平成14年12月21日(土) 9時30分〜12時頃
会 場 栄公園オアシス21 バスターミナル会議室
定 員 30名 (名古屋地域を除く会員を対象 定員にて受付終了)
会 費 500円
主 催 (社)再開発コーディネーター協会 都市再生元気フォーラム2002inなごや実行委
員会
後 援 国土交通省中部地方整備局/愛知県/名古屋市/都市基盤整備公団中部支社/
名古屋商工会議所/(財)名古屋都市センター/名古屋都市再開発促進協議会/
名古屋都市再開発研究会/東邦ガス
6.お問合せ先 ※参加申込用紙の配布先
(社)再開発コーディネーター協会
TEL 03−3437−0261 FAX 03−3432−8908
http://www.urca.or.jp/index.htm
〜スペーシア・村井亮治〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 津島市歴史を活かしたまちづくりワークショップ ○
津島市では、平成13年度に「歴史を活かしたまちづくり計画」を作成し、平成14年度に
は地域の人達と一緒により具体的な計画づくりをするためのワークショップを開催してい
る。10月から2月にかけて1ヶ月おきに5回開催される予定であり、これまでに3回が終
了した。第1回は、地域の魅力を再発見する町並みウォッチング、第2回は歴史的な街道
である本町筋の将来イメージについての意見交換、第3回は駅と津島神社をつなぐ天王通
りの将来イメージについての意見交換を行った。参加してくれているのは、地域にお住ま
いの方、商業者の方など約20人で、意見交換は10名程度のグループに分かれて行い、最後
に各グループの結果を発表しあうというスタイルで行っている。
このようなワークショップのよいところは、ひとりひとりが知っている地域の情報を交
換することができることで、これによって、よいところや問題点などについての思いを広
げていくことができる。私自身の一番の発見は、「巨木」であった。これまで何本かの大
木があることは気づいていたが、ワークショップの中で、少なくともこの地域に6本の重
要な「巨木」があることがわかった。「巨木」という呼び方は、ワークショップの中で聞
いたものである。このように、参加者ひとりひとりが、それぞれ違う発見をしていること
と思う。
残り2回のワークショップでは、本町筋、天王通りの将来イメージを実現するための具
体的な方法について話し合う予定になっている。計5回のワークショップの中で集約され
た意見は、これから津島の中心部のまちづくりを考えるうえで、基礎になっていくものだ
と思っている。 (伊藤彩子)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/tusima/index.htm
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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 上海エピソード ○
本年11月に上海へ行く機会を得た。上海については、最近その高度経済成長ぶりがテ
レビや雑誌に紹介され、テレビCMにも登場するなど、多くの情報が耳目に入ってくる。
そこで、高度経済成長ぶりをここで述べても面白くないので、いくつかのエピソードにつ
いて、紹介したい。
基礎資料として。
・ 面積は6,340kuで、市と言っても名古屋市の20倍近くある。愛知県の1.2倍
以上。
・ 人口は1,322万人で、名古屋市の6倍、愛知県の2倍弱、中国全人口の1%。
・ GDPは4551億元(1元=15円として6兆8千億円)中国全体の5%。
【上海城市規劃展示館】
印象に残った施設に「上海城市規劃展示館」がある。日本語で言うなら「上海都市計画
展示館」ということになろうか。ここは上海市の都市計画と都市建設の総合案内施設であ
り、2020年の都市像を示す場になっている。圧倒されるのは2020年をイメージし
た1/500のスケールの模型展示である。模型面積600uもあり、世界一の規模を持
つ。400mの超高層ビルが80cmで表現される。個々の家々まで見ることができる。
展示館には他にも原寸大の1930年代上海の町並み再現空間や歴史紹介写真館もある
が、これ一つで十分見る価値があり、期待を裏切らない。直接的でないにしても、この迫
力ある将来模型を見て、その発展を彷彿とさせ、海外から上海への投資意欲をかき立てる
一つの道具になっていると思わせるほどの迫力がある。
【観光と土産】
上海は工場誘致、企業誘致などに力を入れているが、観光産業にも力を入れているよう
に思える。
イギリス租界地であったバンドのライトアップが施され、夜景が演出されている。光のあ
て方は繊細さがなく粗いが、それが上海と思えば納得がいく。黄浦江に沿ってクルーズす
る。
もう一つは豫園界隈である。豫園そのものは大邸宅の庭園を開放したものであるが、そ
の界隈には豫園商城という商業施設や飲食店がが建ち並ぶ。そこは近代ビルでなく、旧き
時代の町並みの中に店舗が入っている。ここにもスターバックスとケンタッキーフライド
チキンが店を構えていた。以外にもマクドナルドはない。
さて、ここでは土産店が集積している。観光客の多くが訪れ、買いに来るのであろう。
しかし、値札は付いていても、それが妥当な価格なのか不明である。通説、上海人に売る
価格を1とすれば、他の中国人には2、外国人には3で売っているらしい。よって、半値
八掛けで買えば儲けものであるが、なかなか価格交渉は言葉が通じないせいもあってうま
くいかない。それでも熱心に売り込みにかかる。10年以上前に上海を訪れた人が言うに
は、「これを下さい」といっても、店員は見向きもせず、近づいて「これ下さい」と言っ
ても、「日本人には売らない」と言われたとのこと。それだけ、今日の商売の熱心さは1
0年前と雲泥の差である。
【新と旧の対比】
浦東地区は超高層ビルが林立し、これからも建設計画が目白押しである。都心部も同様
に至る所で工事が行われている。しかし、近代ビルの景観は欧米であれ、日本であれ、同
じ様なものであり、さほど感動するものでない。しかし、再開発ビルの奥の町並みは、旧
来のものであり、そこには生活がぷんぷん臭う。建物は薄汚く、洗濯物は窓から突き出し
て干され、生活の一部が屋外空間にはみ出しているのである。露地や小路が至るところに
あり、その迷路はゾクゾクさせる。この対比こそ上海の姿であり、視察の際は両方を見る
べきであろう。
上海の建設にかかる制度も海外のベストな制度を導入しているようである。しかし、運
用上は有効に活用されていないふしがある。この対比も上海の姿である。
【笑顔と眉間のしわ】
上海の人々は、昨日よりも今日、今日よりも明日、豊かになることを実感しているの
で、笑顔が多い。翻って日本はどうか。昨日よりも今日、今日よりも明日、景気が悪くな
り、不透明感が増すので、眉間にしわを寄せる。上海サクセスは日本が既に経験してきた
ことである。
生きる力は、金銭の多少でなく、明日への希望かもしれない。 (井澤 知旦)
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jpへ
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・今年の年末年始は土日がうまくはまって9連休になるところが多いと思いますが、
スペーシアにも12/28〜1/5が休みとなります。よろしくお願いします。
・次号、発行予定日は12/30ですが、たぶん31日の夜になると思います。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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