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◆ ■◆ ◆ ■ ■ ◆ 都市研究所スペーシア
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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第52号]2002/7/1
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 467−−□
スペーシア・メールマガジンの第52号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・日本建築学会東海支部講演会 「日本の住まいの20世紀から引き継ぐもの」
◆名古屋まちづくり情報◆
・豊田市小型電気自動車共同利用システム
◆図書紹介◆
・区画整理・再開発の破綻 底なしの実態を検証する
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 日本建築学会東海支部講演会
「日本の住まいの20世紀から引き継ぐもの」 ○
新たな世紀を迎え、20世紀の住まいをふりかえり、豊かな住まいのあり方を展望しま
す。なお、名古屋の住まい及び建築学者西山夘三の目を通してみた日本の住まいを、写真
や図表を用いてわかりやすく解説したパネル展「住まいとまちの20世紀展」を同時に開
催します。
【日時】 7月27日(土) 13:30〜16:30
【場所】 (財)名古屋都市センター・大研修室
【内容】
講演1 「西山夘三が生涯めざしたもの
−21世紀に生きる私たちへのメッセージ−」
安藤 元夫(近畿大学理工学部教授)
講演2 「名古屋の住まい・まちづくりと西山理論」
佐藤 圭二(中部大学工学部教授)
鼎談 「住まいとまちのきのう、きょう、あす」
安藤 元夫+佐藤 圭二
【申込方法】氏名、所属、連絡先を書いて、はがきかFAXにて下記まで申し込み下さい。
締切 7月10日(木)必着
【申込先】日本建築学会東海支部
〒460-0008 名古屋市中区栄4-3-26 昭和ビル5階
FAX 052-261-0251
【備考】入場無料。定員150名(申込多数の場合、お断りすることがある)
□展示会□
「住まいとまちの20世紀展 名古屋の住まい&西山夘三と日本の住まい」
【期間】7月16日(火)〜8月25日(日) 10:00〜18:00
(金曜日は19:00、土・日曜日は17:00まで。月曜日は休館日)
【場所】(財)名古屋都市センター・まちづくり広場
〜スペーシア・石田〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 豊田市小型電気自動車共同利用システム ○
豊田市では平成13年3月1日から「小型電気自動車共同利用実験」を行っている。公募に
よる一般市民会員100名、豊田市役所職員会員100名による共同利用は、順調に行われ、平
成13年度の利用者アンケートでは、自動車走行距離が約81%減少し、鉄道利用が約8倍に
増えたとの調査結果が出た。(豊田市パンフレットより)
当初は市民限定の無料モニター実験だったのだが、2001年8月からは豊田市駅前で共同
利用実験を行っている小型電気自動車を、会員以外の人も利用できるようになった。(1
日2組程度)名鉄豊田市駅の東口に4台の電気自動車が停車するデポがあり、斜向いの予
約管理センターで申し込むと、係の女性が空き状況を確認、利用可能であれば、免許証を
提示して利用申込書に必要事項を記入し、ICカードをその場で発行してもらえる。2人
乗りの小型自動車「e-com」はエンジン音が全くないのが少々不気味な気もするが、運転
方法は通常のオートマ車と変わらず、広い道は軽快に狭い道は機敏に走ることができる。
美術館やスタジアム、鞍が池公園など観光スポットが点在している豊田市では市外からの
ビジターにとって、非常に利用しやすいと感じた。一般利用については事前予約ができな
いこともあり、まだまだ気軽に利用するとまでは行かないが、21世紀型の交通システムを
一度体験するには絶交のチャンスではないかと思う。
利用条件は@自動車普通免許を持っていること A実験の趣旨をよく理解し、利用後ア
ンケート協力すること BICカード(当日1回のみ有効)の作成手数料として、1000円
を負担すること の3つ。利用可能時間は午前9:00〜午後6:00までの間で、車両が開い
ている時間。1回の利用は最長4時間まで、事前予約はできない。
詳細は豊田市のHPで
http://www.its.toyota.aichi.jp/topics/EV/EV.htm
または豊田市役所建設部 交通政策課 0565-34-6603まで (竹内 郁)
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 区画整理・再開発の破綻 底なしの実態を検証する ○
NPO法人 区画整理・再開発対策全国連絡会議 編
区画整理や再開発の実現が難しくなっているということは感じていたが、ここまで事態
が悪化しているとは…。国家や地方財政の危機的状況に「将来は日本を脱出しなくては」
と思ったこともあったが、危機的状況はそれだけではなかったのだ。隠れた不良資産のつ
けがどこにくるのかと考えるとおそろしくなってくる。
本書では、区画整理や再開発が本来のまちづくりとしての目的を逸脱し、不動産経営的
な側面を前面に押し出した事業が破綻した実態を生々しく伝えている。もともとは都市計
画決定をしない民間の宅地開発として実施された区画整理が保留地が売れず、事業が成立
しなくなる中で、補助金を投入するために、後追い的に都市計画決定を行っているような
事例には、都市計画とは何かということを改めて問いたくなる。
本書では、区画整理・再開発の破綻をもたらした要因として、資本原理の暴走、総無責
任体制、大規模開発神話、公共性の欠如の4点が指摘されているが、この中で都市計画コ
ンサルタントがどういう役割を担ったのかということは気になるところだ。幸いにという
べきか、私はこのような破綻の状況に直面している区画整理や再開発に関わっていない
が、それはたまたまだったともいえる。もし、このような事例に関わっていた時、時代の
雰囲気に押され、ずさんな事業計画を立案するようなことがなかったと自信をもっていえ
るだろうか。
破綻の状況は今も続いている。いや、無謀な計画が今も立案されているという。今なら
自信をもってNOということができる。失われた10年の損失は大きいが、歴史から学ぶこ
とは多い。それを活かさないと日本に未来はない。子供達に日本を脱出を考えさせるよう
なことがないようにしたいものだ。 (石田 富男)
→ホームページに表紙の画像を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/kukakuseiri.htm
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jp
へ
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・やはり梅雨の屋久島は雨でした。6/21〜23の社員旅行、名古屋は快晴だったという
のに、初日、2日目と大雨。残念ながら縄文杉登山は中止でした。しかし雨でも魅力
は一杯。時期を変えてもう1度来なくては、という声もでています。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
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◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
〒460-0034 名古屋市中区栄5-16-14 新東陽ビル5F
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URL http://www.spacia.co.jp/
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