◆ ■ ◆ ◆ ■ ◆
◆ ■◆ ◆ ■ ■ ◆ 都市研究所スペーシア
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ メールマガジン
◆ ■ ■ ■■ ■ ■ ■■ (隔週発行予定)
■ ■◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■
◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第50号]2002/6/3
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 467−−□
スペーシア・メールマガジンの第50号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・名古屋市・港区にトリックアート出現
・「住まいとまちの20世紀展」開催にむけて準備進行中
・「まちづくり月間」(6月)講演会
・2002年度の愛知県 人にやさしい街づくり連続講座受講者募集
◆名古屋まちづくり情報◆
・名古屋都心で進む大規模プロジェクト
・有松絞り祭り
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
☆*****************************************************************
◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
******************************************************************☆
□ 名古屋市・港区にトリックアート出現 □
住民によるまちづくりグループ「夢塾21」がとりくむ防潮壁の修景のプロジェクトの
1つトリックアートが5月に完成しました。名古屋市緑区に在住されている渡辺健一先生
にお願いし、階段と滝という2つの絵を描いていただきました。渡辺先生は、当地域で唯
一のトリックアートを手がけておられる方で、夢塾21の取り組みを説明し、興味を持って
いただき、協力していただくことができました。先生には夢塾21の会議にも出席していた
だき、メンバーからのいろいろな注文にも(素人の無理な注文にもかかわらず)対応して
いただきました。
現地での西日の思わぬ強さに、当初の予定とはやや異なる絵となりましたが、結果はト
リックにより驚く結果になったと思います。(当初、シャチの絵は正面からは見えず、道
路側からは見えるという計画でしたが、最初に目にする道路側(西側)からは見えずに正
面から東側に移動して初めて見えるようになるというふうに変更されました。)
来年の春には、東側部分に、今度は先生の監修で子供達にトリックアートを描いてもら
うということを計画しています。このほかにも、防潮壁の修景に向けて様々なプロジェク
トが進行中です。名古屋港を訪問された際には、防潮壁にも立ち寄ってみて下さい。地下
鉄名古屋港駅下車すぐのところです。
→ホームページにトリックアートの画像を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Topic/topic/trickart.htm
→防潮壁の修景の取り組みの経緯については
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/tukizi4.htm
〜スペーシア・石田〜
-----------------------------------------------------------
□ 「住まいとまちの20世紀展」開催にむけて準備進行中 □
日本建築学会東海支部都市計画委員会では、大阪、東京、京都で開催され、好評を博し
た「西山夘三と日本のすまい展」を名古屋でも開催できないかと準備をすすめてきまし
た。せっかく開催するなら、それだけではなく、名古屋で独自のパネルを作成して展示し
ようと、昨年秋より実行委員会を結成し、名古屋の住まいを紹介するパネル作成をすすめ
ており、50枚程度を作成する予定です。
あわせて、今年度、日本建築学会賞を受賞された佐藤先生、安藤先生を招いての講演会
も予定しています。
<パネル展>
7月16日(火)〜8月25日(日) 名古屋都市センター・まちづくり広場
<講演会>
「日本の住まいの20世紀から引き継ぐもの」
7月27日(土)午後1時30分〜4時30分
講演:西山夘三が生涯めざしたもの 21世紀に生きる私たちへのメッセージ
安藤元夫/近畿大学理工学部 教授
講演:名古屋の住まい・まちづくりと西山理論」
佐藤圭二/中部大学工学部 教授
鼎談:住まいとまちのきのう、きょう、あす
安藤元夫+佐藤圭二
〜スペーシア・石田〜
-----------------------------------------------------------
◎ 「まちづくり月間」(6月)講演会 ◎
日時:平成14年6月7日(金)14:00〜16:50 (開場13:30)
場所:名古屋市中区役所ホール(中区役所朝日生命共同ビルB2)
(名古屋市中区栄4−1−8)
講師:○椎原晶子(しいはらあきこ)
谷中(やなか)学校代表、地域プランナー
演題「見つける・育てる町の魅力」
〜市民とNPOの働き〜
○鈴木誠(すずきまこと)
岐阜経済大学経済学部教授
演題「協働のまちづくりは可能か」
〜大垣と幸田の実践で学んだこと〜
主催:国土交通省中部地方整備局、愛知県、名古屋市、
都市基盤整備公団名古屋支社
問合せ先
:愛知「まちづくり月間」実行委員会事務局
(愛知県住宅企画課市街地整備グループ)
052−961−2111(内2775) 裏見、鶴
〜中部地方整備局の朝比奈志浩さんから情報提供いただきました〜
---------------------------------------------------------
◎ 2002年度の愛知県 人にやさしい街づくり連続講座の
の受講者募集がはじまります ◎
人にやさしい街づくり連続講座 実行委員会 委員長 曽田
忠宏
障害がある人、お年寄り、子どもなどすべての人が安心して暮らし、気軽に外出できるよ
うに・・・
愛知県では、1994年に「人にやさしい街づくりの推進に関する条例」を定めて以来、街の
中でつくられる施設は、どんどん「いいもの」になってきました。また、人々の意識も大
きく変化し、街に出ると、しばしば「やさしさ」を実感する場面に出会うようになりまし
た。
愛知県では、1995年以来、毎年この講座を開催してきました。東三河版も合わせると、通
算11回開催してきています。
この講座は、人にやさしい街づくりへの理解を深め、自らが課題を認識し、考え、行動
し、人と人とのネットワークを広げる「場」として企画しています。そして、地域で、人
にやさしい街づくりの取り組みを進めていただくことを期待しています。
---------------------------------------------
もっとやさしい街にするために・・・
わたしができること・やりたいことを見つけよう!
仲間をつくってやってみよう!
---------------------------------------------
人にやさしい街づくりに関心があり、地域で街づくりを実践されている方、これから地域
で街づくりを推進しようとしている方なら、どなたでも受講できます。
興味をお持ちになったら、まずは募集要項をご請求ください。
■開催日時
2002年7月27日(土)〜9月28日(土)の間の原則として毎週土曜日です。
時間は、午後1時から5時までです。
ただし、8月3日の車いす体験は、午前10時より行います。
また、9月8日〜9月20日はグループワーク期間で、活動内容・スケジュール等は、グ
ループ毎で決めていただきます。
■■■ 問い合わせ ■■■
愛知県建設部建築指導課街づくりグループ
〒460-8501 名古屋市中区三の丸三丁目1番2号(愛知県庁本庁舎5階南側)
TEL 052-961-2111内線2839 FAX 052-951-0840
<URL http://www.pref.aichi.jp/kenchikushido/machi/machi.htm>
人にやさしい街づくり連続講座実行委員会
E-mail H-N-E-C@egroups.co.jp
■■■ 申込期間 ■■■
6月28日(金)午後5時まで
■■■ 人にやさしい街づくりアドバイザーとは? ■■■
この講座の受講者の皆さんには、講座終了後は、「人にやさしい街づくりアドバイザー」
として、地域で、人にやさしい街づくりの取り組みを進めていただくことを期待していま
す。これまでに、525名の方々にアドバイザーとして登録していただいています。
■■■ ご意見もお待ちしています ■■■
この動きについては、人にやさしい街づくり情報ターミナルのページ
http://nagoyanet.ne.jp/momo/index.htm
講座用のコーナーでみることができます。
また、連続講座用の掲示板
http://bbs1.otd.co.jp/173523/bbs_plain
を設置し、実行委員会に参加できない人にやさしい街づくりアドバイザーを含め、幅広く
ご意見をお待ちしています。
〜スペーシア・浅野健〜
☆*****************************************************************
◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
******************************************************************☆
○ 名古屋都心で進む大規模プロジェクト ○
メールマガジン第48号でも紹介した『大須30番第1地区第一種市街地再開発事業(以
下、「大須再開発」)』の工事がその後本格的に開始された。名古屋一賑わいのある商店
街ではあるが、建設工事中の客足が遠のくのではという心配があったが、工事が始まって
もそれまでと変わらない人で賑わっているように見える。しかし、現在の商店街は、工事
区域に面する部分は仮囲いにより覆われ、どことなく殺風景な印象であり、権利者の間で
もこの壁面をイベントの際などにどう活用するかといった事が話題となっている。近年の
工事現場の仮囲いには賑わいをだすための演出として様々な工夫がなされており、近隣の
商店主や市民を巻き込んだユニークな活用を期待したい。
さて、今名古屋の都心地区では大規模プロジェクトが具体的に動きはじめてきている。
名古屋駅周辺においては大手企業の集合体による再開発計画により東海地区最大規模のオ
フィス面積となる超高層ビルの建設や、既存の事務所ビルが共同建替えにより高層オフィ
スビルや商業施設へ変わろうとしている。さらに繁華街となる栄地区でも市バスターミナ
ルや商業施設等との複合施設となる都心型公園「オアシス21」の整備や大手百貨店の増床
工事も行われている。
大須地区ではこれまでにはない“大規模”プロジェクトである大須再開発も含めて名古
屋の各拠点では俄かに建設ラッシュ(とまでもいかないか…)のような様相である。しか
し、大須再開発が前述した他のプロジェクトと大きく異なるのは、その計画が大手資本に
頼ることなく商店主達の手で進められてきたということである。将来の大須が今以上に賑
わいのある商店街であり続けてほしいとの想いからの決断である。大須地区の巨大なラン
ドマークがその姿を現す日はもう間近か。 (村井亮治)
----------------------------------------------------------------
○ 有松絞り祭り ○
6月1・2日の両日に第18回、有松絞りまつりが開催された。今回の祭りは「発色す
るまち有松」をコンセプトに、開催の一週間前から、愛知県から有形文化財に指定されて
いる町屋建築のライトアップや、街道沿いに竹でしつらえた照明器具の設置で雰囲気を盛
り上げる仕掛けが実施された。また、昨年から始まった、学生による祭り会期中の街道で
の創作絞りの展示は、今年は県内の大学だけでなく、大分、京都の大学も呼び込んでの展
示であった。それぞれの作品は伝統に若い息吹が吹き込まれた斬新的なものばかりであっ
た。 祭りのイベントでは絞り教室だけでなく、名古屋扇子の教室も実施され、有松を媒
体に名古屋の各文化を発信しようとする新しいこころみも見られた。昨年に引き続き祭り
には参加しているが、毎回新しい何かを生み出しているのも、この祭りの特色である。
今回は、祭りの委員として関わってきたが、委員会や当日を通して、有松気質としてソ
フト面においては皆、他には譲れないアイデアを持っており、まちに愛着を持っていると
いうことが再認識できた。昨年有松駅前の再開発地区の商業施設棟に入居予定だった大手
ショッピングセンターの倒産により、先がみえづらい計画が展開されている有松ではある
が、そのことをきっかけに有松が一つになりつつあるような気配さえ感じ取れる今年の祭
りであった。
再開発の将来は、有松の人たち自らのアイデアで、大型店舗の誘致だけではなく、さま
ざまな展開が考えられるはずである。有松の新しい未来に、祭りで感じられたようなパ
ワーが注がれることに今後多いに期待したい。 (藤沢 徹)
☆*****************************************************************
◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jp
へ
*****************************************************************☆
(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
☆*****************************************************************
◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
******************************************************************☆
・以前から、事務所の電気容量が少ないため、コピーとカラープリンターを同時に利用
することができず不便に感じていました。電気容量30アンペアが3部屋分あると聞い
ていたのです、調べてもらうと実際は20アンペアが3部屋分であることがわかりまし
た。事務所を移転した方がよいのではという声があがり、あたってみたところ、家賃
単価が下がっており、現在の家賃よりも安く借用できるようです。会議室もワンフロ
アーで確保することができ、使い勝手もよくなることから移転を計画中です。
####################################################################
◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
--------------------------------------------------------------------
(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
〒460-0034 名古屋市中区栄5-16-14 新東陽ビル5F
TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
URL http://www.spacia.co.jp/
####################################################################