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 ◆  ■◆   ◆    ■  ■  ◆   都市研究所スペーシア
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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第5号]2000/9/11
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 320−−□

 スペーシア・メールマガジンの第5号をお送りします。定期的に発行することの大変さ
を感じています。ご意見・ご感想をお待ちします。
 
<内容>
  ◆まちのトピック ◆ −スペーシアに関わりのある出来事を紹介します
  ◆名古屋まちづくり紹介◆ −名古屋から情報発信を行います
  ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介します
    (号によっては、視察レポートなどを掲載することもあります)
  ◆読者の声◆ −今回は特にありませんでした
  ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介します

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事を紹介します−
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◎ やきもの産地交流モニター事業  ◎

 東海地域を代表するやきもの産地の町で構成する「やきもの産地 交流・連携 推進協
議会(岐阜県多治見市、土岐市、笠原町と愛知県瀬戸市、常滑市、三重県四日市市)」
に、やきものに関係の深い名古屋市東区が加わって、「やきもの産地交流モニター事業」
を開催しています。  

 この事業は、それぞれの産地の住民が他の産地をまわって、その産地のまちづくりやも
のづくりについてモニタリングするものです。ものづくりは勿論、まちづくりにおいても
消費者や生活者のニーズに応えるものでないと支持されない時代です。こうした流れの中
で、去る8月26日(土)に第1回モニター事業として、瀬戸市と土岐市を回りました。
事務局のお手伝いをしている私たちも、モニターツアーに同行しました。登り窯のある工
房から近代的な生産工場までの多様な生産現場や、やきもの散歩道など地域が主体となっ
たまちづくり、どんぶり会館(土岐市)や新世紀工芸館(瀬戸市)などの施設を回遊する
中で、多面的に産地を評価してもらいました。
 今後は、9月16日(土)に常滑市と四日市市、9月30日(土)に多治見市と笠原町
を舞台として開催する予定です。モニターは、すでに公募で募集済みですが、このモニ
ターの結果をまとめて、来る11月11日(土)にウイル愛知でシンポジウムを開催する
予定です。こちらは、参加自由ですので、詳細は決まり次第発表させていただきます。

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信を行います−
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○ 「大須30番第1地区市街地再開発組合」が設立される ○

 今年の「ラバダブ」やスペーシアメールマガジン創刊号でも紹介してきた名古屋市中区
大須地区で進められている「大須30番第1地区市街地再開発事業」が、この8月21日に組
合設立の認可を受け、9月13日には本組合の設立総会が開催される予定である。

 この事業は、名古屋市ではこれまで事例がなかった組合施行による再開発事業をめざし
ている。さらに、隣接する第2地区でも個人施行による再開発事業が計画されており、両
地区で連携をはかりつつ、平成14年度内の事業完了をめざしている。今でも人通りの絶え
ない大須地区で事業が計画されていることと、2つの民間主導による事業が並行的に進め
られていることから話題となっている。
 第1地区の再開発ビルは、大須商店街の玄関口にふさわしい機能やデザインを兼ね備
え、地区の魅力向上と賑わいづくりに寄与できる計画をめざしている。建物の規模は地下
1階、地上12階建で下層階は商業床、上層階は住宅床と業務床に分かれている。1階部分
は今の商店街の雰囲気を残した権利者店舗が、また3階と4階の商業床には新聞等で話題
となった中華をテーマとした魅力ある飲食フロアが計画されている。7月には権利者自ら
中国に出かけ、江蘇省及び南京市の政府関係者との交流、中国の商店街の雰囲気や店舗デ
ザイン等の情報収集が行われている。また、住宅は地下鉄駅近接の利便性を活かした都市
型住宅が計画されている。

 大須地区は、これまで厳しい消費社会を地元商店主自らの努力で乗り越えながら繁栄を
続けきた。そして、今以上に活気ある大須となるための起爆剤としてこの再開発事業の成
功が不可欠であると権利者は語っている。この地域でも有数の活気と賑わいのある大須商
店街の一画で、新世紀を前に商店主による手づくりの再開発事業が今、動き出す。
                 (村井)

→ホームページに現在の大須商店街の写真を掲載しています。
   http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/osu.htm

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介します−  
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○ マンガ 環境問題が驚異的にわかる
             /ラリー・ゴニック アリス・アウトウォーター著 ○

 どういった仕事においても偏った考え方が一番貧弱な発想につながります。都市計画の
仕組みが全て解っている人間が集るほどに、面白見のない”まち”が出来あがると思いま
す。また、なにも知らずに持論をもった人達だけがが集っても同じ結果です。良い発想と
いうのは物事を体系的に理解することからはじまります。
 テレビのニュースで映し出された、油にまみれた野鳥を見て、環境汚染を考えます。と
ころが、それだけでは野鳥が油にまみれるまでの経緯は知ることができません。どこで生
まれ、なにを食べて育ったかなど、また、その出来事で自分にどのような影響があるか理
解できない人が、私も含め大多数でしょう。
 海原に浮かぶ流木を見て、その下にいるプランクトン、それを食べている小魚、小魚を
食べにくる大型魚、それを追いかけてくる鮫さらには、“ふかひれ”を手に入れようとす
る人間、というような一連の考えが発想できるかどうか、この本はそんな体系的な考え方
とアイデアを生み出す頭をつくりだすための、訓練をする本です。絵の部分も多く、子供
が読んでも今の地球上で起こっている状況がビジュアル的に理解できる内容となっていま
す。                           (藤澤)

 →ホームページに表紙の画像を掲載しています。
   http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/kankyo.htm

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 ◆読者の声◆ −今回は特にありませんでした−
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   (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介します−
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・先日、夏の大掃除を行いました。年に1度の大掃除では大変だということもあり、昨年
 から、夏場に主に古い資料を捨てるための大掃除をすることにしました。毎年、資料
 がどんどんたまっていくので、その保管スペースもままなりません。なかなか、思い
 切って捨てられずに、古い資料を懐かしく見入ってしまうこともありましたが、なんと
か少し整理できたようです。

・8月20日前後に急増したホームページのアクセスもまた従来のペースに戻ってしまい
 ました。でも、徐々にではありますが、メールマガジンの購読希望もいただいており、
 まちづくりに関心をもっていただいている方に着実に見ていていただいているのでは
 ないかと感じています。アンケートの回答のまだの方、書き込めるところだけで結構
 です。よろしくお願いします。
  創立10周年アンケート  http://www.spacia.co.jp/ANK.htm

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきたいと思います。
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。今後の送信はとりや
 めさせていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
 〒460-0034 名古屋市中区栄5-16-14 新東陽ビル5F
  TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
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