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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第49号]2002/5/20
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 459−−□

 スペーシア・メールマガジンの第49号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・名古屋産業大学環境経営研究所第2回環境フォーラム 
   ・愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会総会記念フォーラム 
  ◆施設紹介◆
   ・「平和らくらくプラザ」オープン 
  ◆図書紹介◆  
   ・せんだいメディアテーク コンセプトブック 
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 名古屋産業大学環境経営研究所第2回環境フォーラム ○
「アロマ・スケープ(におい風景)によるまちづくり」

1.趣旨
 社会が複雑化し・高度化するに従い、人々が都市空間に心の豊かさや潤いを感じること
ができる憩いの場を求める意識が高まってきた。このような流れの中で注目を集めるよう
になってきたのが「五感を大切にした」まちづくりである。この五感への働きかけを重視
した生活環境の形成において注目されるものとして浮かび上がってきたものに「におい
(あるいは「かおり」)」がある。「におい」は人間にとってプラス要因と考えられるも
のであるが、マイナス要因となる悪臭もあり、この悪臭を防止し、さらに快適な「にお
い」環境の創造に向けた取り組みを推進していくことが、「五感を大切にしたまちづく
り」の重要な要素となる。そこで、環境フォーラムにおいては、「におい」に焦点を当て
た「アロマ・スケープによるまちづくり」と題して、五感と一つとしての「におい」の意
味や環境省の「におい環境指針」をはじめとするこれまでの取り組み事例などから議論を
行い、快適な生活環境創造に向けた「におい」の役割などを明らかにし、「五感を大切に
したまちづくり」の一助とすることを目的としている。

2.日時:平成14年6月8日(土)13時30分〜16時30分
3.場所:(財)名古屋都市センター11階大研修室
4.主催:名古屋産業大学環境経営研究所
  協力:日本社会情報学会中部支部

5.プログラム
  13:00  受付開始
  13:30  開会の挨拶:大矢釼冶(名古屋産業大学環境経営研究所長)
  13:35  趣旨説明 :和泉 潤(名古屋産業大学教授)
  13:40  話題提供 :小川 薫(大須・お香の春香堂)
            (環境省「におい百選」自治体) → 依頼中
            丹羽 守(都市基盤整備公団中部支社部長)
            宮田靖子(アロマセラピスト)
  15:00  休憩
  15:10  討論(話題提供者+フロア)
         司会:和泉 潤(名古屋産業大学)
  16:30  閉会の挨拶:大矢釼冶(名古屋産業大学環境経営研究所長)

6.参加費:無料
7.定 員:50名
8.申込方法:下記必要事項により、電話、FAX、電子メールにて申込ください(先着
       順受付)。
  必要事項:住所・氏名・連絡先
  申込先 :〒488-8711 尾張旭市新居町3255-5
       名古屋産業大学環境経営研究所
       電話:0561−55−5101
       FAX:0561−52−0515
       E-mail:soumu@nagoya-su.ac.jp

〜名古屋産業大学の和泉潤さんから情報提供いただきました〜

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○ 愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会総会記念フォーラム ○
    東京圏・名古屋圏・関西圏三大都市圏の都市居住比較
    −それぞれの都市居住ライフスタイルとまちづくり−

 都市再生の一つの核として「都市居住」に注目が集まる一方で、そのライフスタイルの
実像については、まだ、はっきりとした輪郭がみえていません。本フォーラムは、東京
圏、名古屋圏、関西圏の都市居住の先駆的モデル、代表的事例を通じて、どのようなライ
フスタイルが実現されようとしているのか、また課題は何であるかを比較検証すること
で、新たな都市居住のライフスタイルの実像に迫りたいと考えています。
 東京、名古屋、関西の代表的な都心居住プロジェクトの実務担当者を一同にお招きし、
その計画論、市場戦略、後日談等をお話いただき、新世紀の都市居住のあり方を考える一
つの機会にしたいと考えております。

■紹介プロジェクト及び講演者
○名古屋圏千種駅南再開発事業
〜高齢者施設と一体となった都心居住の先駆的モデル〜
 事例紹介者 都市基盤整備公団 中部支社

○東京圏飯田橋ファーストビル/勝どき6丁目計画
〜立体複合型都心居住の大規模モデル〜
 事例紹介者 日建設計・東京設計 室長 山梨知彦氏

○関西圏(仮称)アーバネックス中京
〜「地域と共生する土地利用検討会」から生まれた都心居住型集住モデル〜
 事例紹介者 現代計画研究所 大阪事務所 代表 江川直樹氏
  ※コメンテーター永柳宏/涯FJ総合研究所 主任研究員

■日時2002年5月31日(金) 午後2時30分〜4時30分
(受付開始午後2時15分〜:協議会総会後に開催)

■場所(財)名古屋都市センター11階(大研修室)

■主催愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会

■参加費無料/ 当日会場に直接お越しください。(定員先着100名)

 〜スペーシア・石田〜

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 ◆施設紹介◆ −名古屋から情報発信−
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○ 「平和らくらくプラザ」オープン ○

 愛知県西部に位置する中島郡平和町に、本年4月、複合施設「平和らくらくプラザ」が
オープンしました。弊社は、当施設の基本計画、及び実施設計事業者選定のプロポーザル
の事務局を担当させて頂き、竣工式にもお招き頂きました。
 当施設は、「平和町民交流の“家族広場”」をテーマとしているように、世代を越えて
すべて人が交流しあい、また健康を意識しながら家族で楽しめることを特徴としていま
す。また、近年流行のガラス建築で、建物の中はとても明るく開放的な印象を受けます
(その分、空調が大変そうな気がしますが)。
建物内は、ややV字に広がる2棟を1Fは交流ギャラリー、2Fは渡り廊下で結ばれていま
す。交流ギャラリーは、吹き抜けの開放的な空間で、いろんな人とおしゃべりし、コミュ
ニケーションを深められるサロンとなっています。また温水の中で遊びながらトレーニン
グできるバーディプール、洋風・和風に分かれたお風呂のほか、遊戯室、児童ライブラ
リー、教養娯楽室、健康診察室などがあります。
 町民の方のみならず、建築の好きな方、お風呂の好きな方、ドライブの好きな方、一度
足を運んでみてはいかがですか。

【施設概要】
 場所:愛知県中島郡平和町大字横池字三番割19(役場の東隣)
 休日:毎週火曜日(火曜日が祝日にあたる場合はその翌日)
 営業時間:午前9時〜午後9時(バーディプール・お風呂は午前10時から)
 規模:建築面積3,636m2、延床面積4,787m2
 設計・監理:株式会社久米設計
 施工:大林・美吉特定建設工事共同企業体
 詳細はこちら→ http://www.town.heiwa.aichi.jp/rakuraku/

(加藤 達志)

 →ホームページに写真を掲載しています
  http://www.spacia.co.jp/Nagoya/konna/rakuraku/index.htm

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ せんだいメディアテーク コンセプトブック ○
  せんだいメディアテーク・プロジェクトチーム偏・NTT出版

 「せんだいメディアテーク(以下 SMT)」は2001年に仙台市にオープンした図書館や
ギャラリー、オーディオ・ビジュアルセンター等の機能をもつ公共文化施設である。メ
ディアテークとはフランス語で「メディアを収める棚」という意味で、新しい公共施設の
創造を目的に付けられた名称である。この施設は1994年に行われた設計コンペにより設計
者、伊藤豊雄を選定しているが、そこで建築家に投げかけられた問いは「メディアテーク
とは何か?」であった。それは、冒頭で述べた図書館やギャラリー等の機能を解体、統
合、再編して新たな施設タイプを提案してほしい、ということであった。

 今回紹介する本は、この問い対して、建築家をはじめ、研究者、ジャーナリスト、市職
員などが6年がかりで行ってきたコンセプトづくりの成果をまとめたものである。ひとつ
の建築に関して、空間やデザイン論ではなくコンセプトが本として出版されることは非常
に珍しいことである。それは、施設を建設するにあたり、そのコンセプトづくりに多大な
労力をかけられる機会が非常に少ないからである。SMTでは、設計者が決まるとすぐ
に、メディアテーク・プロジェクト検討委員会が設置され、コンセプトづくりが開始され
る。その内容はインターネットや新聞を通じて常に公開され、さらにプレイベントとして
シンポジウムやワークショップが施設完成前に20回以上も行われることとなる。設計者の
伊藤豊雄は完成後「メディアテークはすでにずっと前から使われているようにすら思え
る。」と語っている。

 「メディアテークとは何か?」という問いは、「使うとは何か?」「プロジェクトとは
何か?」「ワークショップとは何か?」「公共施設とは何か?」といった問いを含んでい
る。本書ではこうした根本的な問いに、ひとつひとつ答えていきながら、ソフトからハー
ドまでのコンセプトが積み重なって現実のメディアテークという施設になっていくプロセ
スが非常にうまく書かれている。ことづくりからものづくりまでに興味を持っている方に
は、お勧めする一冊である。  (堀内 研自)

→ホームページに表紙の画像を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/sendai.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jp へ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・今年の社員旅行は6/21〜23の予定で屋久島に決定しました。雨が心配ですが、今
 年は異常気象なので梅雨の時期の方が晴れるかもと勝手に思っています。

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 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もおせ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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