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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第46号]2002/4/8
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 464−−□

 スペーシア・メールマガジンの第46号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・「まちづくり条例学習会」のご案内 
   ・橦木館マンスリーイベント「春の園遊会」 〜まちんなか大正ロマン〜   
   ・橦木館「縁側サミット(2)」 〜思い出の着物をミニ着物に〜 
  ◆名古屋まちづくり情報◆ 
  ・築地地区のまちづくり 〜防潮壁を修景しよう〜 
  ◆図書紹介◆
   ・バスはよみがえる/秋山哲男・中村文彦編 
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○  「まちづくり条例学習会」のご案内 ○

 地方分権の流れのなかで、各種の法律が変り住民参加が言われるようになっていま
す。地域のまちづくり・都市計画が自治体の条例によって、どこまで有効かを勉強し
たいと思います。

講師 浅野 聡(三重大助教授)
  「都市スケールから地区スケールへ、そして実現のための(仮)風景  まちづくり
条例へ」

報告 榊原秀訓(名古屋経済大学教授)
  「東海3県の情報公開と参加、パブリック・コメント」
   吉村輝彦(国連センター研究員)
  「行政への参加型まちづくりの事例から」
   本多弘司(豊田市職員)
  「高層マンション問題は上映で解決できるか」

と き 4月13日(土)午後1時半から4時半
場 所 東別院会館(地下鉄東別院駅3分)
参加費 1,000円

申 込 東海自治体問題研究所(理事長 市橋克哉・名古屋大学教授)
    TEL/FAX 052−916−2540
    e-mail:tjmken@f6.dion.ne.jp

〜豊田市本多弘司さんから情報提供いただきました〜

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○ 橦木館マンスリーイベント「春の園遊会」 〜まちんなか大正ロマン〜   

  とき:4月28日(日)10:00〜18:00
  ところ:名古屋市東区橦木町「橦木館」
  参加:無料

橦木館が建てられた大正時代を偲びつつ「モボ」と「モガ」が
闊歩した当時の雰囲気を楽しむ橦木館ならではの企画!
野点茶会もあります。ちょっとレトロな衣裳して、うららかな春
の園遊会にいらっしゃいませんか?

14:00〜高橋博久氏による「番茶の家綺談」
その番茶の家に実際に出入りしていた、かつての「モガ」田中
八重さん(91歳)がゲストです。

〜スペーシア・山内〜

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○ 橦木館「縁側サミット(2)」 〜思い出の着物をミニ着物に〜 ○

  とき:4月21日(日)9:30〜15:30
  ところ:名古屋市東区橦木町「橦木館」
  参加:無料

3月行われた鈴鹿の南部美智代さんの「縁側サミット」
が好評により、第2回の開催が決定しました。
   
〜スペーシア・山内〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○  築地地区のまちづくり 〜防潮壁を修景しよう〜  ○

 名古屋市港区築地地区では、地元のまちづくり組織である夢塾21が稲荷公園の再整備の
計画づくりをワークショップ方式で取り組んで以降、住民のまちづくりに対する活動がさ
らに活発化してきている。
 夢塾21では、地区内にある旧防潮壁を有効に活用しようということで2年間かけてその
修景計画づくりにとりくみ、提言書をとりまとめたが、さらに昨年度よりそれを実践に移
す活動に取り組んでいる。修景計画ではいくつかのゾーンにわけ、様々な提案を行った
が、それを具体化するため、6つの計画ごとに担当を定め、2つずつが1つのグループと
なり、それぞれのグループワークをすすめる中で少しずつ形になってきている。

 3月には、西築地小学校の5・6年生による絵が完成した。汚れていた防潮壁が管理組
合と名古屋市の手によってきれいになり、そこに地元出身のアーティストの卵に祭りの絵
の下絵(1.5m×3mのものを2ヶ所)を描いてもらい、その下絵に子供達がまちの人を
書き込むという形で、多くの人々の協力によって楽しい絵ができあがった。当初は、2年
ごとに描き直すことを想定していたが、立派な完成具合に「2年で書き直すのはおしい、
2年後は別の場所に描いては」という意見もでている。
 
 4月からは緑区に住むトリックアートを専門とする芸術家の方に港にちなんだトリック
アートを描いていただいている。夢塾21の活動に賛同していただき、会議にも出席しても
らい、メンバーの意見も取り入れてもらっている。梅雨に入る前の完成をめざしており、
名古屋港の新しいスポットになるのではと期待している。

 また、名古屋港の昔の風景写真を展示しようと計画しており、その写真を集めるため、
4月7日に開催された地域イベントである桜まつりにおいて、これまで集めた写真の展示
を行うとともに、持ってきていただいた写真をスキャナーで読みとる作業も行った。雨天
のため、展示は途中で打ち切らざるを得なかったが、新聞記事をみて北区から持ってきて
いただいた方もみえた。
 このほか、「通りの愛称を募集しよう」、「銘板を設置しよう」、「アーティストとの
協働で修景しよう」などの計画がある。問題は、そのための資金をどうやって確保するか
である。行政の計画に基づくものではないため、行政の資金はあまり期待できない。地元
企業にもお願いしながら資金集めをしようとしている。計画づくりから実際の修景までを
地元主体でやろうという新しい試みに大いに期待したい。 (石田 富男)

 →ホームページに「築地地区のまちづくり(その4)」として写真を掲載しています
   http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/tukizi4.htm

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ バスはよみがえる/秋山哲男・中村文彦編 ○

 ここ数年でバスをとりまく環境が大きく変化している。身近な生活の足である路線バス
が、2002年2月1日からの「改正道路運送法」施行で、公的な規制が取り払われ、事業への
参入や赤字路線からの撤退が自由になる。これはバス交通の在り方が各自治体の主体性に
ゆだねられることを示す。
「バスはよみがえる」はこの規制緩和決定を受け、2000年3月に出版されたもので、大学
・研究機関・コンサルタントなど総勢7名の著者が、国内外の多種多様な事例を紹介しな
がら、バス利用の問題点、規制緩和に向けて議論されるべき論点を分かりやすく説明して
いる。中でもイギリスの事例などは規制緩和後の各自治体の取り組みが詳細に紹介され興
味深い。
 東海地域でも小牧市の桃花台ニュータウンと春日井市のJR中央線春日井駅を住民有志
で自主運行する「桃花台バス」や瀬戸市の名古屋学院大学スクールバスの住民相乗り利用
など、様々な取り組みがこの4月から始まっている。20世紀までのバスの総まとめとし
て、また21世紀のバス施策へのヒントとなる一冊である。 (竹内 郁)

→ホームページに表紙の画像を掲載しています。
 http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/bus.htm

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jp へ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・新年度に入り、スペーシアにも4年ぶりに新入社員が入りました。日本福祉大学大学
 院2年に在学中であり、この1年は修論と実践の両方に取り組んでもらうことになりま
 す。スペーシアの新しい担い手として育ってくれることを期待しています。(石田)

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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