スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定) □[第455号]2018/1/9□ □配信数 735□
スペーシア・メールマガジンの第455号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆住まい・まちづくりコラム◆
・地味だけどスゴい!登録有形文化財−大河内山荘−
◆視察レポート◆
・京都鉄道博物館
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆住まい・まちづくりコラム◆
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○地味だけどスゴい!登録有形文化財−大河内山荘−○
愛知登文会のシンポの基調講演で、全国9千件以上の登録文化財を訪問した佐滝氏が
金閣寺よりも100倍素敵と紹介いただいた京都嵐山の大河内山荘を正月に訪問した。
大河内山荘に至る竹林の道は多くの人で混雑していたが、大河内山荘を訪問する
人は多くなく、日本人はあまりいない。多くの見所がある嵐山の中で、何も情報がなければ
千円という入場料を出してまで見学しようという気にはならないというのが一般的だろう。
そのことが、広い庭園内ということもあり、人の喧騒を感じることなく、その魅力を感じる
ことができる。登録文化財となっている大乗閣、持仏堂、滴水庵の建物の中には立ち入る
ことができないが、茶室の滴水庵は内部がみえるように公開されており、その建築美を
楽しむことができる。遠方の山々のパノラマ風景を眺めることもできる。映画俳優だった
大河内傳次郎が30年かかってつくりあげたという庭園は時間を忘れさせてくれる。
見学コースの最初に抹茶の提供があるのもよかったが、最後に15歳以下は立入禁止の
建物がありそこに入ってみると、広い空間に座卓が4つあり書写ができるようになっていた。
あわただしく見て回るのではなく、じっくりと空間を楽しみたいという人を対象としている
ということがよくわかる。今後も地味だけどスゴい!登録有形文化財めぐりを楽しんで
いきたいと思う。
(石田富男)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Topic/column/okouchisansou/
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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○京都鉄道博物館○
京都は言うまでもなく神社仏閣、三大祭りをはじめとした歴史文化都市であるが、
産業遺産・産業観光の面でも観光資源が結構ある。その中で訪れる機会を逸していた
一つとして京都鉄道博物館があり、2018年最初の旅行先に選んだ。
京都鉄道博物館の前身は梅小路蒸気機関車館で、日本の鉄道開業100周年を記念
して1972年に開設された。2015年にいったん閉館した後、2016年4月に京都鉄道博物館
として開館した施設である。蒸気機関車から新幹線まで53両を展示し、本物の蒸気機関車が
けん引する客車への乗車もできるSLスチーム号があり、現役の営業線と引込線で
つながって展示車両を変えることができ、蒸気機関車を20台格納する扇状車庫(国指定
重要文化財)や旧二条駅木造駅舎(移築)を展示等で活用している。体験メニューが豊富で、
長時間滞在できる産業観光施設となっている。 博物館は総合公園の梅小路公園内にあり、
この公園内に京都水族館もあるなど、鉄道マニアだけでなくファミリー、外国人観光客にも
親しまれる一大スポットともなっている。
名古屋港のリニア・鉄道館とはまた違った趣がある。京都駅からも近い場所にあり、
改めてじっくりと訪れてみたい施設だ。
(浅野健)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/2018/kyototetsudo/
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
2018年最初のメールマガジンをお届けします。
・スペーシア社外報ラバダブのページを更新し、2018年第21号を掲載しました。
印刷物は21号で初めてサイズをA3からA4に、モノクロからカラーへと変更しました。
http://www.spacia.co.jp/rubadub/index.html
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を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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