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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第44号]2002/3/11
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 462−−□

 スペーシア・メールマガジンの第44号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・美しいまちづくりフォーラム2002 
   ・港で行われる地域イベントの紹介 
  ◆名古屋まちづくり情報◆ 
  ・大須30番第1地区再開発いよいよ着工へ 
   ・大須のレトロ建築、取り壊し始まる。 
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 美しいまちづくりフォーラム2002 ○

 都市基盤整備公団では、「美しいまちづくりフォーラム2002−都市再生をめざして
−」を、日本経済新聞社と共同で、次のとおり実施します。このフォーラムは、都市を再
生するにあたり、美しいまちづくりという視点から、さまざまな専門分野に携わる人たち
の英知を注いで、新しい可能性を探っていこうとするものです。
 《主催:都市基盤整備公団、日本経済新聞社》
 後援(予定):国土交通省、東京都、全国市長会 (社)不動産協会 (社)日本ビルヂン
グ協会連合会

◆日  時: 平成14年4月12日(金)13:30開会 (12:30開場)
◆場  所: 東京ビッグサイト国際会議場    
        ゆりかもめ「国際展示場正門」駅下車  
        りんかい線「国際展示場」駅下車
◆ プログラム 
 開会挨拶: 伴 襄(都市基盤整備公団総裁) 
 基調講演: 安藤忠雄 氏(建築家・東京大学教授)
    「美しいまちづくりと都市再生」
 パネルディスカッション:       
   浅井慎平 氏(写真家)
   金平輝子 氏(東京都歴史文化財団顧問)       
   城戸真亜子 氏(洋画家)
   森野美徳 氏(ジャーナリスト)

◆申し込み等参加費は無料ですが、事前の申し込みの必要があります。参加ご希望の方は
下記のいずれかの方法にてお申込みください。(住所・氏名・年齢・職業・会社名又は学
校名・電話番号・FAX番号を明記ください。複数参加の場合は参加者全員の氏名を書い
てください。)尚、定員を超えた場合お断りすることがあります。お申込みの締切りは4
月5日(金)です。

 ハガキでお申込みの場合: 〒104−8176 東京都中央区銀座7−13−20    
              「美しいまちづくりフォーラム2002」事務局宛 
 FAXでお申込みの場合: 03−3541−7533 
 ホームページでお申込みの場合: http://www.udc.go.jp/

〜名古屋から東京に転勤された都市基盤整備公団 加藤裕靖さんからの情報です〜 

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○ 港で行われる地域イベントの紹介 ○

−ゆめランド一周年記念事業−

 当社がワークショップのお手伝いをさせていただいた名古屋市港区築地地区の稲荷公園
(愛称:ゆめらんど)が1周年を迎えました。オープン以後、ゆめランド稲荷公園愛護会
が、いろいろな活動を実践され、本年度の「愛知県・人にやさしいまちづくり賞」も受賞
されています。1周年記念事業として、昔懐かしい伝承遊びなどが企画されています。

【日時】 3月24日(日)午前10時より2時
【会場】 「ゆめランド」稲荷公園

−築地の昔なつかしい写真を集めよう(桜まつり)−

 本年度の中部未来創造大賞・特別賞を受賞した夢塾21の防潮壁の修景が少しずつ形に
なってきました。2月26日には、西築地小学校の総合学習で、地元出身の画家のたまご
の方に描いていただいた祭の絵を下絵に、子供達が人物を書き込みました。昔の風景写真
を展示する計画もあり、そのための写真を集めを地域のイベントである「桜まつり」の時
に行うことになりました。

【日時】 4月7日(日)午前10時より2時
【会場】 港橋広場

〜スペーシア・石田〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○  大須30番第1地区再開発いよいよ着工へ ○

 これまで何度か報告をしてきた「大須30番第1地区市街地再開発事業」が先月、ようや
く権利変換計画の認可を受け、いよいよ施設建築物の工事着工の運びとなった。地元で
は、2月に入りそれぞれに閉店のための売出しを行い、2月末には閉店、建物の明渡しを終
え、3月から解体工事が始められている。

 権利者から再開発の構想がもちあがってから11年余りが経ち、経済情勢も大きく変わり
再開発の計画内容も大幅に変わった。ただ、事業規模は当時街区全体で描いていたものと
比較すると小さくはなったが、計画内容の充実度は当時以上のものになったと思われる。

 再開発事業は、多くの権利者の意向や変化する経済情勢などの様々な条件を踏まえなが
ら何度も採算検討を行い、そして必要な法的手続きを執りながら進められる。権利者は、
様々な思いや先行きの見えない経済情勢に不安を抱きながらも自らの人生設計や生まれ
育った大須の将来を考え、何度も激論を交わしながらこの日を迎えた。前述したように事
業の話が出始めて10年以上の時間が流れ、当時50代の権利者も60代になり、また残念なが
ら他界してしまった権利者を思うと、10年という月日がどれほど長かったを実感されられ
る。しかし、多くの問題を抱え思うように進展しない再開発事業が全国にいくつもある中
で、10年余りで着工できたのは幸いな事かもしれない。

 これまで当たり前のように目にしてきたお店も、毎日店先に立っていた権利者の笑顔も
暫くは無くなり寂しさを感じるが、工事が順調に進めば平成15年末には真新しい権利者店
舗と様々なテナントが入る再開発ビルが大須商店街に姿を現す。そこからは権利者自身が
店舗の成功に向け勤しむ事になる。ただ、事業に関わったコンサルタントとしても、ビル
の完成後も商店街の魅力向上と活性化に向けこれまで以上に様々な場面で関わっていきた
いと思う。   (村井亮治)

 →ホームページに写真を掲載しています
   http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/osu-tyakko.htm

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○ 大須のレトロ建築、取り壊し始まる。 ○

このメールが届くころには、工事が始まっているかもしれませんが、大須にあるレトロ
な建物が取り壊されることになりました。それは万松寺通と南大津通の交差点にある、天
津甘栗で有名な今井総本家のビルです。建物の外観は商店街のアーケードや看板で
埋め尽くされおり、注意して見ないと特徴的なアーチ型の窓に気付かない人もいたかも
しれません。
この建物は、地下1階、地上3階の鉄筋コンクリート造で、大正15年(昭和元年)にでき
たそうです。日本で初めての鉄筋コンクリート造の建物が建てられたのが大正5年ですか
ら、名古屋では最も古い鉄筋コンクリートの建物のひとつでした。ちなみに最近納屋橋の
象徴となりつつある旧加藤商会も鉄筋コンクリート造ですが、これよりは古いようです。
昭和20年代に今のオーナーである今井氏が購入し、店舗と住宅として使っていたのです
が、中はかなり複雑な改装がなされ迷路のようになっていました。かろうじて当時の様子
がうかがえる3階のホールは非常に天井か高く、明るく気持ちの良い場所でした。戦争で
焼けたという木片もあり、歴史を感じる空間でした。
屋上に上がり商店街を見渡すと、物干台や屋根が複雑に入り組んだ光景が、圧倒的な迫
力で目に飛び込んできます。大須の長い歴史の中で、商店街の栄衰とともに壊したり増築
したりを繰り返してきた商いの力が形となった光景です。まもなくここから見渡せる商店
街の家々は再開発のため取り壊されます。名古屋でも一番の高密度な光景のひとつが無く
なります。新しいビルになっても、時代とともに商人たちに育てられ、この光景のような
迫力を生み出せるものになってもらいたいと思います。
(堀内 研自)

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− mm@spacia.co.jp へ
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・3月9日(土)、春のような暖かい日差しの中で、昨年度ワークショップを行い計画を
 とりまとめた名古屋市東区の新出来西公園(愛称:せせらぎ公園)で絵タイルづくり
 を行いました。モザイクタイルをみんなで園名板のまわりに貼ったり、グループで
 1つの作品をつくったりしたのですが、手作りのよいものができました。完成まであと
 もう少しです。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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