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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  □[第426号]2016/11/28□  □配信数 732□


スペーシア・メールマガジンの第426号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・岡崎市図書館交流プラザ「りぶらまつり」
 ◆住まい・まちづくりコラム◆
 ・空き家改修
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○岡崎市図書館交流プラザ「りぶらまつり」○

 岡崎市図書館交流プラザ「りぶら」は、愛知県岡崎市の中心市街地に位置し、2008年に
開館した施設である。「図書館」「活動支援」「文化創造」「交流」を担う複合施設で、
「図書館」「活動支援」「文化創造」の各スペースをつなぐ共用空間として「交流スペース」
がある。施設の設計段階から市民参加による検討ワークショップが行われ、市民にとって
使いやすい施設として開設された。さらに、開館と同時にワークショップに参加した市民が
中心となって「りぶらサポータークラブ(以下、LSC)」を設立し、市民により市民に親しまれる
施設にしていくために日々活動していることでも知られている。
 りぶらでは、LSCの主な活動の一つとして開館後の2009年より毎年「りぶらまつり」が
行われている。その開催時期は毎年11月中旬の土日2日間で、様々な行事と重なるため
なかなか訪れる機会がなかったが、先日、岡崎方面に行く用事がありその合間に初めて
「りぶらまつり」を訪れることができた。
 りぶらはりぶらまつりでは「交流スペース」全体と屋外スペースも使ってダンス、マジック、
コンサート、健康づくり、学び、手作りや演奏などの体験ものなど様々な催しが市民団体等に
より行われていた。滞在時間が夕方に限られたため催しの一部しか見られなかったが、
まつり自体の盛り上がりを垣間見ることはできた。
 りぶらまつりは、市民による市民のための企画であるため、自ずと企画自体や施設側の
対応が市民目線になり、施設に入りやすい雰囲気ができていると思う。市民が公共施設を
より身近に感じられる取組として、りぶらまつり、さらにはその運営の一翼を担うLSCの
活動に今後も注目していきたい。
(浅野 健)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2016/libramatsuri/

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◆住まい・まちづくりコラム◆
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〇 空き家改修 〇

 津島市で空き家活用に取り組んでいる。4軒の空き家を借主DIYを前提に安く借用する
ことができたが、荷物の整理から改修、活用にあたり、その大変さを実感している。
忘備録的に記してみたい。
 第一に、不用品処分についてである。大家さんから不用品はすべて処分してよいという
ことで借用し、使えるものがあればラッキーという感じでいたが、片付けはじめてその
荷物の多さに愕然としている。所有者が亡くなって空き家になった場合、まだまだ使える
ものも多くあり、選別すれば売ることもできるものもあると思うが、量が多すぎて選別している
余裕がない。すべて処分することとし、処分費用を抑えるため、自己搬入ゴミとして処分
(10kg 200円)した。ある町家に関してはすでに1000kgを処分したが、まだ整理できていない。
 なお、自己搬入のルールについては、自治体によって異なるようだ。ネットで畳は産業
廃棄物となるので、自己搬入できないと書かれており、無理だとあきらめていたが、念の
ために聞いてみたところ、自分ではがした畳なら処分できるとのことだった。
 改修に関しては、新たに下水接続が必要となってくると、その費用だけで70万円がかかる。
古い時代は電気容量も少なくてすんだが、多くの電気器具を使うような場合には、新たに
コンセントを増設する必要がある。改修後、実際に使ってわかる不備もあるので、その分の
予算もみておく必要がある。
 なお、費用を抑えるため、DIYで改修を行うことも有効であるが、その場合、指導してくれる
専門家をいかに確保するかが重要だ。人集めにはSNSは効果的であり、うまい情報発信が
できれば、DIYに関心を持つ若者は多いことから、市外からでも参加が期待できる。津島の
DIY改修でも名古屋市からの助っ人が多数参加している。
 活用に関しては、現在のニーズへの対応が重要であり、その典型がバリアフリー対応だ。
古い住宅は段差が多く、すべてをバリアフリーとすることは困難であるが、店舗入り口など、
最低限のバリアフリーは意識し、その費用についても考慮しておくことが必要だろう。
 津島市の取り組みでは1軒の改修費用を200万円としていたが、この金額ではできることが
限られており、やりたくてもできない。物件選定の段階でどの程度、改修が必要かを想定して
おくことが必要だということを痛感した次第である。
(石田富男)

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・今年も開催した「愛知登文会 国登録有形文化財特別公開」の全日程が終了しました。
 愛知県内の各地で開催し、多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。

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