スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定) □[第424号]2016/10/24□ □配信数 732□
スペーシア・メールマガジンの第424号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆名古屋まちづくり情報◆
・中川運河ドラゴンボートレース
◆図書紹介◆
・「街角図鑑」/三土たつお 編著
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○中川運河ドラゴンボートレース○
ちょうど1か月前の話になるが、9月25日(日)に第7回中川運河ドラゴンボートレースに
参加する機会があった。ドラゴンボート(龍舟)とは、古代中国で生まれた世界最古の
手漕ぎ舟の競漕であると言われている。10〜20名の漕ぎ手がカラフルに彩られたドラゴン
ボートに乗り込み、ドラマーの打つ太鼓の拍子に合わせオールを漕ぎスピードを競う
ものである。私はドラゴンボートを体験するのは初めてのことだったのでどうなることかと
思っていたが、初心者の私でも楽しく参加することができ、貴重な体験となった。大会に
ついてや当日の競技の模様をお伝えしたい。
「中川運河ドラゴンボートレース大会実行委員会」が主催している本大会は、『「環境都市」
名古屋の「水の道」である中川運河の水辺の景観と賑わいを創出し、中川運河ドラゴンボート
レース大会を通じて環境再生へ向けた機運を高め、みなとの文化・水の文化の活性化を
図ること(大会チラシから抜粋)』を目的としており、「中川運河、堀川の魅力再発見
プロジェクト協議会」などの後援を受けている。当日の参加チームは全20チームにも上り、
その内訳は、普段から中川運河活性化に携わる複数の団体から構成される混合チーム、
一般企業で結成されたチーム、名古屋市の職員で結成されたチーム、地元学区こども会で
結成された親子チーム、などバラエティ豊かであり、競技をするといっても堅苦しいところ
もなく気軽に幅広い層が楽しめる良い雰囲気になっていたと思う。私自身はというと、
「中川運河キャナルアート」の方からお誘いを受ける形で、「中京テレビ」の方々や、「中川
運河リミコライン・アートプロジェクト」の方々との混合チームである「キャナチュウドリーム」
の一員として参加した。
当日は快晴に恵まれ、非常に気持ちが良かったが日焼けして赤くなってしまうくらいの
強い日差しの中、決勝戦を含め全4レースを行った(日焼け止めを使用することをお勧めする)。
我々のチームはドラゴンボート初体験の人間が多く、はじめのうちは皆のオールを
漕ぐタイミングがバラバラで苦労したが、「イチ、ニ!イチ、二!・・・」としっかり声を出して
タイミングを合わせることに集中することにした。そして第3レースの直前練習のタイミング
だっただろうか、皆の息が合いだして一瞬舟が「スーッ」と加速して水の上をすべる感覚を
覚えたが、これは皆のタイミングがぴったり合った瞬間なのではないか?と感じて勝手に
熱くなった。結果は決勝までは残れないだろうという大方の予想を覆して7位入賞となった。
全競技が終わった時には皆体力を使い切り、クタクタになっていたがとても「やり切った」
充実感に満たされていたと思う。私個人としては、何よりチームの一体感を感じることが
できたことがとても良かった。
競技自体がとてもエキサイティングなのは言うまでもないが、ただ水に触れ身近に接する
ことで癒されリラックスすることもできた。今後もこのようなイベントを通じて、少しでも多くの
人に中川運河の魅力が伝わると良いと思う。
(大河原章介)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2016/nakagawaunga/
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 「街角図鑑」/三土たつお 編著 ○
実業之日本社/2016年4月30日発行
動物図鑑、昆虫図鑑、鉱石図鑑など多くの図鑑が存在するが、街で暮らしている限り
あまり見かけることがないものも多く掲載されている。一方で、街なかで普通に見かける
カードレールなどが紹介されている図鑑がないことを少し妙だと思った編著者がまとめた
のがこの「街角図鑑」である。
マンホール、送水口、車止め、道路の舗装など約20の街なかでよく見かけるものが図鑑の
ように写真付きで詳細に紹介されている。この図鑑を眺めることによって、今まで同じように
見えていたマンホールが実は様々な違いがあるという発見ができることは、編著者の
述べる通り貴重な体験であると思う。マンホールや送水口など、長年観察し続けた一流の
鑑賞家が存在する場合にはその人に執筆を依頼し、その主観も含まれているためか、
一般的な見方での面白さだけでなく奥深さも感じた。
また、マンホールはman(人)が入るhole(穴)だからマンホールという名前で、日本語では
人孔(じんこう)ということ、テトラポッドとカラーコーンは、それぞれ消波ブロックとパイロン
(三角コーン)の製品名のひとつであることなど、新たな気づきや改めて知ることも多く
読んでいて面白かった。
「この本を読んだら、街角のなんでもないものに目を向けてほしい。きっと見方が変わる
はずだ。」と編著者は述べている。自分は、街なかのマンホールや縁石、単管パイプなどが
以前よりも気になっている。ぜひ多くの人が手にとり、街の見方を少し変えていただければ
と思う。
(山崎 崇)
「デイリーポータブルZ:街角図鑑」出版のきっかけになったインターネット記事
http://portal.nifty.com/kiji/150528193661_1.htm
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・昨日あいちトリエンナーレ2016が閉幕しましたが、もう今週末には次の文化イベント
「やっとかめ文化祭」が始まります。また来月12日、13日の土日には、弊社と縁がある
円頓寺・四間道、堀川周辺でパリ祭、クラフトマルシェ、ウォーターマジックフェスティバルなど、
文化や歴史を感じられるイベントが開催されます。ぜひ足をお運び下さい。
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を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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