スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定) □[第419号]2016/8/1□ □配信数 733□
スペーシア・メールマガジンの第419号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・岐阜駅東地区第一種市街地再開発事業 再開発ビル名称募集
◆名古屋まちづくり情報◆
・高島屋南市街地再開発事業 組合定款及び事業計画の変更認可公告
・愛知登文会 豊川市「白井家住宅」修復現場の視察
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○岐阜駅東地区第一種市街地再開発事業 再開発ビル名称募集○
岐阜駅東地区市街地再開発組合では、
平成30年度完成を目指して建設中の再開発ビルの名称を募集しています。
募集期間は、平成28年9月12日まで。最優秀賞は、10万円相当の旅行ギフト券。
その他詳細は、再開発組合ホームページをご参照ください。
http://www.gifu-higashi-kaihatsu.jp/
〜岐阜駅東地区市街地再開発組合事務局より情報提供いただきました〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○高島屋南市街地再開発事業 組合定款及び事業計画の変更認可公告○
高島屋南市街地再開発組合は、設立(平成26年10月)以降、隣接地の権利者等の
意向調整や特定業務代行者・参加組合員候補者の選定、都市計画変更の決定(平成
28年3月)を経て、この7月26日付で岐阜県知事より組合定款及び事業計画の変更認可を
得た。
事業計画では、約6,500uの敷地に約57,000uの35階建ての商業、公益的施設、住宅
及び立体駐車場からなる複合ビルを建設することとしている。
1、2階には、自然を取り入れや広場やテラスなど半公共空間を有するこれまでの柳瀬
商店街にない商業施設の整備がめざされ、3、4階には子育て支援機能や健康増進機能を
有する公益的施設が計画されている。
5階以上に整備される分譲住宅は、約330戸、分譲住宅では岐阜駅前再開発の岐阜
シティ・タワー43や岐阜スカイウイング37の分譲住宅戸数を上回る。下層階の公益的施設との
関係性のあるファミリー世帯をはじめ多様な世代による都心居住の実現を図る計画である。
本地区は、かつて岐阜の中心商店街として繁栄した柳瀬地区の南の玄関口にあって、
シンボリックでインパクトのある事業を行うことにより、低迷する商店街再生の起爆剤
となることが期待されている。
再開発組合は、今後、認可された事業計画に基づき、実施設計、権利変換計画作成などの
業務を通して、権利者の合意形成や関係機関との調整を図り、早期の工事着手をめざす。
まさに、これからが事業の正念場である。
(浅野 泰樹)
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○愛知登文会 豊川市「白井家住宅」修復現場の視察○
7/28(木)愛知国登録有形文化財建造物所有者の会の活動の一環として、豊川市の
白井家住宅を視察した。現地では所有者であり、ものつくり大学名誉教授の白井裕泰氏
より解説をしていただき、修復工事中の現場を見学させていただいた。参加者は修復手法
について熱心に質問したり自由見学中に参加者同士で意見交換をしたりするなど、とても
充実した時間を過ごしたようだった。
白井家住宅は江戸末期より造酒屋を営んでいたが、白井氏の祖母の逝去以降、長年
空き家となっていた。白井氏の「残したい」という思いから2004年に国登録有形文化財
となると、2005年には西側に建ち並んでいた酒蔵群を解体し、白井ゼミの学生と、長年の
付き合いである高橋定信棟梁とともに、残された主屋の修復工事に取り掛かった。
工事着手前の主屋には東と南の土台がなかったという。簿記書によれば、明治30年
(1897)頃、下屋(げや)の修理をした際に腐った土台を取り除いたきりであるというから、
2005年まで100年以上もの間、二方の土台がない状態だったのである。長い間に建物は
傾き、柱と壁の間に最大で9cmほどのすき間が開いていた。白井氏と高橋棟梁は、まずは
この傾きを修正することが何よりも先決すべきだと考え、庭の木にワイヤーをつなぎ、
北西に引っ張ることで“屋起こし”を行なった。持ち上がった束の下には新しい木で根継ぎ
をし、部分的に集積材や樹脂などやわらかい素材を用いることにより、礎石の沈下による
すき間を埋めた。建物を垂直に建て起こした後は現在に至るまで、床や下屋や表の格子戸
など、毎年少しずつ修復・復旧を進めている。
視察当日、囲炉裏で火が焚かれ、室内全体、特に2階以上の空間には煙が充満していた。
これは虫よけのためや、木材の補強のためとされる。白井家の柱梁は、生活の中で長年
いぶされ黒くなっている。修復により、古く黒い木材と新しく白い木材が接ぎ木されている
様子は、この建築が今まさに生きていることを感じさせる。昔ながらの工法や材料を生かし
ながら、現代の工具や集積材を駆使することが、現代における伝統の継承なのである。
「完全に復元するにはもう10年かかるが、将来的にはコミュニティセンターとして地域の
人々のたまり場にしていきたい」と白井氏は語る。100年生きた町家が次の100年を生き
抜くために、白井家住宅は再生の最中である。
白井家住宅は、11/13(日)の「愛知登文会 建物特別公開2016」にて内部を公開させて
いただく予定である。その時分には修復工事は行なっていないものの、町家再生の過程を
体感できるため、ぜひ足を運んでいただきたい。
(日高 史帆)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2016/toyokawa/
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・梅雨明けしてから、週末はやっといつもの”名古屋の夏”の暑さになった感があります。
夏本番となり、先週末から今週末にかけ、各地でお祭りが行われました。
SNSに複数の知人がそれぞれアップロードした夏祭りの様子を拝見し、各地とも盛況
だったようです。自分も久しぶりに家族を連れて愛知県内の祭りに訪れましたが、帰りに
渋滞に捕まり、昨晩は日付が替わっての帰宅となりました。
(T.A)
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を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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