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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  □[第408号]2016/3/2□  □配信数 732□


スペーシア・メールマガジンの第408号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
 ・中川運河再生シンポジウム・エクスカーションなど
 ・減災まちづくりシンポジウム 〜これまで、これから〜
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・岐阜の川原町の町並みと図書館
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○中川運河再生シンポジウム・エクスカーションなど○

 3/5に中川運河再生に向けたシンポジウム、中川運河散策エクスカーション、親睦会を
開催します。ご参加いただける方は、「お名前、ご住所、電話番号、メールアドレス」を、
予めメールでお知らせください。
Eメール:info@canal-art.org

【中川運河再生シンポジウム】
「中川運河キャナルアートミーティング 〜世界運河会議に向けて〜」
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日時:平成28年3月5日(土)14時?17時00分(予定)
場所:学校法人愛知大学 名古屋キャンパス11階
   453-8777 愛知県名古屋市中村区平池町4-60-6
   アクセス http://www.aichi-u.ac.jp/sasashima/access.html
主催:一般社団法人中川運河キャナルアート
協力:学校法人愛知大学 経済学部経済学科 辻 隆司ゼミ
入場:無料
定員:先着400名
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◆講演:1時間
石川 幹子
中央大学理工学部人間総合理工学科 教授 東京大学 名誉教授
「世界における都市の水環境回復の歴史と展望」
ボストン・東京・大阪、そして名古屋
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◆発表
藤田 正彦
一般社団法人中川運河キャナルアート 副理事長、株式会社テラ 代表取締役
「キャナルアートの報告と世界運河会議に向けて」
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清水裕二
一般社団法人中川運河キャナルアート 理事、愛知淑徳大学 教授
「中川運河とアートにについて」
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尾藤文人 
国土交通省中部地方整備局 広域水管理官
「水辺の魅力発信 世界ミズベリングを事例に」
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学校法人愛知大学 経済学部経済学科 辻 隆司ゼミ
「中川運河再生プランについての一考察」
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◆パネルディスカッション
石川 幹子
中央大学理工学部人間総合理工学科 教授 東京大学 名誉教授
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黒田昌義
名古屋市住宅都市局長
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関口 敦仁
愛知県立芸術大学美術学部 教授 美術作家
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原佳宏
株式会社電通 中部支社 シニア・アカウント・マネージャー
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村上心(コーディネーター)
一般社団法人中川運河キャナルアート 副理事長 椙山女学園大学/大学院 教授

URL:http://www.canal-art.org/pdf/pdf_sym_160305.pdf

【特別企画】
◆中川運河散策エクスカーション
10:00〜 
 中川運河再生計画に基づく計画のグランドビジョンをもとに、専門家らともに中川運河
沿岸沿いと開発が進むささしまエリアでのまちあるき。
※雨天により中止になる場合もございます。
案内人
白石吉彦 中京テレビ放送株式会社 経営企画局 新社屋準備室長
羽根田英樹 公益財団法人名古屋まちづくり公社名古屋都市センター
         調査研究アドバイザー
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◆懇親会(ミニパーティー)
17:30〜
シンポジウム終了後に、軽食と飲み物での親睦会を行います。
参加費:1,500円(飲食、飲み物付)
場所:学校法人愛知大学 名古屋キャンパス1階 キャンパスレストラン

〜スペーシア嘱託研究員・藤澤〜
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○減災まちづくりシンポジウム 〜これまで、これから〜○

 減災まちづくり研究会では、南海トラフ巨大地震などの巨大災害の発生を見据え、
被災後の復興までを視野に入れた広域・地区のマルチスケールにおける減災まちづくりの
取り組みについて、検討してきました。
 今回は、これまでの検討成果を報告させていただくとともに、これからの減災まちづくりに
ついて討論します。

日時 :3月19日(土)13時30分〜(会場13時〜)
場所 :名古屋都市センター11階ホール
テーマ:減災まちづくり〜これまで・これから〜
内容 :仙台市の鈴木復興事業局長、名古屋市の田宮副市長による基調講演
     減災まちづくり研究会の成果報告
     産官学の豪華メンバーによるパネルディスカッションを予定しています。
     詳細は以下のURL(チラシ)をご覧下さい。
定員 :120名(参加費無料・先着順)
締切 :平成28年3月14日(月)まで
http://www.nui.or.jp/user/media/document/investigation/info_date/gensaishinpo.pdf

申込 :gensai@nui.or.jp

〜名古屋都市センター・野々垣様より情報提供いただきました〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○岐阜の川原町の町並みと図書館○

 2月14日の日曜日、高齢者2人からの誘いもあって、私と3人で岐阜市立図書館(みんなの
森/メディアコスモス)の見学に行こうと言うことになった。ただし、岐阜城金華山の麓に
ある川原町、ここは戦国時代の道三や信長の遺構、江戸時代や明治時代以降の古い
町並みが残るので、ここを散策した後に、図書館に行くことにした。
■日常の暮らしを残す川原町
 川原町は日曜日ではあるが、あまり人は歩いていない。その点で観光地化されていない
ため、「暮らし」が伝わってきそうだ。犬山城下町の本町通では飲食と物販(お土産)が
多く、観光地然としているので、あるガイドの方は、そこよりも日常の暮らしとともに町並みが
残るルートを案内してくれたことがある。日常の暮らしを残すこととその建物が継承される
ことが必ずしも一致しないので、犬山的になるのも一つの方向であろうが、暮らしが
見えないと映画のセットのようになってしまう。
 ここに御鮨街道と呼ばれる道がある。長良川で取れたアユを使い、はらわたと骨を
取って、ご飯(と麹)を詰めて発酵させる熟鮨(なれずし)を江戸に運ぶのに使われた道
だそうだ。そのような鮨屋が立地している。ちなみに、若狭と京都を結ぶ街道を鯖街道と
呼ぶが、これも若狭の魚介類を運ぶ道で特に鯖が多かったからそういう名がついた。
発酵させる期間(どれだけ発酵にかかるのか?秋刀魚熟鮨で2〜4週間?発酵度合いで
好き嫌いがあるから)と江戸まで運ぶ期間がうまく合うのだろう、江戸で食べごろになる
のであろうか。今の寿司はミツカンが開発した酒粕から作る酢(山吹)をご飯にまぶして
混ぜて握って完成なので、熟鮨とは対極の今でいうファストフードである。よって早鮨と
呼ばれるのである。
■メディアコスモスは「熟知(なれっじ)」だ
 そして川原町から歩きながら岐阜市立中央図書館へ行った。いい意味で期待を裏切った
図書館であった。大小様々な傘が天井から吊り下げられ、その傘の周りにテーマ別に
ゾーニングされた開架図書棚が波紋のように並べられている。図書館のイメージは
「しわぶき」もない閑静な空間であるが、ここでは心地よいザワめきがある。なにか寛容の
幅に広がりができた感じだ。
 2階から1階へ。市民活動や文化活動を支える拠点がここにある。市民活動交流や
多文化交流を促進し、展示ギャラリーがあって、絆や文化の拠点になっている。佐賀県
武雄市の図書館も民間に指定管理に出し、蔦屋書店、スターバックス、レンタルソフトの
民間施設を入れて利用を促進しようというものであるが、メディアコスモスにもスターバックスが
入るものの、1階の機能を入れることによって市民の多くがここに集合する。4か月半
(2015.7.18〜12.5)で50万人を突破し、年間100万人超を目指している。さらに岐阜市の
アーカイブ機能を強化すればさらに存在意義の高い施設になりそうだ。欧州の自治体は
その都市の記録文書や絵や写真を徹底して集め、整理保管し、その都市のアイデンティティを
確認するものとなっている。日本では不十分である。
 市民が図書館も、市民活動、文化活動等の拠点を利用することで、市民の知的レベルは
確実に高まる。一朝一夕では実現しえず、時間をかけてじっくり成熟していくのを待つ。
知識という意味でつかわれる「ナレッジ」という英語がある。大阪にある「ナレッジキャピタル
(知的創造拠点)」は有名であるが、この施設を「知の拠点」と言っているので、ここでは
岐阜らしく「熟知(なれっじ)」という言葉が似合うのではないか。岐阜市はいい施設をつくった。
(井澤知旦)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2016/gifukawaramachi/

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・東日本大震災の発生から間もなく5年。未だ復興途上にある被災地の現状や問題、
 復興事業の成果などの情報をマスコミで目にするようになってきました。業務で関わる
 地域の中にも災害が大きなテーマとなっている所があり、被災地の問題や課題を
 改めて学ぶいい機会だと思っています。(T.A)

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 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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