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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  □[第407号]2016/2/18□    □配信数 732□


スペーシア・メールマガジンの第407号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・空き家お掃除ワークショップ
 ◆図書紹介◆
 ・産業遺産―時を超えて輝く/日刊工業新聞編
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○空き家お掃除ワークショップ○

 年末に津島市で行われた空き家お掃除ワークショップに参加した。場所は津島駅から
津島神社を結ぶ天王通の中ほど。米屋店舗であったが長い間空き家になっていたようだ。
 つしま夢まちづくり提案事業の採択を受けた空き家活用をまちの活性化につなげよう
という「津島ツムギマチ・プロジェクト」での取組み。興味深いのは対象事業が「津島市に
寄与する個性あるまちづくりを促進する事業」であれば津島市民でなくても可能で、この
プロジェクトの代表者も津島市の出身者であるが、現在は東京に居住されている。
 また、このワークショップに参加したメンバーの多様性も興味深かった。15名ほどの
参加者があったが、その多くはfacebookでの呼びかけで参加した市外在住者(私もその
一人)で、遠方から初めて津島市に来たという人もいた。2年前に空き家関連調査で
ヒアリングさせていただいた方がみえたのにも驚いた。いずれの参加者も空き家活用が
新しい展開につながることを期待しているのだろう。
 長年空き家になっていた建物なのでその埃の多さには参ったが、丁寧に造られた建物で
あり活用への期待が広がった。所有者の方も遠方からの多くの参加者に建物の価値を
認められ感じるところがあったのではないかと思う。道行く人も何ごとかと興味深そうに
覗いていく。これだけのことでまちが少し賑わったように感じたというのは大げさだろうか。
 津島市は仕事で何度もまちを歩き、まちの持つ魅力を感じているものの一人だが、
今回ネットの呼びかけだけで遠方からも人が集まるという状況に改めて津島市の持つ
ポテンシャルを感じた次第だ。津島市につながりのある東京人という仕掛け人の存在も
大きい。津島市では、津島まちや・まちなみ再生機構も創設され、関連する様々な取組みが
動いている。その動きに注目するとともに、何らかの形で関わることができればと思う。

▼津島ツムギマチ・プロジェクト(津島空き家・物件活用)のfacebookページ
https://www.facebook.com/tsumugimachi/
(石田富男)

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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○産業遺産―時を超えて輝く/日刊工業新聞編○
 2010年11月30日発行/日刊工業新聞社

 近年、島根の石見銀山、群馬の富岡製糸場と絹産業遺産群、明治日本の産業革命
遺産が世界遺産に登録されるなど各地で産業遺産が注目されている。愛知県内にも、
名古屋市西区のトヨタ産業技術記念館、ノリタケの森、昨年2015年にリニューアルされた
半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場)とミツカンミュージアム(旧博物館酢の里)を
はじめ数々の産業遺産が存在する。産業遺産には以前から関心を持っており、改めて
国内にはどんな産業遺産があるのかを探そうとした時に本書を手にした。
 本書は、日刊工業新聞社の新聞連載「グラフ 産業遺産」において2007年10月から
2010年3月の2年半にかけて掲載されたのを元に119件を編集したものである。掲載された
産業遺産マップを見ると、このような産業遺産が北海道から九州まで広く分布している事が
わかる。かつての日本では金・銀・銅・鉄などの金属材料、石炭・電力(水力)などの
エネルギーを算出し、急激な産業革命を推進してきており、産業遺産はそれらの現場と
なった「生きた教科書」と言える。本書はそのような各産業遺産の内容を簡潔でわかりやすく
解説している。5年余り前に発行されているため一部の施設はリニューアル等により
現在の情報と変わっている点に注意しつつ、情報収集するのに参考となる図書である。
(浅野健)

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・愛知県長久手市を主に走っているリニモが、来月にようやく交通系ICカード「manaca」で
 乗車できるようになります。東海地方の主な公共交通がICカードを利用できるようになり、
 移動がさらに便利になります。(T.A)

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