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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第35号]2001/11/5
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 447−−□
スペーシア・メールマガジンの第35号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・財団法人名古屋都市整備公社設立40周年記念シンポジウム
・愛知まちコン公開シンポジウム
◆名古屋まちづくり情報◆
・桑名市のまちづくり−まちづくりブックのとりくみ−
◆視察レポート◆
・京都パブリックカーシステムの実験に参加
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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◎ 財団法人名古屋都市整備公社設立40周年記念シンポジウム ◎
「にぎわいある街とまちづくりプロデュース」
日時 平成13年11月6日(火) 午後2:30〜5:00
場所 名古屋都市センター大研修室
1 講演会 PM2:30〜3:20
講 師 名古屋市立大学芸術工学部助教授 三上 訓顯 氏
2 パネルディスカッション PM3:30〜5:00
コーディネーター 井沢 知旦 白壁アカデミア代表幹事
パネリスト 三上 訓顯
伊藤 恭行 名古屋市立大学芸術工学部助教授
相羽 寿郎 名古屋市立大学芸術工学部助教授
佐藤 久美 英文情報誌「ナゴヤアベニューズ」編集・
発行者
磯部 雅好 名古屋市住宅都市局理事
→詳しくは都市整備公社のホームページをごらください
http://www.nup.or.jp/
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◎ 愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会公開シンポジウム ◎
「名古屋圏の都市居住を考える〜人が集まる「まち」での暮らし〜」
日時:2001年11月15日(木)13:30〜16:45
場所:(財)名古屋都市センター大研修室
プログラム(予定):
13:10 受付開始
13:30 開会・来賓挨拶
13:50 基調講演
15:00 パネルディスカッション
16:45 終了
〜この後、別会場で懇親会を行います。(参加費2,000円)
◆基調講演 「都市で暮らすということ」
瀬口 哲夫 氏(名古屋市立大学 芸術工学部教授)
◆パネルディスカッション /コーディネーター 瀬口 哲夫 氏
馬場 研治 氏(鞄燗c橋住宅 代表取締役)
村上 心 氏(椙山女学園大学 生活科学部助教授)
芳賀 陽 氏(バリアフリーレストラン代表、日進市在住)
高田 弘子 氏(都市調査室 代表)
丹羽 守 氏(都市基盤整備公団 中部支社 居住環境整備・再開発部長)
愛知まちコンによる公開シンポジウムです。3回目の今回は愛知まちコンでの年間テー
マを「都市居住」とし、その一環として開催されます。
〜スペーシア・石田
富男〜
→詳しくは下記ホームページを参照下さい。
http://www.interq.or.jp/japan/ai-machi/
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 桑名市のまちづくり−まちづくりブックのとりくみ− ○
桑名市では、21世紀の幕開けの年である今年、徳川家康の「東海道宿駅制定」と本多忠
勝の「慶長の町割」着手から400年を迎え、平成のまちづくり「くわなルネッサンス」と
して、様々なイベントを展開している。
「慶長の町割」とは、1601年に初代の桑名藩主になった徳川四天王の1人である本多
忠勝が行ったまちづくりのことであり、このまちづくりでは、町の中を流れていた川の流
れを大きく変え、町を大改造した。桑名市は太平洋戦争の戦災により、市街地の8割を失
い、戦災復興事業により、市街地の整備が行われたが、その整備の際にも、「慶長の町
割」の時の区画が残されている。明治維新や戦災によって、歴史的な遺構はあまり残され
ていないが、まちの骨格に「歴史」が息づいており、その意味で歴史的なまちといってい
いだろう。
桑名市では、400年の記念事業を契機に、今年を「21世紀のまちづくり元年」と位置づ
け、市民・企業・行政のコラボレーションのもとに新しいまちづくりを進めようとしてい
る。400年事業にも様々な市民が関わっているが、その多彩なとりくみには驚かされる。
「くわなルネッサンス」のメインイベントとして位置づけられる「桑名の殿様御台所
祭(10月20日・21日開催)」は今年13回を迎える市民の手作りのお祭りであり、高級料亭
のある花街界隈、元気な商店街として有名な寺町通り、骨董市の開催されるよつや通り、
近代都市づくりで整備された八間通などを会場に多彩なイベントが行われた。
様々な市民団体のネットワーク形成を図る「平成の町割会」も作られ、民設民営の「市
民活動センターわたし」を開設している。
私は、様々な活動をされている方とお会いし、桑名の財産は「まちを愛する人」の存在
ではないかと感じたのだが、このような活動が活発になったのも、最近のことであり、ま
だまだ一部の人たちの活動にとどまっているのが現状だというのが、活動をされている方
の感じ方らしい。
このような中で、当社もお手伝いさせていただいている取り組みの1つが「まちづくり
ブック」の制作である。桑名市民に桑名のよさを知ってもらい、まちに関心をもってもら
うとともに、まちづくりに主体的に関わってもらうことをねらいとしたものであり、昨年
の12月に編集委員会を立ち上げ、8回の編集委員会を開催するとともに、インタビュー調
査を実施したり、財産目録の作成を行っている。ようやく、おおまかな構成が決まり、グ
ループに分かれて、それぞれの内容を検討しはじめている。
まちづくりブックは伊勢市でも作成されているが、桑名市のまちづくりブックの特徴と
しては、ホームページと連携させることを考えている。記録として残しておきたいもの、
じっくり読んで考えてほしいことは「本」にする一方、最新の動きやさまざまなデータな
どは「ホームページ」に掲載するとともに、意見交換の場となることも狙っている。
将来の「ホームページ」も念頭に入れながら、まちちづくりブックのとりくみを広くPR
するため、編集委員会のホームページも作成した。
http://www.spacia.co.jp/kuwana/
また、11月10日、17日には、歩いて暮らせる街づくりの観点から、まち歩きガイドマッ
プ作成ワークショップを予定しており、この成果もまちづくりブックに反映させることが
できるのではと考えている。
桑名のまちづくりは、これまでそれぞれ個別に実施されてきたものが、市民参加のもと
に大きな形になりそうな感じがしている。楽しみである。 (石田 富男)
→ホームページに御台所祭の写真などを掲載しました。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/kuwana.htm
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◆視察レポート◆−まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 京都パブリックカーシステムの実験に参加 ○
京都市内で現在実施されている、2人乗り超小型電気自動車とITS技術を活用した会
員制の共同利用システム「京都パブリックカーシステム(以下、京都PC)」の実験に参
加した。2000年12月中旬から35台の電気自動車が京都市内7箇所のステーションに配置さ
れ、実験が行われている。当初は市民限定の無料モニター実験だったが、2001年9月から
は日本全国からの観光客も会員対象とした有料実験が始まっている。(2001年12月24日ま
で)
事業主は日本電動車両協会、(株)最適化研究所・京都商工会議所・京都府・京都市な
どでつくる「京都パブリックカーシステム研究委員会」が委託を受け実施している。
他の都市においても同様の実験がなされているが、京都PCの特色は「利用予約を携帯
電話やインターネットの端末で無人で行えること」「複数箇所のステーション間で自由に
乗り捨てできること」にある。ITでの予約は対象者を限定することにもなるが、システ
ムの効率性を保っているとも思われる。
参加者に義務付けられている京都市内での講習会に参加した後、早速京都駅南のステー
ションからトヨタのe−comに乗り込み、3時間のドライブを楽しんだ。エンジン音が
全くないのが不気味な気もするが、加速がよく広い道は軽快に、狭い道は機敏に走ること
ができる。また、『E-com』と『ITS』技術を組み合わせた
新交通システム『Cyaron』を
搭載しており、ナビシステムにより現状位置を定期的に自動発信、管理センターでは各車
の現状位置を把握し、不測のバッテリ切れを防ぐ為に車両が走行可能範囲を超えようとす
ると 運転者に警告を与えてくれる。利用料金は1分間20円。バスを利用したと考えると
割高だが、荷物は積めるし、どこへでもすいすい行ける。タクシーを利用したと考えると
断然割安である。航続距離の短さ(フル充電で約70km)や価格の面で、通常自動車より
不利ではあるが、観光客としては見所満載の京都旅行に加えて、電気自動車の乗車体験も
できるのは大きな魅力である。 (竹内 郁)
→京都パブリックカーシステムHP http://www.ev-kyoto.com/
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/kyoto-pc.htm
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−mm@spacia.co.jp
へ
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・年に1回発行している「ラバダブ」。今回は「都心」をテーマにとりあげることになり
ました。どんな切り口で料理できるやら。第1次原稿締切は10月末でしたが、原稿の
集まりは悪く…。無事に発行できるでしょうか。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
〒460-0034 名古屋市中区栄5-16-14 新東陽ビル5F
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