スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定) [第319号]2012/9/24□ □配信数 804□
スペーシア・メールマガジンの第319号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・堀川ウオーターマジックフェスティバル2012
川伊藤家のりば お掃除ワークショップのご案内
・納屋橋100年・歴史紐解きワークショップ
〜時代の交差点“納屋橋”が見守った“堀川ものがたり”を探る〜のご案内
◆名古屋まちづくり情報◆
・問屋町西部南街区市街地再開発事業「岐阜スカイウイング37」竣工式
◆視察レポート◆
・ベトナムの環境建築
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 堀川ウオーターマジックフェスティバル2012 ○
川伊藤家のりば お掃除ワークショップのご案内
今年の堀川ウォーターマジックフェスティバルは、納屋橋〜五条橋〜朝日橋間を
シャトル運航する堀川水上バスを実施します。そして、今年の五条橋の船のりば
はあの川伊藤家をお借りすることになりました。普段は非公開のこのお庭と表蔵
を見ることができ、四間道の商家が堀川舟運を利用していた名残の庭から船に乗
ることができる、貴重な歴史体験の機会となります。
イベントの水上バス運行に先立って、お庭見学とお掃除するワークショップを開
催します。
誰よりも早く中を見てみた〜い!というあなた。ぜひご参加を。
参加の手続きは下をご覧ください。
日 時:平成24年10月14日(日)9時〜12時
場 所:川伊藤家・表蔵玄関前に9 時集合
持ち物:軍手、やる気、カメラなど
※服装は長袖&長ズボンをおすすめします。
※参加希望の方は、事前に事務局までご連絡ください。
事務局:名古屋市緑政土木局河川計画課 (堀川担当)
Tel:972−2891 fax:972−4193
メール:horikawa@ryokuseidoboku.city.nagoya.lg.jp
<関連ページ>第10回堀川ウォーターマジックフェスティバルのページ
http://www.horikawa-wmf.com/
〜名古屋市緑政土木局河川計画課の井村様より情報提供いただきました〜
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○ 納屋橋100年・歴史紐解きワークショップ ○
〜時代の交差点“納屋橋”が見守った“堀川ものがたり”を探る〜のご案内
堀川にかかる納屋橋は名古屋駅と栄を結ぶ広小路通の中間に位置し、堀川開削
当時から架けられた堀川七橋の1つです。大正2年に鋼製アーチ橋として架橋
され、昭和56年に大規模な改築工事が行われるも、高欄をそのまま移設する
など当時の意匠を踏襲して改築されており、平成25年には大正期のレトロな
雰囲気の橋ができてからちょうど100年の年を迎えます。
このプレ企画として、大正〜昭和初期から現在まで残る、納屋橋界隈の歴史資
産をめぐり、100年マップを作成するワークショップを開催します。
古地図を見ながらまちをまわる歴史好きにはたまらない企画になる予定です。
皆様ぜひご参加を。参加の手続きは以下をご覧ください。
≪まちめぐり≫
日 時:平成24年10月21日(日)10時〜12時
集合場所:堀川ギャラリー(旧加藤商会ビルB1F)
内 容:納屋橋を中心に堀川と周辺のまち並みを散策し100年の歴史を巡ります
≪マップ作り≫
日 時:平成24年10月28日(日)10時〜12時
場 所:モアチェモアチェ(ほとりす)を予定
内 容:まちめぐりで発見した歴史的な魅力や物語をまとめてマップを作ります
定 員:30名 ※応募者多数の場合は抽選により決定します。
参加条件:まちめぐりとマップ作りの両方に参加できる方
申込方法:住所、氏名、電話番号、件名に「納屋橋百年」と明記の上、e-mailで
事務局までご連絡ください。≪締切は10月12日(金)まで≫
事務局:名古屋市緑政土木局河川計画課 (堀川担当)
Tel:972−2891 fax:972−4193
メール:horikawa@ryokuseidoboku.city.nagoya.lg.jp
<関連ページ>第10回堀川ウォーターマジックフェスティバルのページ
http://www.horikawa-wmf.com/
〜名古屋市緑政土木局河川計画課の井村様より情報提供いただきました〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○問屋町西部南街区市街地再開発事業「岐阜スカイウイング37」竣工式○
弊社が平成4年の再開発連絡協議会設立から取り組んできたJR岐阜駅前の再開発
「岐阜スカイウイング37」が完成し、9月9日に竣工式が開催された。当日は再開発の
組合員、来賓、関係者含め約150名が出席し建物の完成を盛大にお祝いした。また、
ぎふ清流国体のマスコットキャラクター「ミナモ」と市内の幼稚園児によるミナモダンスや、
各務原太鼓保存会による祝い太鼓の演奏が式典を盛り上げた。
再開発組合の若原理事長は事業を振り返り、「足かけ20年の大事業、多くの関係者との
困難な調整を乗り越え、よくここまでたどり着いた。」と感慨深げに語った。
来賓の細江岐阜市長は、「本事業の完成は今の社会情勢を考えると大変すばらしい
出来事である。またマンション入居者の45%は岐阜市外からの入居ということで、人口の
増加は岐阜市の活性化に繋がる。」とお祝いの言葉を頂いた。
完成した施設は、37階建ての東棟、11階建ての西棟、409台収容の駐車場棟の3棟構成で、
東棟は5階〜37階が270戸の超高層分譲マンション「ザ・ライオンズ一条タワー岐阜」、
3、4階のオフィスフロアーには岐阜大学のサテライトキャンパスや岐阜市信用保証協会、
保険会社などが入居する。2階の商業フロアーにはコンビニエンスストア、エステティックサロン
などが順次出店予定、1階には十六銀行や権利者によるアパレル店舗が出店する予定である。
西棟は6階〜11階が天然温泉の大浴場を完備した152室のホテル「ドーミーイン岐阜駅前」、
2階〜5階は保険会社や金融機関のオフィス、1階は権利者の店舗となっている。
分譲マンションはすでに完売しており、9月25日から順次入居が始まる。ホテルも9月5日から
すでに営業を開始している。立体駐車場も9月25日から運用を開始する。その他のテナントも
10月を目途に順次オープン予定である。また、商業フロアーにはまだ若干の空スペースがあり、
テナント募集も継続中である。
「岐阜スカイウイング37」のお問い合わせ先
問屋町西部南街区市街地再開発組合
TEL 058−374−0003
(堀内 研自)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2012/gifutonya2/
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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ ベトナムの環境建築 ○
木造都市研究会「木愛の会」で予定していたツアーが人数が集まらず中止になって
しまったが、折角の機会を今後につなげるため、世話人3人でベトナムを訪問した。
都合で私は4日間(実質は2日間)の訪問となっ たが、平均年齢27.4歳というベトナム
(日本は44.6歳、2010年) の活気を感じることができた。大きく成長した街路樹、道路を
席巻するオートバイ、その間を信号もないのにスイスイと横断していく人々、汚れた川の
問題などまちとしても興味深く感じたが、ここではベトナムの環境建築の一旦を紹介したい。
■U-cafe
ベトナム訪問のきっかけとなったcafe。このプロジェクトに関わられた森林文化アカデミーの
廣田先生にお話を伺ったのが発端。日本の放置自転車をベトナムへ送り続けるという活動を
通じてベトナムとの関係を築いてこられた日本人オーナーの思いがつまった建築で、情報
拠点としてのコミュニティカフェとなるとともに、ここで若者に接客技術を学んでもらい、
一流ホテルで働くことのできるような人材育成もめざしているという。
環境建築として様々な工夫がされているが、話を伺った中で一番驚いたのが、ベトナムでは
汚水の浄化という概念がなく、汚水をそのまま川に流しているということ。U-cafeでは日本の
技術を持ちこみ、雨水利用とバイオフィルターを使った浄化を行っている。U-cafeは大きな
川に面しているが、その川の水は汚く、ホイアンの世界遺産のまちを流れる川の臭いには
閉口した。U-cafeでの新しい試みが注目されているのが頷ける。
詳しいことを知りたい方はプロジェクトを紹介した下記ページを参照されたい。
→熱帯歴史都市ので環境建築(Hpi An U-Cafe)の取組み
http://www.yoshida-akira.jp/site0002/index.html
■竹の建築
上海万博のベトナム館を設計するなど若手建築家として注目を集めるVo Trong Nghia氏の
竹の建築。ツアーではハノイ郊外にあるBambooWing(2010年竣工)を訪問する予定であったが、
今回はそちらには行けずホーチミン郊外の3作品を見学した。これらは初期のプロトタイプ
であり、竹を建築資材としてうまく活用し、風、水、植物に囲まれた 快適で力強い空間を
生み出している。
1131cafeでは、竹は天井等に使われている程度であったが、風や水の活かし方はその後の
建築に共通しており、竣工当時はかなり話題になったのではと思われる。その翌年に竣工した
wNw cafeでは竹が大胆に用いられ、 デザインにも活かされている。自然の竹にも囲まれ、
多くの若者で賑わっていた。それに隣接して2年後に竣工したBamboo Domeでは、まさに
竹の建築といえるもので、その内部空間の美しさに魅了 された。
Vo Trong Nghia氏は名工大・東大大学院を卒業されており、日本人の丹羽氏とともに
建築事務所を作られている。日本で木造建築について学んだことがベトナムでの自然素材を
見直し活かす建築に活かされているという。若い建築家が活躍するベトナム建築に注目して
いきたい。
(石田富男)
→丹羽氏のブログ「ベトナム・建築家日記
http://fromvietnam.sblo.jp/
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/2012/Vietnam/index.htm
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・先週、名古屋で初めて行われた「ShakeOut(シェイクアウト)−3分でできる防災訓練」に
参加しました。新聞報道で1万人が参加したと言われ、ご存知の方も多いと思います。
実験開始時に「駿河湾沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生した」という
想定でEメールが配信され、3分間机の下に身を隠し、机の回りに倒れてきそうな
本棚等が多いことを実感しました。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル8階
TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
URL http://www.spacia.co.jp/
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