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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)  □[第302号]2012/1/30□  □配信数 795□

スペーシア・メールマガジンの第302号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
  ・名古屋市立大 平成24年度 授業公開 前期
   「アーバンプロデュース論」
  ◆住まい・まちづくりコラム◆
  ・岐阜市でマンション管理基礎セミナーが開催
  ・「明日のまちづくりを担う」伊東豊雄 講演会
  ◆読者の声◆
  ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○名古屋市立大 平成24年度 授業公開 前期○
  「アーバンプロデュース論」

講師:三上 訓顯(芸術工学研究科 教授) 
日時:4月11日〜7月18日の水曜日・1時限目(午前9時〜10時30分)全15回
場所:名古屋市立大 北キャンパス
    芸術工学部 管理棟A305
講義概要:
   建築都市におけるプロデュースという新しい方法を学びます。

申込・問合せ:
  芸術工学部事業公開 芸術工学部事務室
   〒464-0083 名古屋市千種区北千種2丁目1-10
   TEL 052-721-1225

〜名古屋市立大学大学院教授・三上 訓顯様から情報提供いただきました〜

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◆住まい・まちづくりコラム◆
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○岐阜市でマンション管理基礎セミナーが開催○

 1月28日、岐阜市消防本部大会議室で開催された「マンション管理基礎セミナー」に
参加した。
  岐阜市の進める都心居住政策のもと、市街地再開発事業により岐阜シティ・タワー43
(243戸)、岐阜スカイウイング37(270戸)で多くの戸数が供給され、また今後も中心市街地
でのマンション建設が予定されている。こうしたことから、マンション管理の問題は岐阜市に
とっても重要となるとの認識から、(財)マンション管理センター名古屋支部(※)の山本
支部長が岐阜市に働きかけたことが発端となった。岐阜市まちづくり推進課では、平成23年
8月に市内の全管理組合(211組合、管理戸数;7,718戸)を対象に『分譲マンションの管理等に
関する管理組合アンケート調査』を実施、管理組合の管理問題の実態を把握した上で、
岐阜市としては初めてとなるマンション管理のセミナーの実施にこぎつけた。
  アンケートを実施したこともあり、各管理組合の役員が多く参加し、会場はほぼ満席の
盛況ぶりであった。アンケート調査の結果に基づき管理組合が抱える問題(組合活動の
不活発化、修繕積立金の不足や滞納問題など)の実態が報告されたあと、マンション
管理センターの鈴木氏より、「マンションを長寿命化する適切な修繕方法」、山本氏より
「マンション管理の諸問題と解決策」と題する講演があった。時間的な制約がある中で、
内容が盛りだくさんであったため、参加者がどの程度理解できたのか少し疑問の残る
感があるが、第一回目のセミナーとして各種の情報を提供したという点では評価できよう。
また、講演後には、質問も出され、関心の高さがうかがえた。今後は、管理組合が抱える
「管理問題」、必要としている「最新情報や先進事例の提供」など、テーマを絞っての
マンションに関するセミナーが継続的に開催されることを期待したい。
  ※名古屋支部は、3月末をもって閉鎖される。
(浅野 泰樹)
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○「明日のまちづくりを担う」伊東豊雄 講演会○
  〜平成23年12月12日18:00から 名古屋都市センター〜

 この講演会ではまちづくりにおいて、建築家は今回の大震災から何を学ぶか、そして
未来に何を提案できるかというのがテーマであった。伊東氏によると、被災地の復興計画
というのは土木コンサルタントが作るのが普通だそうで、なかなか建築家にはお呼びが
かからない。ならば自ら被災地に赴きボランティアで提案を始めたそうだ。最初は「おまえらに
村の何が分かるのか。」と言われたこともあったが、伊東氏は住民たちと酒を酌み交わし、
話をすることがとても好きだそうで、しだいに住民と親しくなったそうだ。
  「みんなの家」というプロジェクトでは伊東氏の最新の建築作品からは想像もできない
普通の集会所が建てられた。仮設村には集会施設がないので、これからみんなでまちづくりを
進めていくには集まって話ができる場がまず必要と考えたからだ。大きさは3間×4間で
木造平屋建ての普通の家である。このプロジェクトでは伊東氏がコミッショナーを務める
熊本県の事業「くまもとアートポリス」が協力していただけることになり、木材や資金を
援助してくれたそうだ。施設が完成してみると、伊東氏にとってこんなに喜ばれた建物は
初めてだったそうだ。建築の原点とは使う人と作る人が心を一つにして作りあげていく
ものだと再認識したそうだ。
  大きな震災が起きると、すべてがあって当たり前という現代の成熟社会では忘れて
しまっていた価値観を再認識することが多い。今回、伊東氏の話を聞いて感じたことは、
われわれがめざす社会とは、あって当たり前のものに感謝を忘れず、さらに堅固にする
ため誠実に努力をしていくことであろう。さらには使い手と作り手がお互い感謝し信頼し
合う。そういう関係が築ければ、すばらしいものができるに違いない。
(堀内 研自)
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・今年度になって、歴史資源を活かしたまちづくりに取り組んでいる名古屋市内の地域に
  足を運ぶ機会が続いています。名古屋にいながら、知らない歴史がまだたくさんあることに
  気づかされ、改めて勉強しているこの頃です。(T.A)

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  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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