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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第29号]2001/8/13
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 430−−□
スペーシア・メールマガジンの第29号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・名古屋産業大学開学記念シンポジウム
◆名古屋まちづくり情報◆
・犬山の城下町を活気づける”観光文化交流研究会(かん・ぶん・けん)”
◆視察レポート◆
・公園のような道路になった「りんご並木」
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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◎ 名古屋産業大学開学記念シンポジウム ◎
「循環型社会の建設を目指して〜地元からの提言〜」
趣旨:一躍ゴミ問題の先進地域になった名古屋市は、1年前に比較すると20
%のごみ排出量減量を達成した。しかしながら、少なくなったとはいえ依然と
してゴミは排出されるので、環境に負の影響を与えることは否めない。そこで、
環境への負荷を減ずるために、ゴミとして排出される物の再利用、再原料化を
進める循環型社会を創り上げていくことが問われている。本シンポジウムでは、
名古屋産業大学開学記念シンポジウムの第4弾として、このような循環型社会
を創り上げていくために、地域社会がなすべき対応策などを地元からの提言と
いう形で世の中に問うことを目的としている。したがって、パネリストには、
地元名古屋市におけるそれぞれの立場の人々をお願いして有益な議論ができる
ように構成している。
日時:平成13年9月28日(金)13:30−17:00
場所:豊田ホール(豊田ビル6階)
名古屋市中村区名駅4-11-27 電話:052-584-7123
プログラム
13:00 開場・受付
13:30 開会の挨拶 伊藤達雄(名古屋産業大学学長、日本環境共生学会会長)
13:40 招待講演 坂本春生(国際万国博覧会協会会長)
14:00 第一部(基調講演)
森嶌昭夫
(地球環境戦略研究機関理事長、名古屋産業大学客員教授)
14:45 第二部(パネルディスカッション:循環型社会の建設を目指して)
コーディネータ 森嶌 昭夫(前掲)
パネリスト 浅井 直樹(中部リサイクル運動市民の会理事)
加藤 正嗣(名古屋市環境局ゴミ減量対策部長)
高取 美樹(グリーンリサイクル株式会社社長)
朴 恵淑(三重大学教授)
松田美代子(評論家)
16:50 閉会の挨拶 伊藤達雄(前掲)
17:00 閉会
主催:名古屋産業大学
共催:名古屋産業大学環境情報ビジネス学会、日本環境共生学会
後援(予定):愛知県、名古屋市、(社)中部開発センター
定員:300名
事務局:名古屋産業大学 担当:青木吉貞
〒488-8711 尾張旭市新居町3255-5
電話:0561-55-5101
FAX:0561-52-0515
E-mail:simposium@nagoya-su.ac.jp
申込方法:必要事項(氏名・住所・勤務先・電話/FAX/E-mail)により、電
話、FAX、E-mailにて申し込み(先着順)
〜名古屋産業大学和泉潤先生から情報提供いただきました〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 犬山の城下町を活気づける”観光文化交流研究会(かん・ぶん・けん)”○
以前にも紹介したことがある愛知県犬山市の城下町では、中心市街地活性化が大きな課
題となっており、城下町のあちらこちらで、ワークショップによる整備など、様々な取り
組みが行われている。
これまでは、犬山でのまちづくりといえば城下町を中心に進められてきたが、一方で、
市の大部分が木曽川や森林などの自然に恵まれており、”城下町のまちなか観光”と”里
山文化”を結ぶことで城下町を活気づけようと、観光文化交流研究会(かん・ぶん・け
ん)は昨年9月に発足した。メンバーは、城下町を中心として市内に暮らす住民や市内へ
の勤務者、市職員、市外の犬山ファンなど40名ほどである(今年8月現在)。
かん・ぶん・けんは、”思いついたらやってみよう”を合い言葉に、発案者が自主的に
リーダーとなって様々な取り組みを実施してきた。中でも大きなプロジェクトは、城下町
や里山自体を舞台にしたイベントと、レンタサイクル実験である。
主なイベントは、今年の3月に城下町の通りにおひなさまをかざった”おひなまつり”
5月に里山にある栗栖という地区で竹のアートを飾った”かん・ぶん・けんフェスタin栗
栖”7月に「犬山を紙芝居のまちに?」を合い言葉にまちのあちこちで紙芝居を上演し
た”座・紙芝居day in 城下町”などである。これらのイベントでは、市内でもたくさん
とれる”竹”を使って舞台や掲示板などをつくったり、”スタンプラリー”によってまち
の点と点を結んだりして、城下町や里山を活気づけた。
一方、レンタサイクル実験は、”自転車のまち”をめざして?これらのイベントを通じ
て何度か重ねてきた。レンタサイクルに使う自転車は、ミニコミ誌などで市民によびかけ
たり、粗大ゴミとして出されたものの提供を市にお願いするなどにより、”無償”で40台
集めた。
現在は、城下町での無料レンタサイクルを実験的に行い、本格的な事業化をめざして取
り組んでいる。
発足してもうすぐ1年になろうとしているが、このような活動を通じて自信をつけたメ
ンバーが市民、行政という枠にとらわれず、様々な試みを重ね、自分たちが”楽しみなが
ら”、着実に犬山ファン=イヌヤマニアを増やしつつある。 (浅野 健)
参考:かん・ぶん・けんのメンバーが立ち上げたHPイヌヤマニア
http://www.nagoyanet.ne.jp/inuyamania/
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/inuyama/inuyama.htm
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◆視察レポート ◆−まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 公園のような道路になった「りんご並木」 ○
長野県飯田市のりんご並木は、戦災復興の中で中学生の発案によって作られるとともに
中学生の手によって守られ、飯田市のシンボルとして多くの人に知られている。
この「りんご並木」がワークショップによる議論の結果、歩行者優先の公園のような道
路になったということを聞き、訪れてみた。
以前は中央の緑地帯にりんご並木があり、その両側に車道がある普通の道路であった
が、それがまさに公園となっていた。特に、訪れた日はゴールデンウィーク中でウォーキ
ング大会「やまびこマーチ」の主会場となり、屋台が出たりしていたのでなおさらだっ
た。
幅員30mで6000台/日の交通量のあった都市計画道路がコミュニティ道路に変わったと
いうのは驚きだ。道路構造令では1000台/日を超える幹線道路では歩・車道分離を義務づ
けている。普通なら絶対実現しそうもない案が国との粘り強い交渉の上、「ポストモータ
リゼーションのモデル」ということで認められたという。
この背景にはこの計画づくりに中学生をはじめ多くの市民がかかわり、長い時間をか
かって計画づくりが行われたこと、まちづくり交通計画によって内環状線の内側は歩行者
系に変えるという方針を打ち出したことがあるという。
とはいえ、この事例は不可能なことが可能になった事例として注目できる。時代も変
わってきたということだろう。無理だと思って簡単にあきらめるなかれである。
(石田富男)
→飯田市のホームページにりんご並木の歴史やスナップ写真などが掲載されています。
http://www.shinshu.iida.nagano.jp/namiki/index.html
→りんご並木の整備事業については以下に紹介されています。
http://www.shinshu.iida.nagano.jp/redevelop/ringo/
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/ringonamiki.htm
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−mm@spacia.co.jp
へ
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・サーバー用のパソコンを新しくしました。今回、はじめてインターネットショップを活
用。安いのに性能がよいのに驚きです。
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を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
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