スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定) □[第289号]2010/8/1□ □配信数 773□
スペーシア・メールマガジンの第289号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・2011年夏 愛知まちコンまちづくり交流会
「岐阜町の古くて新しいまちづくり」
〜 まちの伝統と若者と「長良川おんぱく」と 〜
◆名古屋まちづくり情報◆
・JR春日井駅の駅舎橋上化と自由通路整備
・恵那 銀の森 オープン
◆図書紹介◆
・魅力ある森林景観づくりガイド/奥 敬一他編著
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 2011年夏 愛知まちコンまちづくり交流会 ○
「岐阜町の古くて新しいまちづくり」
〜 まちの伝統と若者と「長良川おんぱく」と 〜
ゲストスピーカー 蒲 勇介 氏
NPO法人ORGAN 代表理事
長良川温泉泊覧会 事務局長
歴史ある岐阜市の都心"岐阜町"(ぎふまち)で静かな変化が起こっています。
この町で、伝統ある町人文化を地域の若者たちが再発見し、
一旦とぎれていた地域のご縁が再びつながりはじめ、
そして、新しい祭り「長良川おんぱく」がこの秋に実を結びます。
今年10月開催の長良川温泉泊覧会「長良川おんぱく」の事務局長であり、
地域の古い町家に移り住んで地域と寄り添いまちづくりを進める
コミュニティ・デザイナー蒲 勇介 氏をお招きして、
まちづくりとしての「長良川おんぱく」の意義と
伝統ある岐阜町の再生をめざした、まちづくり活動をお話しいただきます。
ご関心のある方はどなたでもご参加ください。
日 時:8月25日(木)18:00〜20:30
会 場:名古屋都市センター14階 第1会議室
参加費:一人500円(主催の会員団体は参加無料)
主 催:愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会
申込み:
メールかファックスで下記を記載の上お送りください。
お名前、ご所属、電話番号、メールまたはFAX番号
メール/machi@taiwa-k.jp
ファックス/052-875-5077
問合せ先:愛知まちコン2011事務局
株式会社 対話計画 担当:藤森、葛山(カツラヤマ)
電話/052-875-5050 メール/machi@taiwa-k.jp
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■ゲストスピーカー プロフィール
蒲 勇介(かば ゆうすけ)氏
・NPO法人「ORGAN」代表理事
・ORGANデザイン室を主宰するグラフィックデザイナー
・2011年10月開催の「長良川温泉泊覧会」事務局長
1979年郡上市生まれ、岐阜市内で育ち、岐阜のNPO「G-net」を経て、
グラフィックデザイン事務所「ORGANデザイン室」を設立。
岐阜町界隈のまちづくりに関わり、町内の町家に移り住む。
町家保存活動をはじめ、岐阜の文化を体験する「古今金崋町人ゼミ」、
自治会と老人会が共同運営する「みんなの茶の間」プロジェクト、
地域の老舗の「若旦那会」の結成をサポートするなど、
この地域に入って多方面からまちづくりをコーディネイトしている。
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〜スペーシア・浅野健〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○JR春日井駅の駅舎橋上化と自由通路整備○
春日井市の中心駅であるJR春日井駅について、この5月、駅舎建替えによる橋上駅化と
自由通路整備、それらとあわせた駅前広場の一体化が発表されました。昭和2年に
鳥居松駅として開業して以来長きにわたり、春日井市の表玄関として市民の交通を
支えてきた駅が新しい姿に生まれ変わります。(※詳しくは、春日井市のHPを参照下さい。
イメージ図も掲載されています。)
現在のJR春日井駅は、市の中心駅かつバスのターミナル拠点でありながら、多くの
問題があります。駅南北の地域間の行き来が不便である点や、駅前広場や待車場の
}交通動線が輻輳して危ない点、またバリアフリー面でも困難な状況です。周辺地域を
みても、ロードサイド型の商業開発や市街地の拡散などの時代の流れに押され、駅前は
商業的賑わいに欠けて寂しい状況にあり、また駅南側もすぐ近くに農地が広がるなど
土地利用面でも改善の余地があります。
また、この整備の背景のひとつに、平成18年度に春日井市が策定した「都市交流拠点
将来ビジョン」があります。これは市内主要駅を拠点とした「集約効率的な市街地」の形成
(いわゆるコンパクトシティ)を目指すものであり、JR春日井駅周辺でのコンパクト化も
将来像として描かれているので、その実現にもつながってほしいものです。
隣のJR勝川駅が連続立体化事業により駅舎や道路が一新され、周辺の再開発事業とも
併せて見違えたように、JR春日井駅もその名古屋都心から距離的利便性を考えれば、
マンションなどの再開発事業などの開発も今後出てくる可能性もあるでしょう。今回の
駅空間の整備が、このような状況を打破し、再び駅を核とした街の再生につながる
起爆剤になるのかどうか、期待していきたいところです。
弊社としても、先述のビジョンや駅と周辺の調査・検討に携わったこともあるので、
今後の動きに注目していきたいと思います。
(櫻井高志)
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○恵那 銀の森 オープン○
銀しゃり本舗の経営する恵那市大井町に「銀の森」が完成しました。
自社工場の敷地に店舗と川、樹木を整然と植えた森です。
環境に配慮した新世代の店舗形態です。
(スペーシア嘱託・田中清之)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2011/ena/index.html
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○魅力ある森林景観づくりガイド/奥 敬一他編著○
社団法人全国林業改良普及協会/平成19年7月10日発行
景観法制定以降さまざまな視点から「景観」が重要視され、魅力的な景観を保全・再生
しようと地域独自の景観づくりを進めている自治体も多い。日本の国土の約7割が森林で
あることを考えると、まちの景観を少し広域的に捉えたときに、森林が視野に入ってくる
ことは多い。本書は、これまで景観の背景にすぎなかった森林を森林景観という視点で
捉え、より魅力的な森林景観をつくるための考え方や手法、事例がまとめられている。
構成は、@森林景観を理解するための「序」、Aスケールや地域特性に応じた計画の
考え方を紹介した「解説T・U」、B近年脚光を浴びている「事例」の紹介、となっている。
本書で解説されている森林景観づくりの方向性は、「スケール」と「地域特性」の二つの
視点から捉えられている。まず、計画の対象とする範囲の地理的な広がりを表す「スケール」。
これは、地域森林計画区、レクリエーションエリア単位、林分単位などであり、単位によって
計画のポイントや手法も異なるとされている。また、「地域特性」というのは、森林の場所が
都市なのか里山なのか、あるいは原生地域を含む山間域なのか観光・リゾート域なのか
といった特性である。本書は、この二つの視点を組み合わせてできる様々なケースに
応じた評価手法や計画手法が事例に沿って解説されており、森林景観を検討する際に
非常に参考になるのではないかと思う。
最後に、筆者が本書の中で「森林景観の成り立ちには、その土地固有の自然的、
文化的な条件が強く働いており、ある場所で通用したやり方が別の場所でそのまま
使えるとは限らない」ということを訴えているように、私自身も森林景観を考える際は、
森林とその地域の特性や地域の人々との関わりを反映した計画となるように努めたいと
思う。
(喜田祥子)
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・現在、愛知県内における公共交通の利用促進につながる事業の企画提案を募?集中です。
締切は8月12日。愛知県から委託を受けて弊社が事務局を担当しています。
http://www.pref.aichi.jp/kotsu/ecomobi/index.html
・発行日が遅れてしまいました。申し訳ありません。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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