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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)   □[第288号]2010/7/18□  □配信数 772□


スペーシア・メールマガジンの第288号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
  ・文化のみち二葉館 講演会
  ◆図書紹介◆
  ・「けんちく体操」/チームけんちく体操 著
  ・森づくりテキストブック 市民による里山林・人工林管理マニュアル
  ◆読者の声◆
  ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○文化のみち二葉館 講演会○

テーマ:文化のみち 建築探訪
  名古屋城から徳川園にかけての「文化のみち」には、名古屋の歴史が凝縮したエリアで、
江戸期の町割りのうえに、主に近代以降の建築物が残された「歴史のみち」です。そこで、
改めて建築の価値を再発見・再評価し、そこにまつわる物語を含めて、専門家が解説する
講演会を開催いたします。

講 師:河田克博先生(名古屋工業大学大学院教授)
と き:2011年7月24日(日)午後1時30分〜3時00分
ところ:文化のみち二葉館 集会室
費 用:参加費無料 ただし要入館料(一般200円 各種減免あり)

主 催:文化のみち二葉館【名古屋市旧川上貞奴邸】
     TEL/FAX(052)936−3836
     名古屋市東区橦木町3丁目23番地
     URL http://www.futabakan.city.nagoya.jp
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○「けんちく体操」/チームけんちく体操 著○
  エクスナレッジムック/2011年4月23日発行

 「けんちく体操」をご存知だろうか。「建築物を模写する体操。外観だけでなく、構造や
用途、個人的に抱いた第一印象などを身体で表現するもので、身体能力以上に、建築を
見る、知る、愛する情熱が問われる体操である。・・・」、と定義を聞いても、よくわからないと
思うので、ぜひ表紙をご覧いただきたい(公式ホームページhttp://kenchiku-taiso.com/にも
表紙が掲載されている)。東京タワーの前で赤と白のジャージを着た3人の大人が、
マジメな顔をして、足を左右に開き、手の平を合わせて頭の上にまっすぐに伸ばしている
写真がその表紙である。つまり、身体を使って東京タワーの模写をしているのである。
  この「けんちく体操」は、子ども向けのワークショップ用に、東京都江戸東京博物館の
研究員や学芸員が中心になって建築を身近に感じてもらうために編み出されたものである。
ワークショップでは、建築物の写真を見た参加者が建物全体でも、印象に残った部分でも
よいので思い思いに建築物の形を自分の身体を使って表現をするそうだ。よって本著で
紹介されている体操は「正解」ではなく、「お手本」であるとのこと。ギザの三大ピラミッドに
始まり、国会議事堂や東京ビックサイト、マリーナベイサンズ、東京スカイツリーなどの国内外の
有名建築物を模写した全部で73の「お手本」が掲載されている。1人でできるものから9人
がかりで模写しているもの、なるほどと関心するものから思わず首をかしげてしまうものまで
実に様々であるが、模写に取組むシュールな写真も、建築物の歴史や構造といった知識も
どちらも真剣で面白い。
  なお、名古屋駅前の「モード学園スパイラルタワーズ」も73の体操のひとつとして紹介されて
いる。8月には、栄のナディアパークでワークショップの開催が予定されている。新聞や雑誌、
インターネットなどでの掲載も増えており、有名建築物の前で不思議なポーズで記念写真を
撮影する光景に遭遇しても驚かないよう、ぜひご一読いただきたい。
(山崎 崇)

・けんちく体操 公式ホームページ
  http://kenchiku-taiso.com/

・ナディアパークでのワークショップ情報(8/28)
  https://www.e-shinsei.city.nagoya.jp/n/event_detail.php?id=110423

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○森づくりテキストブック 市民による里山林・人工林管理マニュアル/中川重年 著○

 近年、生物多様性の保全が重要され、2010年のCOP10でも「SATOYAMAイニシアティブ」が
世界に向けて提案されるなど、里山保全への関心が高まっている。また、里山保全へ市民
団体も年々増加し、企業による活動も見られる。今回、本書を手にしたのは、里山保全に
関わる機会を得たことから、どのように保全していくべきかを学ぶためである。私は、子どもの
頃の遊ぶ場所と言えば、山や川などでクワガタや川魚をとるなどして、自然と触れ合いながら
育ってきており、子どもが安心して遊べる場所の一つとして里山があると思っている。
  本書では、里山保全のベースとなる雑木林や人工林(スギ・ヒノキ)の成り立ちから、どの
ような森林管理作業の手順をするべきか、目的、必要となる道具などを、初心者に分かり
やすく解説してある入門書である。ページのレイアウトも、見開き単位でタイトルがあり、
イラスト・写真を配置されており、読みやすい構成になっている。
  私自身、学生時代に大学に隣接した雑木林の活用・保全活動に参加しており、管理する
ためには地域住民の協力、管理のための知識、そのための組織が必要であるということは
肌で感じている。地域住民が里山対して愛着をもつことが里山保全において重要になって
くるのではないかと思う。保全のためには、組織、運営の他に、資金など、多くの課題があるが、
これからどのように保全していくかを地域の方などと協働して、里山のあり方を考えていきたいと
思う。本書は、里山林活用・生物多様性・レクレーションなど多方面からバランスよく解説してあり、
里山保全の基礎から学びたい方には、おすすめの一冊である。
(朝倉卓也)

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・今年も8月下旬から9月中旬にかけて、インターンシップの学生が2人、2週間ずつ
  弊社で経験していただくことになりました。今年はどのような作業を担当していただこうかと、
  これから検討に入ります。

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  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
  ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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