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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定) [第271号]2010/11/23□ □配信数 770□


スペーシア・メールマガジンの第271号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・ちゅうぶえこキャラショー(3R推進中部地方大会)
  ◆図書紹介◆
  ・転換するグリーン・ツーリズム 広域連携と自立をめざして
  ◆読者の声◆
  ◆スペーシアのこの頃◆

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ちゅうぶえこキャラショー(3R推進中部地方大会)○

 9月13日付けのメルマガで紹介したえこキャライベントの報告です。10月2日、岐阜市内の
ショッピングセンター(マーサ21)において、環境省中部地方環境事務所主催の3R推進
中部地方大会が開催され、「えこキャラショー」がその目玉として開催されました。弊社では
企画から当日運営までお手伝いをさせていただきました。
  この日は、中部地方から6つのえこキャラが集まってくれました。登場したえこキャラは、
ヒーローものでは福井市のリサイクル戦隊ワケルンジャー、安城市のサルビアン、四日市
市内の鞄月Y業が有するECO戦隊ゴミゼロレンジャー、着ぐるみ系は名古屋市のシャチの
ジュンちゃん、三重県のゼロ吉、石川県のもっかいくんです。何か珍しいものやってるなあと
集まってくれた買い物客の皆さん数十人を前に、それぞれがショーの中でアクションやトーク、
お笑い、クイズなどを駆使して、3Rの大切さを訴えました。
  ショーでは、ヒーローものはやはり人気が大。中にはテレビ顔負けのアクションあり、笑いも
ありで、立ち見が出るほどの大盛り上がり。着ぐるみ達もほのぼの雰囲気を振りまいて、子どもの
笑顔を誘っていました。お客さんはやはり子ども達(とその親)が中心です。子どもたちは、
はじめて見るどこの誰だがわからないキャラクターでも、気に入ったキャラクターには素直に
楽しみ、喜び、メッセージを受け止めてくれていました。規模は決して大きくはなかったのですが、
見てくれた人には3Rの大切さが伝わったのではないかと思います。
  イベントではほかにも、FC岐阜の選手のトークショーや岐阜県内で活動するNPO・NGOの
PRコーナーなどもありました。内容的には盛りだくさんのイベントだったので、来年はもう少し
規模拡大で開催してほしいものです。
  さて、最近、CO2を「○○%削減しましょう」、「△△をすると□gのCO2が出てしまいますよ」
などと数字を示して、訴えるのをよく見ます。ひとつの方法ではあるのでしょうが、ノルマを
課せられているようでプレッシャーを感じます。嫌な人は嫌かと・・・。
  しかし、えこキャラは、そんなプレッシャーは与えません。かわいく、やさしく、かっこよく
伝えます。言っていることは一緒でも、あくまでもソフト路線。まちづくりはハードとソフトの
両面からと言いますが、キャラクターはソフト面の大きな役割を担っているもののひとつだと
改めて感じました。これからのまちづくりにも、もっとキャラクターを活用してはどうでしょうか。
(櫻井高志)

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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○転換するグリーン・ツーリズム 広域連携と自立をめざして/青木辰司著○
  学芸出版社/平成22年5月10日発行

 グリーン・ツーリズムはもともと欧州で誕生※しているが、欧州では農村に滞在しバカンスを
過ごすという余暇の過ごし方として普及してきた(※国によって、ルーラルツーリズム(英)、
ツーリズム・ベール(仏)とも呼ばれる)。日本においては、農林水産省が平成4年にグリーン・
ツーリズムという言葉を提唱し、全国にモデル地区を指定するなどして推進を図っている。
  本書のタイトルである「転換するグリーン・ツーリズム」の「転換」とは、わが国のグリーン・
ツーリズムが「日本型展開段階」に入ったことを指している。日本でグリーン・ツーリズムが
提唱されてから18年が経過し、西欧から理念や手法を学ぶ段階から、日本型のグリーン・
ツーリズムが展開される段階にあり、西欧と比べて未だに脆弱な余暇文化事情や旅行としての
収益を確保する商品化など克服すべき課題があるものの、農山漁村を舞台としたグリーン・
ツーリズムの意義は今後高まることがあっても衰えることはないというのが著者の見解だ。
  本書の中で、著者は、転換期を迎えた日本型グリーン・ツーリズムにおける今後の課題
として、@行政主導から住民主導への展開、A広域連携の実践、B重層的なネットワーク
形成の3点を挙げている。特に、@住民主導への展開では、中間支援組織の推進・確立を
示唆しており、その中で紹介されている岩手県遠野市の事例では、大学生を対象とした
人材派遣事業や社会貢献カリキュラムの創設の必要性について説いている。特に高齢化
した地域では、今後、若い人材に対する期待が大きくなっていくと思うが、継続的な人材の
確保と活用の仕組みのあり方が重要になると感じる。
  また、日本型グリーン・ツーリズムについて、本書では「社会的自己実現型(農家民泊、
農村民泊など)」「労働貢献型(農山漁村型ワーキングホリデー)」「学習型(ツーリズム大学)」
「教育体験型(教育体験旅行など)」「資源活用型(滞在型市民農園、空き家・古民家活用など)」
に分類している。それぞれ先進的な事例などをもとに具体的な内容と手法が説明されており、
日本型グリーン・ツーリズムを実践するための参考本ともいえる。これからグリーン・ツーリズムを
検討している地域にとっても参考になる1冊だと思う。
(喜田祥子)

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・昨年度に続き、今年度も愛知県のエコモビリティライフに係るモデル事業に
  関わっています。今回は豊橋、豊田、尾張旭、武豊の市民団体による取り組み。
  それぞれ特色があり、3月の成果報告会まで弊社が支援していきます。
  乞うご期待!

・発行日が1日遅くなりました。申し訳ありません。

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  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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