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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定) □[第266号]2010/9/13□ □配信数 763□


スペーシア・メールマガジンの第266号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
  ・名古屋駅地区街づくり協議会シンポジウム
  ・ティンバライズ建築展 - 都市木造のフロンティア in なごや
  ・公共交通の利用促進につながる事業を県が支援します
   〜公共交通利用促進モデル事業募集〜
  ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・中部のえこキャラについて
  ◆視察レポート◆
  ・富士山登頂
  ◆読者の声◆
  ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○名古屋駅地区街づくり協議会シンポジウム○
  「新しい自治組織としての協議会のあり方」

 昨今、官と民が協働して街づくりや事業を行う「P.P.P(パブリックプライ
ベートパートナーシップ)」や、公共サービスに地域のNPO法人や市民が積極
的に参加する「新しい公共」などに関する議論が各地で活発化しています。
  そのような中、名古屋駅地区街づくり協議会をはじめとする各地の街づくりに
関わる組織では、行政と協力しながら、あるいは行政に代わってさまざまな公共
的サービスを担うようようになってきました。一方で、これらの街づくり組織が
公共的な活動を行おうとしても、財政的な課題や既存の法制度や仕組みなどが大
きな障害となり、企画をするだけでなかなか進展しない状況にあります。
  これらの課題を踏まえ、今回のシンポジウムでは、先進的な事例の取組みを通
じて、新しい自治組織としての街づくり協議会のあり方について学びます。

 日 時 :平成22年9月24日(金) 14:30〜17:30
  場 所 :ミッドランドホール(ミッドランドスクエア5階)
  講演者 :@高松丸亀町商店街振興組合 理事長 古川康造氏
         −新しい自治組織を目指して 高松丸亀町商店街の挑戦−
       A熊本城東マネジメント梶@ 代表取締役 木下斉氏 
        −日・米・英におけるタウンマネジメントの違いと日本の課題−

申し込み締め切り:9月17日(金)

参加ご希望の方は事務局までメールまたはFAXにて、@企業名・所属、A役職
等、B氏名、C連絡先(TEL)をご連絡くださいますようお願いします。なお、
定員になり次第、締切とさせていただきます。(入場無料)

 連 絡 先 : 名古屋駅地区街づくり協議会 事務局 藤井、平沢宛
        TEL   : 052-527-8552(藤井)、052-527-9300(平沢)
        FAX   : 052-584-7117
        E-mail : office@nagoyaeki.org

〜名古屋駅地区街づくり協議会 事務局 平沢様より情報提供いただきました〜
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○ ティンバライズ建築展 - 都市木造のフロンティア in なごや ○
 
  木造都市研究会「木愛の会」では、このたび、team Timberizeとともに、
名古屋で巡回展を開催することとなりました。この建築展は、5月に東京
青山のスパイラルビルで開催され、多くの来場者があり好評を博した展覧
会の巡回展で、7つの木造建築の最先端技術提案モデル等の展示を行う
とともになごや展独自の展示も行います。
  会場は新しい木の建築といえる丸美産業本社ビル(設計:高松伸)であ
り、新しい木の建築の可能性や木造都市のイメージを伝えていく絶好の
機会になるのではないかと考えています。ぜひお越しください。

【開催日時】 2010年10月9日(土)〜15日(金) 
         10:00〜17:00 (初日は13:00〜)

【開催場所】 丸美産業本社ビル 1階ギャラリー・談話室及び2階セミナールーム
         (地下鉄桜通線「瑞穂区役所」下車2番出口 南へ30m)

【主催】team Timberize
     東京大学生産技術研究所 腰原研究室
     木造都市研究会「木愛の会」   

【後援】愛知県、名古屋市、日本建築家協会東海支部愛知地域会、
     愛知建築士会、愛知県建築事務所協会 

【トークセッション】「都市木造の可能性−公共建築の未来はどうなる?」
    河村たかし(名古屋市長)
    高松伸(京都大学大学院教授・建築家/木愛の会会長)
    腰原幹雄(東京大学生産技術研究所准教授/team Timberize)
  日時:10月9日(土)18:00〜19:30 
  会場:丸美産業5階会議室
  入場無料/定員120名 先着順

【オープニングセミナー】 展示会場でティンバライズメンバーによるレクチャーと質疑応答
  日時:10月9日(土)15:30〜17:00

*下記からちらしのダウンロードができます  
   http://www.kiainokai.org/event/101009/ken.pdf

〜スペーシア・石田〜
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○ 公共交通の利用促進につながる事業を県が支援します ○
   〜公共交通利用促進モデル事業募集〜

 愛知県では、クルマと公共交通、自転車、徒歩などをかしこく使い分ける「エコモビリティ
ライフ」の推進に取り組んでいますが、この一環で、公共交通の利用促進のモデルとなる
事業を県が支援・協力する「公共交通利用促進モデル事業」を実施します。
  愛知県内のコミュニティ、自治会、町内会、商店街、学校、企業、NPOなどから公共交通
の利用促進につながる事業の企画提案を募集します。

■ 事業の実施期間及び事業に対する県の支援額
実施期間:選定通知のあった日(平成22年10月予定)から平成23年3月1日(火)
      まで
     (報告書の作成・提出を含みます。)
支援額:1団体当たり75万円(消費税を含む)を上限とします。
     (提案内容に応じて決定) 
     ※ 県の支援総額は225万円以内です。

■ 応募の方法及び募集期間
(1)提出書類及び方法
  所定の様式の企画提案書に必要事項を記入(手書きも可)の上、郵送、持参または電子
メールにより提出してください。
  ※ 様式の電子データは、愛知県のホームページからダウンロードできます。
    URL:http://www.pref.aichi.jp/kotsu/ecomobi

(2)募集期間
  平成22年9月10日(金)から10月1日(金)午後5時(必着)まで

(3)問合せ先・応募書類の提出先
  株式会社都市研究所スペーシア(本事業の委託業者)
  Eメールアドレス:ecomobi@spacia.co.jp

↓詳しくは、愛知県のホームページをご覧ください。
URL:http://www.pref.aichi.jp/kotsu/ecomobi

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○中部のえこキャラについて○

 昨年度、中部7県内における環境ローカルキャラクターの実態を調査する機会を
いただいた。環境ローカルキャラクターとは、文字通り環境分野における市民の意識啓発や
行動変容を目的とした活動をしているローカルなキャラクターである。略して「えこキャラ」。
種類はヒーローものや着ぐるみ、イラストなどである。
  その数は最近のブームに乗って、着々と増え、中部7県内で100以上という非常に
たくさんのキャラクターが活動しているのだ。それらは基本的に地域に根を張って、地道に
普及啓発に取り組んでいる。成功し地域のシンボル的存在にまで成長しているものから、
まだまだこれからだというところまで様々だが、キャラクター活用にあたって重要と思われる
点も見えた。ここでは2つ紹介する。
  1つはキャラの背景設定である。つまり、性格や趣味、好きな言葉、家族構成、出生の
秘密・・・などなど。これはある意味デザインや名称以上に重要かもしれない。キャラクターの
イメージを徹底的に作り上げることで、存在がより身近になるとともに、独自の世界感や
ストーリー性が生まれるからだ。これがキャラに親しみを生むテクニック。
  2つ目は作り手の遊び心である。キャラを作るには、カッチカチの頭では難しい。勤務外の
何気ない会話から生まれ、大ヒットにいたったものもある。やはり担当者が楽しみながら
やっているところは、その気持ちが伝わってくるものである。
  逆に問題点も見えた。これは行政キャラクターに多く当てはまると思うが、キャラクターに
よるPRの位置づけが低いのか、予算が余りつかない。また、活動も担当者の頑張り次第
ということも多く、担当が替わった途端に尻すぼみという例もある。また、ひとつの団体で
キャラクターをいくつも抱え、活用し切れていないもったいない例もある。折角キャラクターを
作ったのであれば、それを軸に効果的な普及啓発ができるようなマネジメントがやはり
必要ではないだろうか。商業界では、プロモーションにキャラクターを活用するのは普通で
あり、緻密な計算の上に活用され、効果を上げている。環境面においてもキャラクター活用の
効果的な手法が生み出されれば、国民の環境意識が高まりを見せる昨今、二酸化炭素削減も
3Rもより一層進んでいくのではないだろうか。

 最後に、この10月、中部地方のえこキャラを集めたイベントが開催される。概要は以下の通り。
時間のある人は、是非足を運んでもらいたい。子どもが楽しめることも間違いない。

■日時:平成22年10月2日(土)
  11:00〜12:00(午前の部)、15:00〜16:30(午後の部)
■会場:マーサ21(岐阜市内ショッピングセンター)
  岐阜県岐阜市正木中1丁目2番1号
■主催:環境省中部地方環境事務所
(櫻井高志)

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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○富士山登頂○

 この夏は空前の富士登山ブームだったようで、山開きの7月1日から8月31日までに、
山梨県側から登った登山者数は、これまで最高の25万9658人(富士山安全指導センターの
調べ)を記録している。過去の登山者数からみても、1990年は約18万3千人、2000年は
約16万4千人、2010年は約26万人となっており、10年前からは10万人も登山客が増加
している。増加している要因としては、今年に限って言えば、週末の天候に恵まれたことが
あげられるが、3年前に富士山吉田口旅館(山小屋)組合が全山小屋で環境に配慮した
新型のトイレ整備したことや女性専用の更衣室などインフラ整備が進んだことがあげられる。
  また、最近では、「山ガール」という言葉をよく耳にするように、女性向けにオシャレな
登山ファッションが増加したことも要因のひとつである。私も先日、富士登山に挑戦してきた
のだが、富士山登山に来ている人女性の数の多さと、カラフルな色の服装や山スカート
などに非常に驚いた。参加したツアー約20名のうち半数近くが若い女性であった。
  しかし、富士山ブーム、登山ブームになっているが故、マナー違反や軽装での登山者
などが増えている。同行して頂いたガイドによると、マナー違反は、ツアー客よりも個人
登頂者や外国人に多く見られるようである。私が登山している際にも、登山道を外れて
歩いていたのは外国の方であった。また、山梨県側登山道沿いの山小屋の収用人数は
計約3600人で、この夏の週末は5千人を超える日が相次ぐなど、対応できない状況が
発生していたこともあり、無泊強行登山者が増えるなど問題も発生していたようだ。
  ブームになることで、多くの人から注目を集めその良さが伝わり認められる一方で、
注目を集めることでそれに対する意識に気軽さが生まれ、富士山では、誰でも行ける
のでは?という錯覚が生まれていることもあるのではないかと感じた。昨今は様々な
ブームが生まれては消えての繰り返しであるように感じているが、その中から正しい
情報をしっかりと得ることが重要だと感じた。富士山は、けしてブームで消えるもの
ではないが、私も初登山が富士山とミーハーな要素が多分にあるが、情報をしっかりと
収集し、正しい知識の下、他の山々に挑んでいきたいと思う。
(朝倉卓也)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/2010/fujisan/index.html

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・今年の夏は暑く晴天の日が続いていましたが、今月の8日に1日だけ名古屋で
  雨が降りました。いつもは自転車通勤をしているのですが、さすがにこの日は
  電車通勤をしたところ、平日ながら600円で名古屋市営地下鉄・バスが一日乗り
  放題となる「ドニチエコきっぷ」が使える日でした。名前のとおり土日や祝日
  に使えるカードですが、毎月8日は名古屋市が「環境保全の日」と定めた日で
  ありこの日も使えることを改めて知りました。(T.Asano)

・発行日が1日遅くなってしまいました。申し訳ありません。

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  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
  〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル8階
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