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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定) □[第263号]2010/8/2□  □配信数 760□


スペーシア・メールマガジンの第263号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
  ・文吉先生のナゴヤ話〜徳川宗春から町娘隊まで〜
  ◆名古屋まちづくり情報◆
  ◆住まい・まちづくりコラム◆
  ・視覚的高齢社会
  ◆視察レポート◆
  ・模型メーカーが集積するまちに実物大ガンダム出現
  ◆読者の声◆
  ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 文吉先生のナゴヤ話 ○
  〜徳川宗春から町娘隊まで〜

 宗春から町娘隊まで、ファッション、演劇、ものづくりの分野で、名古屋独自
の文化を花咲かせた「洒落者」の系譜を楽しく学びましょう。常磐津節の研究な
どで知られ、近世文学と名古屋文化研究の第一人者で、ご本人も洒落者でいらっ
しゃる安田文吉先生に語っていただきます。

八代将軍吉宗による享保の改革の時代、国中の藩が倹約政策を強いられたなか
で、尾張七代藩主宗春だけが、町の活性化を図って規制緩和を行い、芝居や遊廓
を公許し、地場産業の保護育成をも行いました。
このことにより、特に京都大坂から役者が名古屋に進出し、名古屋友禅などの特
産品も生まれ、ものづくり・芸どころの名古屋文化が大きく発展します。
消費経済の発展により町人が実力をつけ、農民も副業で収入をのばし、尾張名古
屋は日本一元気で賑わうということになりました。

日時:2010年9月8日(水)午前10時〜11時30分
受付:9時30分〜 入場開始9時45分〜
場所:名古屋能楽堂 会議室(名古屋市中区三の丸1-1-1)
料金:無料(要事前申込)
主催:「おみやげ町娘隊」実行委員会
    (平成22年度「武将都市ナゴヤ」魅力発掘事業)
*スクール形式のため、講演開始後のご入場はお断りする場合がございます。

■申し込み方法
「セミナー参加希望」と題してメールをmachimusume@ac.auone-net.jp に送付
本文には、「氏名(フルネーム)」「参加人数(3名まで可)」「学校名または
ご職業」の3点を箇条書きしてください。
2日以内に、「ご招待メール」を返信します。先着順、定員に達した場合は、そ
の旨をメールでご案内します。
会議室収容人数99名。
当日は、応募のお名前で受付します。

※お知らせいただいた個人情報を、「おみやげ町娘隊」外部に公開することはあ
りません。

※「おみやげ町娘隊」について
  ナゴヤの魅力を「学ぶ、見つける、つくる、伝える」活動隊。
  名古屋在学・在勤の20~30代の若手メンバーで構成されています。
  →http://ommt.jp(8月中旬開設予定)
 
  なお、「おみやげ町娘隊」は、名古屋城宵祭り、10日11日の2日間、
  東門入ってすぐのブースで出店します。ぜひお越しください。
  →http://nagoyajo41.com

〜おみやげ町娘隊・実行委員長の伊佐治弥生さんから情報提供いただきました〜

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◆住まい・まちづくりコラム◆
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○ 視覚的高齢社会 ○

 最近は住宅地であれ、都心であれ、地下鉄の中であれ、バスの中であれ、通勤・通学
時間を除けば高齢者に数多く出合います。わが事務所は都心栄の矢場町寄りにあります
が、久屋大通を挟んだ目の前には松坂屋があります。昼間に地下鉄矢場町駅を降りて
地下通路で松坂屋に歩いていくと、私以外はほとんど高齢者という風景に何度か出くわ
しました。私自身健康のため、地下鉄栄駅でおりて地下街を通って矢場町に向かって歩く
こともよくあります。その方向には中日ビルがあり、中日劇場や栄中日文化センターがある
ためか、ここも多くの高齢者が行き来しています。高齢者の流れに応じて店舗が変化して
きています。味噌粕漬で有名な飲食店(鈴波栄南店)では開店前から人々が並んでいます。
一つ目の写真は鈴波栄南店と同じ並びにあるトキワ園書店の地下街に面した書棚の写真
です。気付かなかったのですが、いつの間にか、高齢者向け書籍がギッシリと並んでいます。
健康本(タイトル例:自然療法シンプル生活、腰痛は99%完治する、代謝を上げると健康に
なる、「首の後ろを押す」と病気が治る…)、葬式や相続本(葬式はいらない、だから 葬式は
必要だ、葬儀・寺・墓・相続大事典、遺言書キット…)、ボケ防止本(ボケる人ボケない人の
生活習慣、ボケない技術、認知症の本…)、生き方本(おひとりさまの老後、ひとりの午後に、
定年から輝く生き方、ポックリ名人…)、散策・旅の本(めぐる名古屋歴史散歩、名古屋みち
くさランニング…)。これだけ揃えて並べられれば圧巻です。なかなか商売上手です。
  もう一つの写真をご紹介します。これは四日市市の駅から市役所に行くアーケード商店街の
一角にある店舗です。昔からある女性用衣料品店でそこにマネキンが立っていました。よく
見ると外人顔で浴衣を着ています。しかし、笑顔と正反対の、眉間にしわを寄せていそうな
顔で、全く愛想がありません。いやいやながら浴衣を着ているようで、とても買いたいなぁと
思わせる商品展示になっていません。確かめてはいないのですが、高齢の経営者が店を
構えているように見受けました。あるもの(マネキン)を使うことはいいのですが、使い方が
………、少し商売下手です。
  こういう視覚的変化は街なかの至る所で起こってくるでしょう。そして気づけば私自身も
只中にいるのでしょう。
( 井澤知旦)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://spacia.co.jp/Topic/column/shikakukourei/index.html

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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 模型メーカーが集積するまちに実物大ガンダム出現 ○

 2009年の夏に東京のお台場に出現し、52日間で415万人を超える来場者を記録
した実物大ガンダムが、今度はガンダムのプラモデルを生み出す工場「バンダイ
ホビーセンター」に近い、JR東静岡駅北側の広場にお目見えした。模型メーカ
ーをはじめとする静岡市の産業等のPRを目的とした「模型の世界首都 静岡ホ
ビーフェア」のセンターゾーンに出現したもの。同フェアでは2010年7月24日から
2011年3月27日までの期間中に90万人の来場を見込む。早速7月の週末に訪れた。
  実物大ガンダムは、高さが18m、頭部が上下と左右に可動し霧も噴出する。右
手にビームサーベルを持ち、夜に光輝くというお台場にはなかった演出もある。
ガンダムに直接触れられる「タッチ&ウォーク」と公式グッズが買えるオフィシ
ャルショップが人気で、長い列をなしていた。「タッチ&ウォーク」に並ばなく
てもかなり間近で見ることができる。
  会場西側に設置された「ホビーミュージアム」も人気で、静岡市にはバンダイ、
タミヤなど日本を代表する模型メーカーが集積しており、これらのメーカーの出
展により模型づくりの歴史を紹介する「ホビーミュージアム」も人気だった。今
年は、国産プラモデル第一号が発売されて50年、ガンダムのプラモデル「ガンプ
ラ」が誕生して30年という節目の年で、木製模型に端を発してプラモデル製造へ
と転換を図ってこの節目の年に至る歴史を、当時の部品や製品を展示しながら紹
介しており、人気を呈していた。
  同フェアでは、食に関しても静岡おでん、富士宮やきそば、浜松餃子といった
県内のご当地グルメ、お台場ラーメンPARKの進出などにより各地のグルメに
こだわっていた。さらに、会場周辺の車いす対応トイレの情報やアクセスなどの
「バリアフリー情報」もホームページ上でしっかりと紹介しており、おもてなし
という点でも力が入れられていた。
  静岡市といえば1992年に始まった大道芸ワールドカップが有名だが、それに続
く静岡市の新たな魅力となるか。産業観光のイベントとしての見せ方、付随する
おもてなしも申し分ないので、フェア終了後に取り組みをどのように継続・発展
していくのか、今後の動向に注目していきたい。
  余談だが、来場記念に購入したオフィシャルグッズの「ガンプラ」は、次の日
に子どもによって多くのパーツが切り取られてしまっていた。幼児にとって、精
巧なプラモデルの組み立ては無理で、途中で組み立てをあきらめたようだ。ただ、
このプラモデル、我々の子どものころにつくったものとは格段に進化をし、首、
腕、足、腰などの関節のパーツがより実際に近い形で動かせる仕組みになってい
た。そのため、説明書でパーツを一つ一つ確認しながら組み立てる作業に、思い
のほか余分な労力がかかってしまったが、完成させた時の子どもの喜びようもひ
としおだった。
(浅野 健)

「模型の世界首都 静岡ホビーフェア」のホームページ
http://www.shizuoka-hobbyfair.jp/

RG1/1GUNDAM PROJECT(リアルグレード1/1ガンダムプロジェクト)のホームページ
http://www.gundam-shizuoka.jp/index.html

→ホームページに掲載しています。
http://spacia.co.jp/Mati/sisatu/2010/gundam/index.html

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・今年の夏は運悪く、事務所の空調が2度も故障しました。故障したその日は、
  冷房が全く入らず作業効率はガタ落ち。特に2度目は梅雨明け直後で、連日最
  高気温が35度を超える猛暑日が続いていた時でした。後半に夏バテにならない
  か、少々心配です。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
  ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
  載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
  〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル8階
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