スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定) □[第259号]2010/6/7□ □配信数 755□
スペーシア・メールマガジンの第259号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・名古屋開府400年記念事業
第5回開府500年のまちの姿懇談会の開催について
◆視察レポート◆
・問屋町西部南街区市街地再開発組合 「フェスタ立花」視察会
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 名古屋開府400年記念事業 ○
第5回開府500年のまちの姿懇談会の開催について
名古屋開府400年を記念して、100年後の名古屋を多角的に議論する「開府
500年のまちの姿懇談会」において、経済団体等とまちづくり団体の方をゲストに
お迎えして、将来の名古屋について意見交換します。
●開催日程等
平成22年6月13日(日)
【第1部】
時 間 9時から10時30分まで
場 所 名古屋市役所本庁舎5階 正庁
ゲスト 株式会社日本政策投資銀行 東海支店長 川下 晴久様
名古屋商工会議所 常務理事・事務局長 古橋 利治様
社団法人中部経済連合会 専務理事 山内 拓男様
【第2部】
時 間 11時から13時まで
場 所 名古屋市役所本庁舎2階 第1会議室
ゲスト まちの縁側育み隊 延藤 安弘様
清須越400年事業ネットワーク 佐藤 允孝様
なごや東山の森づくりの会 浜口 美穂様
内 容 ゲストの方にそれぞれ将来の名古屋についてお話しいただき、
懇談会委員と意見交換を行います。
●傍聴について
傍聴者定員は30名です。傍聴手続きは6月11日17時までに住所、氏名、
連絡先電話番号等を記入したファックス、電子メールまたは電話に
より下記までお申し込みください。先着順で傍聴者を決定します。
●傍聴申込先:名古屋市総務局企画部企画課企画係
電話052-972-2207 ファックス番号:052-972-4418
電子メール:vision-iken@somu.city.nagoya.lg.jp
〜名古屋市住宅都市局・鈴木英文様より情報提供いただきました〜
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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○問屋町西部南街区市街地再開発組合 「フェスタ立花」視察会○
JR岐阜駅前の問屋町の再開発事業は、4月より本格的な建築工事がスタートした。
現在、再開発組合では、工事のさまざまな調整を行いながら、同時に完成後の再開発
ビルの管理ついても検討を進めている。建物が完成すると再開発組合は解散し、新たに
管理組合を立ち上げ建物管理を行うこととなる。しかし、問屋町の再開発ビルほどの
規模になると、年間の管理費用が共用部分だけで数千万から1憶円近い金額になると
言われており、巨大施設を安全かつ円滑に運用していくことはそんなに簡単ではない
ことが分かる。権利者の多くはこれほど大規模で、複雑な用途の建物管理の経験が
ないため、今回、再開発ビルの視察を行うこととなった。
視察先は尼崎市にある「フェスタ立花」で、階数こそ問屋町の再開発ビルより低いが、
床面積で1.5倍の規模である。建物は問屋町と同じ2棟構成で用途も住宅、商業、業務、
駐車場などの複合施設、さらに問屋町と同じようにJR駅からデッキにより直結している
ということで、大変参考になる物件である。
「フェスタ立花」は2000年にオープンしており、すでに10年間の運用を行ってきたビルで
ある。実際に管理にあたる管理組合の理事にもご参加いただき貴重なお話を伺うことが
できた。まず、管理業務の委託契約を結ぶ管理会社の選定では、コストと管理グレードの
バランスが重要であるようだ。コスト重視で管理のグレードが低ければ施設の陳腐化も早く、
テナント経営にも支障が出る。信頼のおける管理会社とできるだけ安い金額で契約する
ためには、数社からの見積もり徴収や管理内容の提案を受け慎重に選ぶ必要がある。
次に、管理費用の削減では、毎年のコストの見直しや見積もりの徴収など、少しでも安く
するため日々の努力の積み重ねが必要とのことである。また、少しでも管理組合への収入に
なる部分があると助かるそうで、例えば駐輪場の一部有料化や、看板の使用料の徴収などを
行っているそうだ。
その他、施設の見学では参加者は通常ではあまり目にすることのない、防災センターや
機械室を視察し、巨大施設の裏側で行わる管理業務の一部を体感することができた。
また、同行していただいた、管理会社の担当者や、管理組合の理事の方へ多くの質問を
行い、有意義な時間を過ごすことができた。再開発組合では今後も視察を企画しており、
本年度には管理会社の選定を行う予定である。
(堀内研自)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/2010/festatachibana/index.html
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・業務で名古屋の歴史を紐解く作業に関わる機会があり、図書館で「名古屋市電
物語」(中日新聞本社、S49.4)を借りました。1898(明治31)年から1974(昭和49)年
まで、実に76年間も市民の足を支え、最盛期の昭和30年頃は一日に68万人が乗車
していたということです。昭和30年頃といえば、今の名東区や天白区あたりが編入
される前で、面積は約164km2(S25.10)、人口は約125万人(S29.10)と面積も人口も
現在の半分程度でした。市電が行き届いていたこの当時の名古屋は、まさに
「コンパクトシティ」だったと思われます。(t.asano)
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
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