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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定)    □[第244号]2009/11/09□ □配信数  736□


スペーシア・メールマガジンの第244号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
 ・愛知まちコン10周年記念シンポジウム
  「駅前アーバンコンプレックス 〜ナゴヤ地下街の誕生と展望〜」(11/25)
 ・(社)都市住宅学会大会(中部)  メインシンポジウム・公開市民フォーラム
  「環境と共生する住まいと暮らし」(11/28)
 ・「found 1000-seeds works 展 ―千の種あかし隊の8年間―」(11/25〜)
 ・リニモとことん語る会 講演会&会議参加者募集(11/29)
 ・ささゆりバスにのって下山(しもやま)へ!
  「酒蔵見学とやまがのウォーキング」(11/13〜)
  ◆名古屋まちづくり情報◆
 ・問屋町西部南街区市街地再開発事業
 ・あいちトリエンナーレ2010プレイベント〜長者町プロジェクト2009〜
 ◆読者の声◆
 ◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○愛知まちコン10周年記念シンポジウム○
  「駅前アーバンコンプレックス 〜ナゴヤ地下街の誕生と展望〜」

 いまや名古屋の玄関口の顔となっている「名駅地下街」。実は、名古屋
で最初の地下街は熱い想いを持った人々によって民設民営で造られていま
した。近年の名駅再開発で再びその価値と意味が見直されつつあります。
愛知まちコンの設立10周年の節目にあたり、名古屋の顔『名駅地下街』
誕生の経緯を振り返りつつ、将来の駅前都市空間の可能性と展望について
考えるシンポジウムを開催します。
  一般公開、入場無料です。皆さんお誘い合わせのうえ是非ご参加ください。
【日時】2009年 11月 25日(水) 14:00〜17:00
【場所】(財)名古屋都市センター11階 大研修室
【内容】
1.基調講演(対談形式)
 「ナゴヤ地下街 誕生物語〜知られざるアーバンコンプレックス構想〜」
     講 師:藤川壽男 氏(愛知工業大学名誉教授、建築家)
   聞き手:若山 滋 氏(名古屋工業大学大学院教授、建築家)
 2.パネルディスカッション
   「名駅地下街・駅前都市空間の現在そして未来」
   パネラー:藤川壽男 氏( 同 上 )
        若山 滋 氏( 同 上 )
        神戸敏彦 氏(名古屋地下街(株)総務部次長、名古屋駅地区
              街づくり協議会) ほか
   コーディネイター:井澤知旦( (株)都市研究所スペーシア代表取締役・
            当協議会初代代表)
主催:愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会
共催:(財)名古屋都市センター後援:愛知県(予定)、名古屋市(予定)
*下記にてチラシをダウンロードし、お申し込みください。
  http://www.interq.or.jp/japan/ai-machi/katudou/2009/091125/091125.pdf

〜スペーシア・石田〜

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○(社)都市住宅学会大会(中部) メインシンポジウム・公開市民フォーラム○
 「環境と共生する住まいと暮らし」

  都市住宅学会では毎年11月に全国大会を行っており、本年度は名古屋で開催され
ます。 そして、そのメインイベントとして、表記のシンポジウムが行われます。
 都市住宅学会員以外の方にも広く公開されたものですので、ぜひご参加ください。
【日時】2009年11月28日(土) 15:30〜18:00
【場所】名城大学天白キャンパス 共通講義棟南 1階 101講義室
【パネリスト】
 牧村 好貢氏(エコソリューションズネットワーク代表)
 荒井 好和(南山大学経済学部教授)
 水原 渉(滋賀県立大学環境科学部教授)
【コメンテーター】
    大杉 麻美(明海大学不動産学部教授)
 笠嶋 淑恵(笠嶋建築工房代表)
【コーディネーター】
   曽田 忠宏(元・愛知工業大学建築工学科教授)

●参加費等:参加費無料、事前申込み不要

*ちらしは下記
  http://homepage3.nifty.com/uhs_chubu/kiroku/2009/091128/091128.pdf

〜スペーシア・石田〜

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○「found 1000-seeds works 展 ―千の種あかし隊の8年間―」○

  子ども建築研究会(名古屋大学小松尚研究室、名古屋市立大学鈴木賢一研究室
が中心)、千種区役所が協働し、企画しているワークショップ「千の種あかし
隊」が、今までの活動を振り返る展覧会を開催いたします。
  本活動は名古屋市千種区が行う" 文教地域の学習環境づくり" の一環として、
2002 年に行われた第一回目の企画、「レンガタワーの謎をあばけ!」から端を
発しました。それ以来、多種多様な活動を通じて千種区の魅力を探ってきた千の
種あかし隊ですが、今年度をもってその活動を終えることとなりました。
 本展は、そんな千の種あかし隊の全活動を振り返り、成果を発表する巡回展で
す。私たちが様々な視点で行ってきた試みを紹介するとともに、そこで得られた
千種区の知られざる魅力についてもお伝えします。また、巡回という形式をとる
ことで、より多くの方にご覧いただきたいと考えています。千種区内の全5会場
で展示を行います。ぜひ1度足をお運びください。

【各展示会場のご案内】
1)名古屋市交通局ギャラリー 星ヶ丘ギャラリー
 日程:11月25日(水)〜11月30日(月)
 時間:9時 〜19時
 場所:名古屋市営地下鉄東山線 星ヶ丘駅構内(東改札口出てすぐ)

2)名古屋市営地下鉄 本山駅交通局イベント情報コーナー
 日程:12月2日(水)〜12月11日(金)
 時間:終日開催
 場所:名古屋市営地下鉄東山線 本山駅構内(東山線高畑方面ホームすぐ裏)
※この会場では、ほかの展示会場よりも小規模な展示となっております。
 また、展示場所は改札内ですので、切符の購入が必要となります

3)名古屋大学プロジェクトギャラリー「clas」
 日程:12月14日(月)〜12月18日(金)
 時間:10時〜18時(初日/13時より 最終日/16時半まで)
 場所:名古屋市千種区不老町
   名古屋市営地下鉄名城線 名古屋大学駅より徒歩5分
   (名古屋大学内全学教育棟1F) 

4)千種区役所(正面玄関西側)
 日程:12月21日(月)〜12月25日(金)
 時間:8時45分〜17時15分(最終日/16時半まで)
 場所:千種区覚王山通8-37
   名古屋市営地下鉄東山線 池下駅より徒歩1分

5)名古屋市立大学芸術工学部内ギャラリー
 日程:1月8日(金)〜1月31日(日)
 時間:9時〜23時 場所:名古屋市千種区北千種2-1-10
   名古屋市営地下鉄名城線 ナゴヤドーム前矢田駅より徒歩15分
   市バス基幹2 「萱場」下車徒歩1分

また、本展覧会を記念して、名古屋市立大学鈴木賢一教授と名古屋大学小松尚准
教授によるトークイベントが行われます。展示物の説明と共に、千の種あかし隊
が行ってきた8年間の活動を振り返ります。ぜひお越しください。
日程:12月14日(月)
時間:17時30分〜19時
場所:名古屋大学プロジェクトギャラリー「clas」
定員:なし(申込不要)
※イベント後に軽食パーティを予定しています。
「千の種あかし隊」のHPに本展覧会のチラシがアップしてあります。こちらもぜ
ひご覧ください。 http://sennotaneakashitai.blogspot.com/

〜名古屋市立大学大学院 芸術工学研究科 遠藤愛さんから情報提供いただきました〜

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○リニモとことん語る会 講演会&会議参加者募集○

  会議のテーマ「リニモ・コンパクトシティづくり」
1)環境にやさしい私の「エコモビリティライフ」を考えよう。
2)地球と地域の環境を守るまちづくりを考えよう。

【講演会&会議参加者募集】
1)環境にやさしい交通まちづくり講演会
 「人と環境にやさしい交通まちづくりとリニモ」
・日時  平成21年11月29日(日)14時〜15時30分
・場所  愛知県立大学、学術文化交流センター
(リニモ「愛・地球博記念公園」駅下車徒歩5分)
・講師  松本幸正、名城大学理工学部教授
・参加費 無料   
なお、講演会終了後、「リニモとことん語る会」参加予定者打合せ会を
引き続いて開催いたします。

2)「リニモとことん語る会」会議参加者募集
・募集人員 10数名
・参加資格 この会の主旨とテーマに関心のある方。
      土・日に5〜6回開催される会議に原則として参加できる方。
      参加者が多数の場合は選考させていただく場合があります。
      なお、パソコンでのEメールが利用できる方が望ましい。
・申込締切 平成21年11月29日まで、郵送の場合当日消印有効
・申込方法 様式自由。お名前、年齢、住所、電話、Eメールアドレスおよび
      この会のテーマについてのご意見など(200字程度)を書いて、
      下記事務局まで郵送またはEメールして下さい。

事務局(問合せ先)  島田善規さん
 
〜スペーシア・浅野健〜

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○ささゆりバスにのって下山(しもやま)へ!○
 「酒蔵見学とやまがのウォーキング」

岡崎市下山地区では、中心市街地と下山地区を結ぶ
「ささゆりバス」を地域外の人々にも使ってもらえるように
地元の方々がボランティアガイドとなってご案内してくれます。
四季折々の田舎の風情をお楽しみください。

■実施日
2009年  11月13日(金)・20日(金)・27日(金)
        12月4日(金)・11日(金)・18日(金)・25日(金)
2010年  1月8日(金)・15日(金)・22日(金)・29日(金)
        2月5日(金)・12日(金)・19日(金)・26日(金)

■コースの種類
Aコース (午前2時間コース)、Bコース(午後3時間コース)、Cコース
(1日7時間半コース) バスは岡崎市のげんき館より出発します。

■申込方法
・希望日の前の日曜日までにお申し込みください
・毎回1グループ(4〜6人)限定になります。
(希望により人数・コースともに相談を受けます)
・電話で予約お願いします。

<お問合せ> 下山学区社会教育委員長 杉浦立美さん

〜スペーシア・朝倉〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○問屋町西部南街区市街地再開発事業○

 岐阜市、JR岐阜駅前の繊維問屋が密集する約1.1haの区域で市街地再開発事業
を進めてきた問屋町西部南街区市街地再開発組合は、先月29日に開催された総
会で住宅の保留床を取得する参加組合員・椛蜍梛yび活齒工務店と業務・ホテ
ルを取得する特定業務代行者戸田建設鰍ニの保留床売買契約締結を承認した。総
会後、細江市長を招き、事業関係者が一堂に会し、事業計画及び再開発ビル着工
を正式に公表した。
 平成20年1月に組合を設立して以来、県内最大規模の住宅(270戸)処分のため
の参加組合員の選定、業務床等の保留床処分のため県内初となる特定業務代行方
式による事業構築及び権利者の合意形成を図ってきた。
 平成21年3月には保留床処分の目途が立ち、4月以降、組合は、権利者と権利変
換計画の本格的な折衝を開始、早期に同意を得て、アパレル業が秋物の準備に入
る盆頃までに移転を終えることを目標とした。事業に大きな不安を抱いていたテ
ナントの移転を促進するため、移転費用の一部仮払いをする組合独自の移転促進
制度を創設するなどの対応も講じた。しかし、権利者数が176名(抵当権者10件
を含む)と多く、合意形成は難航した。目標時期を1ヶ月過ぎても100%の同意
書の取り付けはできなかった。すでに、事業に協力的な多くの権利者の自主的移
転が進んでいたことから、これ以上の事業遅延は大きな問題になりかねない。全
員同意型の権利変換方式の断念も検討されたが、これまで一緒に商売をしてきた
仲間と対決は避けたいと、8名の正副理事長が一丸となって権利者に対応、10月9
日、最後の権利者の同意書を取り付けた。
 176名もの多くの権利者による全員同意型の組合施行は、東京・大阪以外にな
く、地方都市では全国初となる。組合の山内理事長が29日に語った「問屋街を未
来に誇れるまちに再生したい」という思いは、組合役員の共通する理念となり、
権利者の合意形成の大きな力となった。
 来年1月には、37階建、住宅・店舗・業務・ホテルからなる延べ面積約55,300
uの複合高層ビルが総事業費約165億円をかけて着手される。平成24年には、隣
接する岐阜シティ・タワー43とツインをなし、新たな拠点地区が誕生する。
(浅野泰樹)

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○あいちトリエンナーレ2010プレイベント〜長者町プロジェクト2009〜○

 10月10日から11月15日まで名古屋中区の長者町地区で、あいちトリエンナーレ
2010のプレイベント「長者町プロジェクト2009」が開催された。長者町地区は東
京日本橋、大阪船場と並ぶ日本の三大繊維問屋街の一つとして発展してきた町で
ある。昨今の繊維業界の不況により、空きビルも目立ち始めていたが、あいちト
リエンナーレではメイン会場の一つとなり、アートイベントによるまちづくりの
進展が期待される。このイベントでは10か所ほどの建物で展示やイベントを開催
していた。
 作品の中には市民が制作に参加できるものもあり、自分も事前に行われたトー
チカというアーティストの作品制作のワークショップに参加した。トーチカさん
は、光で描く絵やアニメーションが有名で、最近はTVでもしばしば目にする。今
回は、ピカソの絵画を光を使ってみんなで描こうという作品「ピカピカピカソ美
術館」を制作する。制作方法はシャッターをオープンにしたカメラの前で懐中電
灯の光を動かすと、それが線となって記録されるという単純なものだが、これで
絵を描くとなると非常に難しい。自分の描いた線は実際には何も無いのでそれを
記憶しつつ想像で絵にしなければならない。さらに、慎重になりすぎると光の線
が震えてしまい美しい生きた線が描けないというも起こる。作家さんも参加者や
ボランティアとともに現場で試行錯誤をしながら制作を行った。その結果は、旧
玉屋ビルという建物が「ピカピカピカソ美術館」に生まれ変わり展示された。懐
中電灯で描いた線はゼリービーンズのようなカラフルなてかりを放ち、ポップで
愉快な絵に仕上がっていた。
 作品展示の会場は築数十年の空ビルなどを利用しているが、異彩を放つのがイ
ンフォメーションセンターが置かれた長者町繊維卸会館だ。木製サッシにペンキ
という昭和の佇まいがとても魅力的だ。1、2階には小部屋がいくつも連なり、そ
れらが展示空間となっている。たまたま居合わせた愛知出身のアーティスト、斉
と公平太さんに話を伺った。斉とさんは「LOVEちくん」というあいちトリエン
ナーレ非公式のキャラクターを勝手にデザインし、商標登録までして、公式に非
公式キャラクターのぬいぐるみやTシャツを販売するという作品?を出展してい
る。先日彦根で開催されたゆるキャラまつりにも「LOVEちくん」の着ぐるみを作
成し参加しており、そのあまりにぞんざいな完成度が話題になったそうだ。非公
式でいいかげんなものを、正式な大舞台に出すことに面白さがあるのだろうか、
そのあたりを聞いてみると、「やっぱり公式キャラクターにならない方がい
い?」と逆に疑問形で返されてしまった。どこまでもゆるく奥が深いようだ。
 あいちトリエンナーレも、まだプレイベントということであまり耳にする機会
が少ないが、長者町地区では徐々に浸透しており、地元との協力関係が築かれつ
つあるようだ。今後も街の変化に注目したい。(堀内 研自)

→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/2009/aichi-tri2/index.html

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・最近は気候が良くなったからか、マスコミでたびたび自転車通勤のことが
 取り上げられるからか(あるいは自分が自転車通勤をするという個人的な
 感覚かもしれませんが)、名古屋の都心で自転車をよく見かけるように
 なったと思います。自転車は環境にやさしく健康によい乗り物ですが、
 その一方で、自転車で通行する際のスピードや駐輪に関するマナーが問題で、
 歩行者の安全な通行に支障を来たす場面によく遭遇します。
 一自転車ユーザーとして気をつけたいものです。(T.Asano)

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できれ
  ばと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲
  載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
   http://www.spacia.co.jp/mm/
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:浅野 健
  〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル5階
   TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
   URL  http://www.spacia.co.jp/
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