スペーシア・メールマガジンの第234号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・耐震改修と防災まちづくり展〜新美南吉のふるさと岩滑(やなべ)でのとりくみ〜(6/30〜7/11)
・まちづくりの勉強会「地域づくりフォーラム」(7/5)
◆住まい・まちづくりコラム◆
・まちづくりと文化活動
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 耐震改修と防災まちづくり展〜新美南吉のふるさと岩滑(やなべ)でのとりくみ〜 ○
愛知県半田市岩滑区では2003年から防災まちづくりにとりくみ、現在国庫補助等を
得て、住宅建築物耐震改修モデル事業に取り組んでいます。このとりくみを紹介します。
【開催期間】6月30日(火)〜7月11日(土)10:00〜18:00
金曜は20:00まで、土曜・日曜は17:00まで、7月11日(土)15:00まで
【会場】 名古屋都市センター 11階 まちづくり広場
【展示内容】
・岩滑地区における耐震改修モデル事業(使われた工法の展示含む)
・岩滑地区における防災まちづくりの紹介
・岩滑地区を紹介する映像の放映
・特定非営利法人ピースウィンズ・ジャパンの活動紹介 他
【主催】耐震改修と防災まちづくり展実行委員会
〜名古屋都市センターの加藤大輔さんより情報提供いただきました〜
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○ まちづくりの勉強会「地域づくりフォーラム」 ○
今、先行き不透明な時代にあって、それぞれの地域では新しいコミュニティづくりが
模索されています。住民が支えあって安心して暮らせる地域をつくるには何が必要
なのか。私たちがまず大切だと考えていることは人と人がつながり合う場を地道に
つくっていくこと、「地域で生きる」という想いをもつ人々を育てることです。長い道のり
ですが、互いに学びあいながら楽しく前へ進んでいきたいと思います。
久さんは、地域での交流の場の必要性を強く説いておられます。コミュニティのあり方
を学ぶ良い機会です。是非、ご一緒に学びましょう。
◆テーマ「交流の場からはじまるまちづくり」
講師:近畿大学教授 久 隆浩 さん
◆日 時 7月5日(日) 14:00〜16:45
◆場 所 多治見市産業文化センター 3階大会議室
多治見市新町1―23 TEL 0572−25−3111
※JR多治見駅から徒歩15分
※駐車は有料で台数に限りがありますので、できる限り乗り合わせや
公共交通機関のご利用をお願いいたします。
◆スケジュール
@基調講演 14:00〜15:30
A意見交換 15:45〜16:45
B交流会 17:15〜
◆参加費 講演会 500円(会員は無料)・交流会 3,000円
◆講演終了後、希望者による交流会(会費制、3000円)を同じ会場で開催します。多数ご参加ください。
<申込先> 下記のいずれかに申し込んでください。
○多治見市役所 青山 崇
TEL0572-22-1111内線1100 Eメール
aoyamat@city.tajimi.gifu.jp
○可児市役所広見連絡所 各務 則行
TEL0574-62-2101 Eメール
nr-kakam@city.kani.lg.jp
〜多治見市役所の青山崇さんから情報提供いただきました〜
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◆住まい・まちづくりコラム◆
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○ まちづくりと文化活動 ○
岐阜駅前の問屋町の再開発事業も佳境に入り、権利者への同意書の取り付けや建物
除却のための移転の準備が進められている。そんな中、この取り壊される問屋町の最後
の姿を、なんとか多くの方々の記憶にとどめようと、あるアーティストから、再開発組合に
対して再開発の区域内の商店街を活用したアートイベント開催の協力要請があった。
詳細は未定のため、ここでは触れないが、再開発組合の理事会では協力すべきか否か
で、少し議論になった。場所の協力は良いとして、費用の協力となると反対の意見も多い。
イベントが開催されれば、新聞やテレビなどのメディアで紹介され、再開発事業のアピール
にもなろうが、それだけでは効果を多くの権利者に納得してもらうことは難しいだろう。
そもそも、こうした文化活動とは何のために行うのか。一般的に文化や芸術は、不要不急
のものであるという固定観念が根強い。最近話題になった、名古屋城本丸御殿復元の
討論会でも、このご時世にお金をかけなければならないことが他にあるのではという意見
もあがる。しかし、こうした事業の本来の目的は、地域アイデンティティの形成である。
再開発事業も本丸御殿復元も収支を合わせ、建物を建設することが事業の目的ではなく、
建物を建設することで、地域の価値を高めていくことが目的である。それには、経済のみ
ならず市民文化の活性化も必要となるはずである。
冒頭のアーティストは、この再開発事業の権利者の息子さんで、子供の頃は問屋町で
遊んでいたそうだ。自分の原点とも言えるまちの最後に直面し、アートを通して多くの方々
にまちを記憶にとどめるためのアートイベントを思いついたそうだ。イベントの費用は再開発
組合が負担しなくてもなんとか目処は立ちそうなため、イベントは実施されるだろう。こうした
市民の一人一人の記憶に残る何かの積み重ねが、まちのアイデンティティ形成には
とても重要であると思う。また、アーティストにとっては、残り続ける記憶の強度がアートの
価値と言えるかもしれない。(堀内 研自)
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・先日、オフィスの仲介業者の飛び込み営業があり、話をきいたところ、最近は空きオフィス
が増加しており、交渉によってかなり安い家賃で入居できるようです。現在地に引っ?越し
した際も坪単価が7%程度下がりましたが、新築でさらに1割以上も下がる物件もあるよう
です。家賃無料期間の設定があたったり、引っ越しをするのであれば今がチャンスかも。
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し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できればと考えてい
ます。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガジンに掲載させていただきま
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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