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スペーシア・メールマガジン(隔週発行予定) □[第224号]2009/2/2□ □配信数744□


スペーシア・メールマガジンの第224号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。

<内容・目次>
  ◆まちのトピック◆
   ・住宅耐震フェア (1/27〜2/8)
   ・市民防災講演会〜親子で"たいしん"(防災)を考えるつどい〜(2/7)
   ・隔月第2土曜日は「monzen亭の日」 (2/14)
  ・なごや環境大学 講演会・トークショー(2/16)
   ・名古屋観光ヒートアップ事業報告会(2/23) 
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・問屋町西部南街区市街地再開発事業
  ◆視察レポート◆ 
   ・黄金町バザール〜まちづくりとアートイベント〜
  ◆読者の声◆ 
  ◆スペーシアのこの頃◆

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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 住宅耐震フェア ○

  阪神・淡路大震災で亡くなられた方の84%が建物の倒壊による圧死でした。東海地震等に
備えるためには、旧基準木造住宅の耐震化の促進が強く望まれているところです。本企画で
は耐震改修事例のパネルに加え、「地震に強い住宅の夢、図画コンクール 2008」に応募が
あった子供たちによる図画作品を展示し、耐震化の重要性について紹介します。

【開催期間】 平成21年1月27日(火)〜2月8日(日)
       〈休館日〉 毎週月曜日

【場所】(財)名古屋都市センター 11階 展示コーナー

【主催】愛知建築地震災害軽減システム研究協議会
  http://www.aichi-gensai.jp/

〜(財)名古屋都市センターの加藤貴英さんより情報提供いただきました〜

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○ 市民防災講演会〜親子で"たいしん"(防災)を考えるつどい〜 ○

  いつ起きるかわからない地震。東海地震等に備えるため、愛知では地震災害対応力向上
のさまざまな取り組みがされています。子供たちにもこのような取り組みに参加して、『たい
しん(防災)』について考えてもらう機会にしたいと思います。この日は、南部先生や護先生
といっしょにゲームなどしながら、楽しく学びましょう。ぜひ、親子でご参加ください。

【主催】 愛知建築地震災害軽減システム研究協議会
【日時】 平成21年2月7日(土) 午後1時30分から午後3時30分まで
【場所】 名古屋都市センター 大研修室 【金山南ビル内 11階】
【内容】 ◆災害想像ゲーム(DIG)
        ※DIGとは、地図を使って、災害(地震)が起きたときの被害を
          想像・予測し、その対策を考えることで地震に備えるゲームです。
        南部 美智代 氏 (災害ボランティアネットワーク鈴鹿 理事長)
      ◆いのちをまもる家の「たいしん」
        護 雅史 氏 (名古屋大学大学院 准教授)

【参加申込方法】 下記ホームページより申込書をダウンロードしお申し込みください。
  http://www.aichi-gensai.jp/bousai20090207.html

【問い合わせ先】 愛知県建築指導課    TEL: 052-954-6587
【参加特典】 参加者全員に防災グッズをプレゼントします。

*2/7の午前中にはストローハウスコンテストも開催されます。

〜愛知県の川端寛文さんより情報提供いただきました〜

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○ 隔月第2土曜日は「monzen亭の日」 ○

名古屋市南区笠寺まちづくりの会「かんでらmonzen亭」では、
今年から偶数月の第2土曜日を「monzen亭の日」と称して、
隔月で小さなお祭りを開催していきます。
さて、今年第1弾2月の企画は「寄席」です。
南山大学落語研究会の学生による落語、社会人パフォーマーによる楽しい演芸をお届けします。
場所は、笠寺にある数多くのお寺の1つ「泉増院」です。

詳細を記載したちらしが以下のホームページからダウンロードできます。
http://minamix.net/kandera/modules/mydownloads/
多数のご参加お待ちしております。

○日 時:平成21年2月14日土曜日 午後2時から4時まで
○場 所:泉増院本堂
(名鉄本笠寺駅から徒歩8分、地下鉄桜本町駅から徒歩15分、JR笠寺駅から徒歩20分)

○入場料:無料(学生芸人を応援するおひねりは大歓迎)
○問い合わせ先:かんでらmonzen亭事務局 野原、青山
    電 話:090−9189−8665
    電子メール:kandera@minamix.net
    ホームページ:http://minamix.net/kandera/

〜かんでらmonnzen亭事務局の青山知弘さんから情報提供いただきました〜

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○ なごや環境大学 講演会・トークショー ○

日時 2月16日(月) 

●第1部 午後2時〜5時15分  
   講演会 環境都市を目指して〜環境先進国 スイス・ドイツからの提言〜

  環境先進国ドイツにおいて、三面張りの河川を自然の状態に戻し、生き物にとっても
人間にとっても良い川づくりをしているカールライトバウアー氏による講演会を開催します。
  最初に山脇氏より、自然と私たちの豊かさとの共存、持続のためにどうあるべきか。
またランドシャフト(五感の総体)とはどういうことか。五感を高めることの重要性について
講演いただきます。その後、ランドシャフトを意識した川づくりとなったドイツの事例を踏
まえながら、カール氏より講演いただきます。

講演1:山脇正俊氏 『近自然ってなあに?〜豊かさと自然環境を両立させるために』

講演2:カール・ライトバウアー氏 『安全性と生き物の多様性を両立させる近自然川づくり』

場所 東海工業専門学校 大講義室(金山・中京大学文化市民会館前)
後援 国土交通省 中部地方整備局
協力 東海工業専門学校 ビオトープを考える会
参加費 無料
参加予定人数 130人


●第2部  午後7時〜9時  
   カール&生物多様性アドバイザーとのトークショー及び交流会

  夜には昨年ドイツで行われたCOP9に参加した生物多様性アドバイザー2名
(広田奈津子&長谷川明子)とカールライトバウアー氏とのトークショーを行います。
  昼には仕事で参加できなかった働き盛りに一般の人たちにも話を聞いてもらう
きっかけの場を提供します。生物多様性アドバイザーとのトークショーにより、気楽
な講演会とし打ち解けた状態をつくります。そして交流会では直接カール氏と話す
時間を多く持つとともに、参加者同士の交流を図り、環境都市にむけて原動力と
なるきっかけづくりを応援します。
  通訳には、日本とドイツ、スイスの河川行政の架け橋を行った「近自然学」の著著
の山脇正俊氏が対応されます。そのため、通訳と同時に山脇氏にもトークショー、
交流会にも参加いただき、より質の高い話と時間を共有することができます。
  会場となる場所は、街の中であったとしても潤いある時間を過ごすことができる
ことを体験してもらえるよう、キャンドルや植物を使った交流会を行います。

場所 llike air + water (浅間町)
http://blog.livedoor.jp/likeairandwater/
参加費 3000円(軽い食事と飲み物)
参加人数 事前予約制 40名

ともに参加希望者は なごや環境大学 事務局 電話・FAX 052-223-1223
jimu@n-kd.jp
までご連絡ください。

〜ビオトープを考える会の長谷川明子さんから情報提供いただきました〜

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○ 名古屋観光ヒートアップ事業報告会 ○

  名古屋観光コンベンションビューローでは、国内外の観光客が思わず名古屋を訪れてみたく
なるようなユニークなアイデアを企画・実施するプロジェクトに助成を行う「名古屋観光ヒートアッ
プ事業」を実施し、広く企業やNPO法人等の皆様から多数のご応募があり、その中から選定さ
れた名古屋への観光客増加・観光魅力を高める優れた3つのプロジェクトが実施されました。

  今年度実施された3つのプロジェクトの事業実施者による報告と、まちづくりの専門家である
選定委員会委員を交えたパネルディスカッションを行いますので、是非ご参加ください。

【開催日時】平成21年2月23日(月)14:00〜16:00

【開催場所】栄ガスホール 4階会議室 
     名古屋市中区栄三丁目15番33号(大津通沿い松坂屋北)

【主  催】 ? 名古屋市、(財)名古屋観光コンベンションビューロー

【プログラム】 
  14:00〜 「事業実施者報告」
    (1)「有松で着物を着て楽しもう」(有松桶狭間観光振興協議会)
    (2)「視聴者を旅行者に変える!名古屋超具体的旅行番組『旅のしおり』」(株式会社ベルロックメディア)
    (3) 「名古屋の原点!イベントと空間でつなぐ円頓寺・四間道界隈観光のすすめ」(那古野下町衆)

  14:50〜 「パネルディスカッション」
    モデレーター 三上訓顯氏(名古屋市立大学大学院芸術工学研究科教授)
    パネリスト  徳山美津恵氏(名古屋市立大学大学院経済学研究科准教授)
            尾関利勝氏(樺n域計画建築研究所取締役名古屋事務所長)
            織田正太氏(元鞄d通テック名古屋支社長)

【参加費(定員)】  無料(先着100名)

【申込期限】   2月18日(水)

【申  込】   住所、氏名、団体名を記入し, FAX 又は e-mailで申し込み
           FAX: 052−231−0922 名古屋観光コンベンションビューロー観光部 行
           e-mail: k-oyake@ncvb.or.jp

【お問い合わせ先】  名古屋観光コンベンションビューロー 観光部(TEL 052−202−1143)

〜(財)名古屋観光コンベンションビューローの小宅一夫さんから情報提供いただきました〜

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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 問屋町西部南街区市街地再開発事業 ○ 

  問屋町西部南街区第一種市街地再開発事業では、組合設立後、ただちに保留床処分先を
確定させるため、分譲住宅取得者としての参加組合員及び業務床等の処分責任をもつ特定
業務代行者の選定手続きに入った(2008年3月 31日発行第202号に掲載)。
  住宅については、組合設立以前より協議を重ねてきた4社から参加組合員に関する最終的
な回答書を受け、専門家を含めた部会での審査を経て、1社に絞り込むことができた。また、
特定業務代行者については、保留床として新たにホテルを提案し、業務床と合わせて自社
取得による処分責任を明確にした建設会社が、専門家と理事で構成された審査会にて、まち
の賑わい創出にも繋がるとの評価を得て選定された。
  これを受け、理事会は、8月にそれぞれの社と詳細な条件の詰めに入ることを決定した。事業
成立要件の大きな要素である保留床処分の目処がつき、再開発事業は、大きく進展するかに
見えた。
  しかし、夏以降の建設費の急騰とサブプライムローン問題に端を発する秋以降の株価の急落
や不動産市況の急激な悪化により、これまで事業の中で積み重ねてきたことは、全くその意義
を失い、保留床処分条件の大幅な見直しを迫られることとなった。2、3ヶ月の間で一変した経済
情勢は、早期工事着手をめざしていた組合の事業計画に大きな影響をもたらした。
  組合では、住宅参加組合員及び特定業務代行者(共に予定者)と事業成立の途を模索する
こととなった。工事費をはじめ事業費の圧縮策や床効率の向上など、多面的な検討・協議を重
ねた。その結果、事業改善が図れたことや建設資材価格も徐々に下がり始めたことから、当初
の事業採算性には到達していないまでも、なんとか組合と2社との間で目標とすべき事業計画
を確認するに至った。そこで、組合は、昨年12月18日に臨時総会を開催し、2社と事業参画を前
提とする協定書締結を決め、組合の事業スケジュールを公表した。
  分譲マンション市場に回復の兆しが見えない中で、まだまだ100%と言える事業の組み立てが
できていないものの、今年の秋頃の除却・着手をめざし、組合、住宅参加組合員、特定業務代
行者及び行政ほか、事業関係者の努力が続いている。 (浅野泰樹)

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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 黄金町バザール〜まちづくりとアートイベント〜 ○

  「黄金町バザール」昨年の9月から11月にかけて横浜の商店街で開催されたアートイベント
である。会場となる横浜市黄金町は、かつて売春や麻薬売買の違法行為が横行する街として
有名であった。黒澤明監督の「天国と地獄」では、麻薬中毒者がふらつくあやしい街として登
場する。実際、昭和40年ごろには、麻薬の入荷待ちをする人たちが100〜200人も集まってい
たそうだ。こうした町の浄化が本格化したのは90年代後半からで、2002年には地元町内会を
中心に組織を立ち上げ、行政や学校、警察などと協力して違法店舗の一掃に取り組む。その
結果、違法店舗は閉鎖状態となるが、代わって空き店舗の問題が浮上する。その対策の一
環としてアートイベントを契機としたまちづくり「黄金町バザール」が開催された。
  「黄金町バザール」の拠点となるのは、京浜急行線の高架下に横浜市が整備した「日ノ出
スタジオ」「黄金スタジオ」の2つのアートスタジオだ。ここには、カフェやショップ、ギャラリー、
アトリエが入っている。この2つのスタジオの他、周辺では約30か所の空き店舗や商店で催し
が開催された。
  作品は参加型のものが多く気軽に楽しめる。例えば、石垣克子氏の作品は、沖縄の空の
写真を短冊状にした紙を紙縒りにしてミサンガのような輪を作り、それを繋げていくというイン
スタレーションだ。私も制作に参加してみた。作り方はその場でアルバイトに教えてもらい15分
くらいで製作する。その間、アルバイトの人との世間話はとても楽しかった。少し余談ではある
が、スタンプラリーも行っていた。すべて回れる時間はないので、やる気はなかったがそのスタ
ンプがかわいらしいデザインだったので、押して回っていたら、1か所スタンプを紛失してしまった
という会場があった。なんともずさんな、と思ったがその会場のおにいさんが、自分が代わりに
描きますと、他のスタンプよりかわいらしい小鳥の絵を描いてくれた。なんとも微笑ましく、商店
街のぬくもりを感じる出来事であった。
  さて、アートイベントをまちづくりとして行う意味は何か。「黄金町バザール」のディレクター山
野真悟氏こう語る。「黄金町を訪れた多くの人たちがこの街に対する関心を新たにし、魅力を感
じて、自らこの街に関わり、何かをやってみたいと思うようになること、そういう人たちが増えて
地域のまちづくりに加わっていくようになれば、街は急速に変わっていく。」
  2010年には愛知県でも大規模な国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2010」が開催される。
県の財政危機が叫ばれる中、キュレーターを務める建畠哲国立国際美術館長はこう呼びかけ
る。「不況の時こそ文化芸術の力で精神を高揚させるべきだ。」そして、ボランティアの募集や
商店街での関連イベント開催を通じ、県民参加の芸術祭を目指す方針だ。街へ飛び出した現
代アート自身も、こうした人の行動を触発する力を持つことが生き残りへの重要な課題となる。
(堀内研自)

  →ホームページに写真を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/2009/kogane/index.htm

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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・中日新聞1/6に「アニメで案内 ネット商店街」の記事が紹介されました。今年のラバダブ
 http://www.spacia.co.jp/rubadub/2009/09.pdf
 で紹介していた「やっとかめ i らんど」です。BETA版を公開中。
  http://www.yattokame.net/

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  し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成できればと考えてい
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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