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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第196号]2008/1/7
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 710−−□
あけましておめでとうございます。
スペーシア・メールマガジンの第196号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・日本都市計画学会中部支部 第5回都市計画系研究室紹介大会(1/10)
・尾張なごやの謎を解く 「なごや四百年時代検定」
◆図書紹介◆
・証言・町並み保存
◆視察レポート◆
・台湾を訪問して
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 日本都市計画学会中部支部 第5回都市計画系研究室紹介大会 ○
日本都市計画学会中部支部では、昨年に引き続き、下記のとおり中部圏の大学等におけ
る都市計画系研究室の紹介およびシンポジウムを開催致します。
研究室紹介では大学等の都市計画系研究室の概要、過去の研究成果、現在の研究テーマ
等をとりまとめた小冊子をもとに、複数の研究室が発表を行います。また、シンポジウム
では「社会が望む学生像」と題して、都市計画系研究室に望まれる学生や教育のあり方等
についてパネルディスカッションを行います。
皆様のご参加を心からお待ちしております。
【日時】2008年1月10日(木) 13:00〜16:30(受付12:30〜)
【会場】名古屋都市センター 大研修室
(名古屋市中区金山町1-1-1 金山南ビル11階)※金山総合駅南口すぐ
【内容】
第1部(13:00〜14:40) 都市計画系研究室発表会
第2部(14:50〜16:30) パネルディスカッション「社会が望む学生像」
コーディネータ :名古屋工業大学大学院 松本直司氏
パネリスト(予定):愛知県建設部都市計画課 須山明廣氏
(株)三菱UFJコンサルティング&リサーチ 津田あゆみ氏
玉野総合コンサルタント(株) 小中達雄氏
【参加費】無料
【申し込み方法】
お名前、所属、電話番号、FAX番号、E-mailアドレスをご記入の上、お申し込みくださ
い。
日本都市計画学会中部支部事務局 魚岸行
FAX: 052-678-2211
【問合せ先】
中央コンサルタンツ梶@名古屋支店 市橋忠幸
TEL: 052-551-2541??? e-mail:
ichihashi@chuoh-c.co.jp
〜スペーシア・井澤〜
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○ 尾張なごやの謎を解く 「なごや四百年時代検定」 ○
名古屋商工会議所では、いわゆるご当地検定と呼ばれます「なごや四百年時代検定」の
申込受付を開始しました。公式テキストには、尾張なごやの街づくりの歴史を含め、興味
深い知識が詳しく書かれています。この機会に地元の歴史・文化等を学んでいただき、是
非「第1回なごや四百年時代検定」に挑戦してみて下さい。
また事前講座の開催や特別番組の放送も予定しております。
公式テキストは東海三県下の主要書店にて発売中です!
【日時】 平成20年3月9日(日)午前10時〜(試験時間90分)
【会場】 名古屋工業大学、名古屋大学等
【受験料】 3,150円(税込)
【申込期間】 平成19年12月3日(月)〜平成20年2月1日(金)
【問い合わせ先】 なごや四百年時代検定実行委員会事務局
名古屋商工会議所産業振興部街づくり振興グループ内
〔TEL・FAX〕 052-223-5740/052-232-5752
〔E−mail〕
nagoken@nagoya-cci.or.jp
詳細はこちら⇒
http://www.nagoya-cci.or.jp/chiiki/kentei.html
〜スペーシア・井澤〜
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 証言・町並み保存/西村幸夫、埒正浩編著 ○
学芸出版社 2007.9.10発刊
著者が「町並み保存の第一世代」と呼ぶ人々に対するインタビュー記録がまとめられた
本である。インタビューに応じている8名の活動拠点となっているまちは、小樽、函館、
角館、妻籠、足助、石見銀山、内子、竹富島であり、粘り強く町並み保存活動を継続した
成果として、著名な観光地となったところが多い。
この連続インタビューは、加賀市大聖寺で2004年9月に開催された「第27回全国町並み
ゼミ」の準備段階で、地元の方々が町並み保存運動について勉強する機会をつくろうとい
う目的で始められたものであり、勉強会はゼミが終わってからも続いているという。本書
はその中から、1960年代からはじまったという町並み保存の第一世代の人々に絞って講演
録を掲載している。それぞれのまちで、試行錯誤しながら取り組んだ、具体的な内容が書
かれているのが興味深い。
一般市民の方々を聴講者として話された内容であり、かつ、西村教授との対話形式と
なっているので、非常に平易な内容となっている。加賀市の方々は、このインタビューを
生で聴いて勉強したが、内容を本として出版することで、全国の人々が町並み保存運動を
勉強できるテキストを作成したという発想は素晴らしいと思う。(伊藤彩子)
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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 台湾を訪問して ○
昨年11月に木造都市研究会「木愛の会」のツアーで台湾を訪問した。会長の高松伸氏の
建築作品を見学しようというのが発端であったが、あわせて象設計集団の作品も見学する
ことができた。
台北は世界一の高層ビル「台北101」があることに象徴されているように元気なアジア
の典型。高層ビルやMRTなどの建設が進む一方で、昔ながらの問屋街や夜市が各所にあ
り、生命力があふれている。食も豊富であり、また訪れてみたいと思わせるまちだ。この
あたりはホームページに掲載した写真を見てもらうこととして、ここでは建築ツアーで訪
問した作品について紹介したい。
■高松伸作品
高松伸氏の台湾第1作は、1999.8から設計に入り、2002.12に竣工した「BLACK PEARL」
である。台北北部の
基隆河沿いにあり、国内便の松山空港が川の対岸に位置する。遠くからでもその独特の外
観がよくみえ、建物自身が広告塔の役割を持っているという。オフィスはもう1つ「LAND
OFFICE」という作品がある。
集合住宅では、2004.1に竣工した「御松園」を皮切りに、2006.12竣工の「台北之
冠」、近々竣工予定の「忠泰風格」を訪問したが、この他にも3つの集合住宅の建設が予
定されているという。台湾事務所の方の話によると、高松伸氏の集合住宅が人気が高く、
ブランドとして定着してきているという。また、台湾では、住戸は北向きがよい、水が流
れていないとダメなど、風水が設計においても大きな要因を占めるといい、日本との違い
が興味深い。
■象設計集団作品
象設計集団が台湾で仕事をはじめたのが1986年。1988年には台湾事務所を設立し、手が
けた仕事が宜蘭縣の冬山河親水公園である。全体の基本設計から3期の工事を経て1994年
に完成。スポーツレクリエーションの場としてにぎわっているという。屋外ステージの観
覧席には小学生による、貝殻、陶片、ビー玉などを使った嵌め絵などもあり、象設計集団
の特徴がでている。
次いで手がけたのが宜蘭縣の公共施設の建替えとあわせたニュータウン計画であり、
120haの全体計画とともに、縣庁舎、縣議場、縣史館などが設計された。縣庁舎、縣史館
の屋上は緑化が行われており、緑がふんだんに取り入れられた建築となっている。
このほか、最近は温泉施設の設計も手がけているということで湯圍溝公園を訪問。湯圍
風呂や足湯亭を見学した。
異なる作風の建築であるが、いずれも台湾の人々に受け入れられ、日本人が活躍してい
るという点が興味深い。台湾は1895年〜1945年は日本領であったという歴史もあり、その
面影もまちに残っている。次回の訪問の際にはこんなまちをじっくりみてみたい。
(石田富男)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/taiwan/index.htm
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・スペーシアが1年に1回発行しているラバダブの2008年版をホームページに掲載
しました。印刷物の写真はモノクロですが、こちらではカラーになっています。
・メルマガを発行して9年目にはいります。今年もよろしくお願いいたします。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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http://www.spacia.co.jp/
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