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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第195号]2007/12/25
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 710−−□
スペーシア・メールマガジンの第195号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆名古屋まちづくり情報◆
・名古屋駅前で無料バス走る〜名駅ちょい乗りバス運行実験〜
◆図書紹介◆
・新「地域」ブランド戦略 −合併後の市町村の取組み−
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 名古屋駅前で無料バス走る〜名駅ちょい乗りバス運行実験〜 ○
以前、このメルマガでもPRをした「名駅ちょい乗りバス」という無料バスが去る11月
16日〜18日の3日間、実験運行された。主催は、名古屋都市再開発研究会(事務局:名古
屋商工会議所。弊社は事務局のお手伝いをしました)。運行時間は、10時〜18時、約15分
間隔で約30数人定員の小型バスが走った。ルートは、名鉄バスセンター4Fを出発し、名駅
通りを北に向かう。最初のバス停がルーセントタワー。次にノリタケ森、産業技術記念
館、そして南下して、名鉄イン前。駅前には大名古屋ビルジング東、ミッドランドスクエ
ア、三井ビル別館とあり、最南端が住友生命ビルといった計9ヶ所のバス停を回るルート
である。
この3日間、空は晴れていたものの、初冬の寒風が吹き荒ぶ、少々厳しい天候のもとで
の運行であった。しかし、寒さにもかかわらず、集客は上々、3日間で2千数百人が乗車し
た。中でも、土日は、ノリタケの森や産業技術記念館と駅前を結ぶ区間が大変にぎわい、
観光客を中心に多くの利用が見られた。現在、駅前には高層ビルが次々に建ってきている
ものの、地上レベルでの移動にはちょっと不便な面もある。先の2施設も駅から歩くには
ちょっと遠い。そのため気軽に乗れる今回ようなバスは、駅周辺を周りたいという観光客
やビジネスマンにとって有効なサービスだと思う。今回の結果でも、そのニーズがあるこ
とは確かであろう。このちょい乗りバス、将来の本格化も目指しており、期待が寄せられ
るところだ。私も3日間現場で運行に携わったが、利用した人からも「いつから本格的に
走るの?」「是非続けてね」といった声を多くかけられた。本格化されれば、名古屋駅前
の魅力はさらに上がり、人が集まることだろう。
最後に、バスにはあまり関係ないが、3日間駅前にいて感じたことをいくつか。ひとつ
目は夕方の交通渋滞のすごさである。距離にして百メートルそこそこが車で20分もかかっ
た。バス利用者にとっては苦痛以外のなにものでもない。改めて感じたことだが、なんと
かならないのだろうか。二つ目は、ビル風の猛威である。もともと風は強めだったのだ
が、高層ビルの下に入ると、さらに風速が急上昇(しかも、冬は風が冷たい)。写真では
わからない駅前の特殊な気象条件を体感した。風速マップを作ったら、歩く際のルート選
択に結構役立つかもしれない。3つ目は、日当たりの悪さ。結構日が差さない箇所が多
く、冬の寒さがより一層身に染みた。ほかにもいろいろあったが、また、折りを見て紹介
できればと思う。(櫻井高志)
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 新「地域」ブランド戦略 −合併後の市町村の取組み− ○
平成の大合併によって多くの市町村が合併を経験し、自立的な経営が求められている。
しかし、合併そのものに多くのエネルギーが費やされ、合併後の地域振興策や地域ブラン
ドづくりに関する検討が後回しになるケースが多い。言いにくいことだが、最近訪問した
都市の中でも、合併によって地域バランスを重視するため、旧町村の個性が失われている
という例があった。
一方、商標法の一部改正により2006年4月から「地域団体商標制度」がスタートし、全
国各地で行われている地域ブランドへの取組みに追い風となった。この1年半の間に、既
に770件余りが特許庁に出願されている(2007年11月末現在)ことは、地域ブランドに対す
る各地の期待とも見て取れる。
本書では、合併市町村における地域ブランドづくりというテーマで、検討が行われてい
る。後半には各界の専門家による具体的なアドバイスがある。身近なところから地域資源
を発掘・再確認、地に足の着いた地道な活動、企業マーケティング手法の自治体経営への
活用など、平成の大合併を経験していない市町村にとっても参考になる。
また、具体例として7都市の事例を挙げ、我々の身近な例として、岐阜県多治見市の酒
と陶磁器を使った取組みが紹介されており、大変興味深い。 (浅野 健)
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・スペーシアの年末年始休暇は12/28〜1/4となります。新春は1/7からです。
来年もよろしくお願いいたします。
・前号のこの欄で今年のラバダブの特集を「新しい年のデザイン」と書いてしまいまし
たが、「年」は「都市」の変換ミスです。でも今年1年を振り返ると、新しい「年」を
期待したくなるような1年でした。来年はよい「年」にしたいですね。
・本来は12/24発行ですが、1日発行が遅れてしまいました。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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