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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第185号]2007/8/6
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 703−−□
スペーシア・メールマガジンの第185号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆名古屋まちづくり情報◆
・名古屋市栄のお客様駐輪場 その2
◆図書紹介◆
・勝川商店街史
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 名古屋市栄のお客様駐輪場 その2 ○
北海道を除く日本全国で梅雨明けが気象庁から発表された。梅雨明けを喜ぶ人の中に
は、私も含めて自転車利用者が多くいると思う。梅雨明けを記念し、名古屋市栄地区にあ
るお客様駐輪場を再びご紹介したい。以前紹介した百貨店によるお客様駐輪場もぜひご一
読いただきたい(下記参照)。地価の高い都心部において駐輪場の面積を確保し、整備す
ることには大きな苦労もあると思うが、自転車利用者にとっては貴重なものであり敬意も
こめてお客様駐輪場と表現する。
今回紹介するお客様駐輪場は錦通と大津通が交わる交差点に程近い、1、2階にインテ
リアショップが入っているビルに設けられたものである。店舗入口の右側には屋内のお客
様駐輪場が設けられており、奥行きがあり30台以上の自転車が止められていた。通勤用の
自転車を置かないで欲しいという内容の看板が掲示されていたことは、自転車利用者のモ
ラル向上が必要であると感じさせるものである。この屋内駐輪場以外にもうひとつお客様
駐輪場が用意されている。店舗入口の左側、地階に降りるための階段と歩道との間にちょ
うど自転車が止めることのできるスペースが提供され、「来客用駐輪場」と書かれた看板
がきちんと置かれている。この建物、特に1階の店舗を利用する者にとっては、屋内のス
ペースよりも歩道に面したスペースの方が簡易に駐輪できて使い勝手が良い。
お客様駐輪場が今後も増えていくことを期待するとともに、自転車利用者はその価値を
理解し、お客様駐輪場がある施設を積極的に利用するなどという応援をしていく必要性を
感じる。さらに発展すると、駐輪時に建物の外観やまちの景観を損ねないようなデザイン
性の高い自転車に乗ることも求められていくのではないかと思う。(山崎 崇)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/tyurin2/index.html
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 「勝川商店街史」 勝川駅前通商店街振興組合 2007年7月 ○
本書は、タイトルの通り愛知県春日井市のJR中央本線勝川駅から延びる勝川商店街の
歴史を記した記録である。本書の執筆にあたったのは古くから商店街で商売を続けてき
て、現在施行中の再開発事業の権利者でもある水野隆氏で、再開発組合理事でもある。
勝川の歴史は、明治15年にまで遡る。庄内川に木橋が架けられたのをきっかけに多くの
人の往来をあてこんだ商人達が集まりそれまでの宿場町から商いの町への礎が作られた。
さらに、郡役所の開設や当事の国鉄による中央線勝川駅の開業などを契機に様々な業種の
店が並ぶ町へと変貌していった。本書では、そうした歴史的背景を貴重な資料や写真、そ
の当時の勝川で商売に情熱を注いでいた方々の“古老対談”を交えながらまとめられ、現
在の勝川商店街が形成過程や土地区画整理事業、再開発事業の話題等が書き記されてい
る。
私自身勝川との関わりは、再開発事業を通してのことで、ここ6、7年のことである。そ
の当時は、土地区画整理事業により建物移築の最中で、駅前の殆どが空き地若しくは青空
駐車場であった。権利者との様々なやり取りを通して、土地区画整理事業以前の勝川駅前
の様子を聞き、時には写真を見せてもらいながらその当時までの変わりように驚きを覚え
たことを今でも思い出す。そして現在では、駅前にはいくつもの再開発ビルが建ち並び、
更なる変貌を遂げている。水野氏が商店街史の作成を思いついたきっかけも、街の変りよ
うをみてこれまでの歴史を記録として残し後世に繋げていければという思いがあったと書
いている。再開発事業は、街の様子を一変させ機能的、景観的にも新しい歴史を作り出す
ものである。しかし、権利者には通過点にすぎず、過去の様々な思いを新しい再開発ビル
に託し再び商売や生活を始める。再開発事業に携わるうえで、権利者の長い歴史の想いを
形に反映させ、後世からも評価される街を創りだすことが重要といえる。勝川商店街の歴
史に興味をもって頂けたら是非お手元に(1部1000円)。(村井亮治)
問合せ先 勝川駅前通商店街振興組合
http://www.o-cobo.com/
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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・何時も有り難うございます。
昨年度、「新国立」は行ってきました、
オープン時で今時の人の「黒川紀章展」を観てきました。
無味乾燥ではありますが好きな建築です。
なるべくと思って御返事をメールしています。
本音を書いているつもりですので、
匿名で読書の声で使っていただいて結構です。
つまらない話ばかりではありますが、
今後ともよろしくお願いいたします。
→メールありがとうございます。何度か感想メールをいただいていたのに掲載を
忘れておりました。このコーナーを作っていたのに、毎回少し機械的につくりすぎて
しまいこのコーナーの存在を失念しておりました。今後ともよろしくお願いします。
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・スペーシアでは特に盆休みというものは設定しておらず、各自が都合をつけて夏休み
をとるようにしています。とはいえ、やはりお盆期間中は休む者が多くなっています。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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