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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第180号]2007/5/28
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  スペーシア・メールマガジンの第180号をお送りします。
  名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
  ◆名古屋まちづくり情報◆
   ・岐阜駅西地区市街地再開発事業−グランドオープンにむけて−
  ◆図書紹介◆
   ・吉祥寺スタイル 楽しい街の50の秘密
  ◆読者の声◆  
  ◆スペーシアのこの頃◆

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  ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 岐阜駅西地区市街地再開発事業−グランドオープンにむけて− ○

  1983年に再開発準備会が設立されてからほぼ1/4世紀を経た今年、市民の熱い期待が寄
せられている岐阜駅西地区市街地再開発事業(岐阜シティ・タワー43)が10月中旬に
グランドオープンする。

  現在、本体工事はほぼ完了し、ゼットン(レストラン)の出店が決まった43階のスカイ
ラウンジや各種テナントが入店する1・2階の商業・業務施設の内装工事が急ピッチで進
められている。9月上旬には、施設建築物の工事完了が公告され、順次、高齢者向け優良
賃貸住宅や243戸の分譲住宅の入居が始まる。

  岐阜駅西地区再開発組合では、事業の収束と今後のビル管理体制確立のため、工事の変
更に伴う権利変換計画の変更や都市再開発法に基づく管理規約等の認可の手続きを進めて
いる。管理規約の縦覧手続きを経て岐阜県の認可を得た上で、8月上旬には全体管理組合
と3部会構成による管理組合を設立する。また、権利者7名が共有する商業床では、既
に、不動産の管理・運営のための地権者法人として、滑阜シティ・タワー開発43が設
立されている。会社では、管理受託会社(森ビル都市企画)と協力・協調して、テナント
との契約や開業・オープニングイベント等の準備を急ぎ進めている。

  再開発ビルのオープンに合わせ、ビルの東側に建設中の広場デッキも完成する予定であ
り、グランドオープンには、広場デッキと再開発ビルが一体となった各種セレモニーが実
施される予定である。また、9月27日には、岐阜新聞・岐阜放送主催、再開発組合特別協
賛の岐阜シティ・タワー43竣工記念事業「歌劇椿姫」が上演される。

  長年、苦労を共にしてきた権利者及び事業関係者は、その結晶が輝かしくスタートでき
るよう、事業終盤の調整を精力的に進めている。(浅野泰樹)

岐阜シティ・タワー43竣工記念事業
  http://www.gifu-np.co.jp/info/event/20070927_1.shtml
 
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  ◆図書紹介◆  −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 吉祥寺スタイル 楽しい街の50の秘密/三浦 展+渡 和由研究室 著
     文藝春秋/2007年4月25日発行

  吉祥寺は東京の中でも特に人気の高い街のひとつで、若者や新婚夫婦だけでなく高齢者
にも支持され続けているという。「下流社会」の著者である三浦氏が、住み続けている吉
祥寺のよさを印象論ではなく、都市構造や建築物の特徴も含めて理論的に解き明かすため
に筑波大学の渡研究室と共同で研究を行った、その結果が本著である。吉祥寺が楽しい街
である理由として50個のキーワードがあげられている。都市の専門家ではなく誰でも読め
るようにと、写真やイラストが多く使われ、各キーワードが2または4ページでユーモアな
文章によって説明されている。

  各キーワードのいくつかが独特の面白い造語になっているのも本著の特徴である。例え
ば、最初のキーワードは「歩安感(ほあんかん)」で、安心して楽しく歩けることが街の
基本であるということを表す造語である。その説明は、道路と街路の違いから始まり、吉
祥寺には半径400mに雑貨屋や喫茶店などの歩きたくなる要素、その先の半径800mには玉川
上水や動物園など行ってみたくなる要素があることなどという理論的な内容が、分かりや
すい文章で書かれている。なお、このキーワードの最後は「歩安感があれば保安官はいら
ないのである」という文章で締められている。このような造語は「ショー店街(しょうて
んがい)」、「景食(けいしょく)」、「街食(がいしょく)」、「披露場(ひろ
ば)」、「木づかい(きづかい)」など他にも出てくる。まちづくりに詳しいかどうかに
関係なく、誰でも気軽に読むことのできる本であり、ぜひ読んでいただきたい。(山崎 
崇)

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  ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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  (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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  ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・最近、プロポーザルが行われることが増えました。入札とは異なり、金額ではなく、業
  務に対する提案で評価されることは歓迎すべきことですが、中には、本来業務として
  とりくむ中身についてまで求められたり、評価基準が公表されておらず、見積額がどの
  程度の配点があるのかわからないようなものもあり、コンサルタントの負担は確実に
  増えている気がします。よりよい方向でプロポーザルが実施されるよう望みたいと
  思います。(ishida)
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
  を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
  できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
  ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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