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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第169号]2006/12/25
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 667−−□
スペーシア・メールマガジンの第169号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・多治見市市政基本条例施行記念講演会(1/27)
・書籍「路地からのまちづくり」ができました
◆名古屋まちづくり情報◆
・5回を終えた桑名ワンデイウォーク
◆図書紹介◆
・小売業の外部性とまちづくり/石原武政著
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 多治見市市政基本条例施行記念講演会 ○
◆日 時 2007年1月27日(土)
13:00受付開始 13:30〜17:30
◆会 場 多治見市学習館(愛称 まなびパーク) 7階多目的ホール(多治見駅から徒
歩3分程度)
場所→http://www.c-5.ne.jp/~gakushu/access/access.html
◆参加費 無料(当日、直接会場にお越しください。)
◆内 容
13:00 受付開始
13:30 開会
13:35 <講演>「市政改革を総括して」 多治見市長 西寺雅也
14:35 休憩
14:45 <講演>「実行性のある基本条例」 北海学園大学教授・北海道
大学名誉教授 神原勝さん
15:15 <講演>「多治見市における市政改革の歩みに学ぶ」 関西学院
大学教授 小西砂千夫さん
15:45 休憩
16:00 <パネルディスカッション>「市政基本条例と市政改革」
上記の3名の方によるパネルディスカッション。
コーディネーター 龍谷大学助教授 土山希美枝さん
17:30 終了
◆交流会 18:00から、会場を多治見駅2階の飲食店に移し、希望者による交流会を
開催します。
◎参加費 4,000円
◎会 場 多治見駅2階 「山茶屋」電話 0572−22−2251
場所→http://www.yamachaya.com/
〜多治見市役所企画課の青山崇さんより情報提供いただきました〜
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○ 書籍「路地からのまちづくり」ができました ○
今までやっかいものとみられてきた路地からまちづくりを考えることで20世紀の
まちづくりを見直しています。全国路地のまち連絡協議会のメンバーが多数執筆。
私も碧南市大浜地区の事例を紹介させていただきました。
西村幸夫編著 学芸出版社 2006.12.30発行
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN4-7615-3147-9.htm
〜スペーシア・石田〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 5回を終えた桑名ワンデイウォーク ○
歩いて暮らせるまちづくりをきっかけにはじまった桑名ワンデイウォークの第5回目が
11月26日(日)に開催された。当日の様子はホームページに掲載した写真でみていただく
ことにして、ここでは第1回から第5回までのこだわりのコース設定についてふれてみた
い。
毎回のコースは毎回実行委員会で議論する中で、その時々の状況を踏まえながら設定して
きたものであり、毎回、コースにちなんだサブタイトルをつけている。
第1回 歩桑名(あるくわな) 西の丘から東の川まで
第2回 歩桑名 乗って歩けば御台所祭
第3回 歩桑名 多度って歩けば流鏑馬まつり
第4回 歩桑名 水と湯の郷 長島へ
第5回 歩桑名 グルッと廻れば何かがみえる
第1回では、一体感に欠けるニュータウンと旧城下町を結ぶことを狙いとしており、両
者を結ぶ途中に竹林の中のみちという新しい魅力を提示することができた。
第2回では、地元行政と沿線住民の力によって存続することができた北勢線を利用し、
生活に密着してきた古い街道を歩き、その沿線にある地場産業なども見てもらうことに
よって、まちを見なおしてもらうことを狙いとした。ゴールを市民の手によって作られて
きた御台所祭の会場とすることで、新たな広がりをつくることもできた。
第3回では、合併によって1つの市となる桑名市と多度町を結ぶことにより、市民の一体
感の醸成を図ることを狙いとしており、ゴールを多度町の流鏑馬まつりとすることで、桑
名市民に多度町の魅力を提示することができ、桑名市民と多度町民の交流を図ることもで
きた。(合併はウォーク開催の2週間後)
第4回では、もう1つの合併先である長島町と桑名市を結ぶことを狙いとしており、長島
町の特徴である水をテーマとしたコース設定により、旧長島町の魅力を提示することがで
き、市民の一体感の醸成につながった。
そして、第5回では、桑名市の旧市街地をぐるっと一回りし、改めてまちをじっくり見
てもらうことで、参加した人に「何か」を感じてもらうことを狙いとした。
各回のコースはその都度、設定してきたものであるが、改めてみてみると、この5つの
コースを歩くことによって、合併によって新しいスタートをきった新生桑名市を市民が体
で感じ、考えることのできるのではないかと感じている。
健康に関心が高まる中で様々なウォーキングが各地で行われているが、桑名ワンデイ
ウォークは「地元との交流を中心とするまちづくり系ウォーキング」としての示唆に富ん
でいるだろう。他のまちでの取り組みの参考になればと思う。(石田 富男)
→ホームページにコース一覧及び第5回の写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/k-walk3/index.htm
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 小売業の外部性とまちづくり/石原武政著 ○
著者の石原武政氏は関西学院大学商学部の教授であり、永年、マーケティング競争論、
流通政策の研究に携わっている。しかし、研究の過程で何度も商業の現場に足を運ぶう
ち、学者によって論じられる商業論と現場の事情がずれているということが気にかかり、
それを解決したいと考えて書いたのが本書だということである。
「商人が何をどのように取り扱い、店舗をいかに設計して、消費者にどのように向き
合うか」という、商人が「自らの意思決定の問題として直面するのが」内部性であり、そ
の行動が必然的に外部に対して発信する意味や影響力が外部性である。例えば商店街の街
並みは、店舗の外部性が連続したものであると言う。
店舗の規模拡大に伴い自らの外部性を考える視点が希薄化してきており、大型ショッピ
ングセンターが典型的な例であると指摘する。どの店舗も規模が小さかった頃は、外部性
は自然の秩序によって形成されたが、現代のように店舗規模の差が激しくなると、秩序は
壊れてしまう。
「外部性」に再び秩序を導入し、制御していく方法を考えることが、現在小売業の中で
も重要な課題になっているという「まちづくり」への道を開く鍵となるということであ
る。
(伊藤彩子)
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・スペーシアの年末年始休暇は12/28〜1/4となります。新春は1/5からです。
来年もよろしくお願いいたします。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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