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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第167号]2006/11/27
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 667−−□

 スペーシア・メールマガジンの第167号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
  ・第2回 ライフスタイルセミナー(12/2)
  ・UR都市機構セミナー(12/12)
  ・「全国リサイクル商店街サミット春日井大会」報告書
 ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・パラサイトシネマ
 ◆図書紹介◆ 
  ・「YOSAKOIソーラン祭り」街づくりNPOの経営学
 ◆読者の声◆  
 ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 第2回 ライフスタイルセミナー ○

【テーマ】地域での『縁づくり』が育む ふれ合いと支え合いのある暮らし
【講師】 延藤安弘(NPO法人まちの縁側育み隊代表理事/愛知産業大学大学院教授)
【開催日】 平成18年12月2日(土曜) 13時30分〜16時
【開催場所】 東桜会館 第2会議室
住所:名古屋市東区東桜2−6−30
【参加条件】
  中部電力営業エリア(愛知県、三重県、岐阜県、長野県、静岡県(富士川以西))
  に在住のお客さまを対象とさせていただきます。
【定員】  60名
【参加費】 無料 (締切 成18年11月30日(木曜))

*詳細は下記をごらんください。
  https://link.chuden.jp/event/event/event_20061102_1.asp

〜中部電力 増井さわ子さんから情報提供いただきました〜
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○ UR都市機構セミナー ○

(詳細は、http://www.ur-net.go.jp/pr/event.html)
【テーマ】戦略的アウトソーシングとは本来、“何か”
〜戦略的アウトソーシングの講演会及びUR都市機構が果たせる役割紹介〜
【日時】平成18年12月12日(火)午後1時30分〜5時
【会場】東建ホール・丸の内
名古屋市中区丸の内二丁目1番33号 東建本社丸の内ビル3F
地下鉄桜通線・鶴舞線「丸の内」駅下車1番出口より徒歩1分
【参加費】無料
【主催】独立行政法人 都市再生機構
【後援】名古屋商工会議所、社団法人 中部経済連合会
【プログラム】
○講演第一部
 「戦略的アウトソーシングとは本来、“何か”」(哲学・戦略編)
  アウトソーシング協議会 花田 光世会長(慶應義塾大学総合政策部教授)
○ 独立行政法人都市再生機構のご案内
○講演第二部
 「戦略的アウトソーシングを実施する上での留意点」
  アウトソーシング協議会 花田 光世会長(慶應義塾大学総合政策部教授)
○会場内や入り口付近で、UR都市機構の事業紹介や相談コーナーを設けます。
【申し込み方法】
貴社名、住所、電話番号、参加者の氏名を下記宛電話、電子メール等でご連絡下さい。
(先着300名様)
【申込み・問合せ先】
 (株)中部都市整備センター 担当:遠山、上林(TEL 052-957-1260、FAX
052-957-1283)
  mailto:toyama1@ur-center.com
 都市再生機構営業推進室 担当:中村、上田(TEL 03-3346-5281、FAX 03-3346-5290)

〜中部都市整備センターの遠山さんから情報提供いただきました〜 

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○ 「全国リサイクル商店街サミット春日井大会」報告書 ○

「全国リサイクル商店街サミット春日井大会」の報告書が完成しました。
サミット開催2日間の模様が全て網羅されている内容の濃い報告書です。
興味のある方は是非、手にとってご一読下さい。
■申し込み先 かちがわ大弘法通り商店街事務局
    TEL 0568-31-9282 MAIL info@o-cobo.com
      一冊2,000円(税込・送料別)

〜スペーシア・村井〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ パラサイトシネマ ○

 夜間閉鎖される地下への階段スペースを、屋外ミニシアターとして有効活用する「パラ
サイトシネマ」と呼ばれる新しい試みが11月14日から行われている。名古屋の中心部では
地下鉄の終電時刻よりも先に封鎖される地下街の出入り口が多くある。地下街が発達して
いて地上よりも地下を歩く人の方が多い、店舗の閉店時間が早いという名古屋独自の特徴
もあってか、地下鉄に乗ろうとして閉鎖されている地下街への階段を覗き込む人々の光景
が多くみられる。この光景からヒントを得て企画されたのが「パラサイトシネマ」で、若
手芸術家を支援する「アート・まちなか活性化事業」として愛知県が主催し、名古屋建築
会議が企画・製作している。

 11月18日にオアシス21会場で開催された「パラサイトシネマ」を訪れた。21時以降の利
用者が少なくなる地下街への階段に置かれた赤と黒の座布団に座り、プロジェクターで映
された壁面の映像を観るというものである。この日は「ジャパンデジタルアニメーション
フェスティバル2005優秀作品」が上映されており、利用者の少なくなった階段空間がミニ
シアターとして有効利用されていて非常に興味深い試みだと感じた。2007年1月27日まで2
会場で各5回の開催予定であり、毎回異なるコンテンツが上映される。最後の第5回では一
般公募作品の上映を行う予定で、映像作品を募集している(2007年1月9日まで)。

 また、この試みは名古屋工業大学北川研究室の学生たちが中心になって取り組んでい
る。プロジェクター・ノートパソコン・スピーカーを接続した「パラシネツールボック
ス」や、特製座布団を自作するなど、学生のアイデアとパワーが発揮されている。実際に
取り組んでいる姿やブログの記事を見ると、彼らが楽しんで取り組んでいることも感じら
れ、非常に好感を持つことができた。

 公共空間の使用許可なども関係し、現在は名古屋大学構内とオアシス21内という特定の
敷地での実施であるが、今後は会場を拡大していき名古屋から発信する映像フェスティバ
ルを目指しているという。当初想定していた歩道上の一般的な地下街出入口での実施が可
能になれば、「パラサイトシネマ」を覗き込んだり、立ち見をする人などがもっと多くな
ると思う。「パラサイトシネマ」と、まちに対して積極的に取り組もうとしている学生た
ちの動きを今後も注目していきたい。 (山崎 崇)

○参考:「パラサイトシネマ」
     http://www.parasite-cinema.net/

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−   
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○ 「YOSAKOIソーラン祭り」街づくりNPOの経営学 ○
    岩波アクティブ新書 2002年6月発行

 本書は、4年ほど前に発行されたものだが最近ある機会がもとで手にした。それは、今
年9月に春日井市勝川地区で開催された「全国リサイクル商店街サミット春日井大会」
で、著者でもある長谷川岳氏が招かれYOSAKOIソーラン祭り(以下、祭り)を通してみた
街づくりと商店街をテーマにした基調講演が行われ、祭りの運営と商店街の活性化には共
通したところが多いという話であった。長谷川氏は春日井市の出身で、北海道の大学に在
学中に学生主体の学生実行委員会を組織し祭りを企画、1992年に第1回目を開催させ、今
では国内はもとより海外からも踊り手が参加し、200億円以上の経済効果をもたらす北海
道を代表する一大イベントにまで成長させた。

 本書では、長谷川氏が祭りを始めるきっかけから、運営組織となる学生実行委員会の立
ち上げ、第1回開催への険しい道のり、祭りの規模が拡大していく過程とそこから生じた
多くの問題などが時間経過とともに記されている。特に、組織運営、経営学、協賛企業と
の交渉、メンバーの留年といった問題を通して、学生主体の組織で運営し継続し続けるこ
との難しさも経験してきた。しかし、そんな中でも、今年で15回を数えるに至った背景に
は、祭りの実現を目標に掲げた学生達の熱意と行動力によるところが大きい。またこの祭
りは、イベントの枠を超えて地域のコミュニティ形成と活性化にも結びついている。名古
屋の“ど祭り”のように、祭りの参加者が北海道での祭りに感動し自分達の街を舞台に新
たな祭りを興し、地域の活性化に繋げるという広がりをみせている。偶然にも今年6月社
員旅行で北海道へ行った際、本家でもある祭りを間近でみることができた。札幌の街は、
ユニークで色鮮やかな衣装に身を包んだ参加者と多くの観光客が行き交い、「晴れの舞
台」となっていたのを思い出す。本書を読んでから祭りをみると、また違った楽しみ方が
できたのかもしれない。

 現在では、NPO法人YOSAKOIソーラン祭り組織委員会や祭りの支援を始め地域活性化に向
けた事業展開を目的とする楽osanetにより、祭りの運営も新しい展開をみせつつある。
長谷川氏が本書で語っている将来ビジョンの実現に向け、少しずつ動いているようだ。札
幌では、既に来年のYOSAKOIソーラン祭りに向け動き出している。来年も今年以上に進化
した祭りが披露されることだろう。(村井亮治)

■株式会社yosaneto http://www.yosanet.com/

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・スペーシアの社外報として年に1回発行しているrubadub(ラバダブ)が次号で10号と
 なります。所員で分担して執筆しているのですが、毎年この時期は締め切りに追わ
 れています。

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 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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