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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第165号]2006/10/30
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 666−−□

 スペーシア・メールマガジンの第165号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
  ・堀川WEB写真コンテスト(11/30まで)
  ・地域を大切にする旅”の実現に向けたアンケート調査(11/30まで) 
 ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・子ども達が昔ながらの遊びを体験しながら新しい公園を考える〜愛知県春日井市〜
 ◆住まい・まちづくりコラム◆
  ・まちづくりと中心市街地活性化
 ◆読者の声◆  
 ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 堀川WEB写真コンテスト ○
    皆様がお持ちの写真を募集しています!

【開催期間】既に始まっています 11月30日まで開催
【主催】堀川再生のための連携プロジェクト2006
【ホームページ】http://www.horikawa-saisei.jp/
【対象の写真】名古屋 堀川と関連して撮影された写真

【写真の応募方法】ホームページからの応募を基本としております。
  但し、デジタルデータで応募できない方は郵送による応募も可能です。

ご応募いただいた写真からは 最優秀賞、優秀賞等を選出させていただきます。
また、堀川再生のための連携プロジェクトの様々な活動等に利用させて頂きます。

【写真への投票】
ホームページから写真に投票をしてください。
各賞は皆様の投票結果とコンテスト運営者が選出した審査員の
審査結果により決定します。


皆様の知らなかった堀川がきっと見つかるはずです。是非ご参加ください!

【写真コンテストに関する お問い合わせ】
名古屋工業大学 都市社会工学科 冨永 晃宏
tomi@suiko1.ace.nitech.ac.jp

【堀川再生のための連携プロジェクト2006について】
 名古屋・堀川では水質浄化、沿川市街地を含めた水辺の再生にむけて
数々の提言、社会実験が行われてきました。これら提言や実験の成果をさらに
前進、具体化させるために民・産・官・学が連携し堀川のことを考えております。

 主催:中部大学 都市水工部門
    名古屋工業大学 河川研究室、建設マネジメント研究室、都市基盤計画研究室
    名城大学 水工システム研究室
    国土交通省 中部地方整備局 庄内川河川事務所
 後援:土木学会 水工学委員会・土木計画学研究委員会
    (流域管理と地域計画の連携方策に関わる共同研究)
 協力:名古屋市、(財)名古屋市都市センター

〜名古屋工業大学の兼松 健治さんから情報提供いただきました〜

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○ 地域を大切にする旅”の実現に向けたアンケート調査 ○

 愛知県観光協会が今年度推進している「全国都市再生モデル調査」『「環境愛知/旅の
ハイブリッド」実現化調査』に関連して、一般市民の方々を対象に、最近注目を集めてい
る「エコツーリズム」にスポットアンケート調査が行われています。回答された方の中か
ら、抽選で50名の方に図書券が当たります。

愛知県観光協会のホームページ
http://www.aichi-kanko.jp/apta001.asp
より、「エコツアーに関するアンケート募集」にお進みください。

回答期限:2006年11月30日まで

〜スペーシア・浅野健〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 子ども達が昔ながらの遊びを体験しながら新しい公園を考える ○
  〜愛知県春日井市〜

 区画整理が進行中である勝川駅南口周辺地区では今年度、新しいまちづくりの中に住民
の方々の声を取り入れていくため、地区内に整備予定の公園の1箇所について、ワーク
ショップによる計画づくりを行っています。新しいマンションなどが次々に建設される
中、新しく引っ越してくる方が日々増加しており、そういった方々にも計画づくりに参加
してもらおうという狙いから、イベントを開催しました。子どものいる若い世帯を主な
ターゲットに、「みんなで遊びながら新しい公園を考えよう!」というタイトルで、子ど
も達が昔ながらの遊びを屋外で楽しみながら、新しい公園のイメージをふくらませられる
ような内容にしようと企画しました。

 9月の土曜日の午前中、公園予定地に近い神社・八幡社の境内を会場として開催し、前
半は新しい公園についてイメージをふくらませるための簡単な作業などを行い、後半は
「遊び大会」としました。参加してくれたのは、子ども16人、大人15人で、子どもはうち
11人が小学生未満の幼児でした。前半は、公園予定地の周囲を歩いてだいたいの大きさを
つかんだり、欲しいと思う遊具の人気投票などを行いました。後半のために準備した遊び
は6種類で、「紙飛行機づくり」「竹とんぼづくり」「水鉄砲づくり」「コマまわし」
「缶ポックリ」「樹木当てクイズ」です。準備の段階では、小学生くらいの子ども達の参
加を想定していたので、竹とんぼづくりなどはちょっと難しかったようでした。しかし、
親御さんや、他の大人の参加者の方々が子どもの工作を手伝ってあげたり、遊び方を教え
たりしながらわきあいあいと時間が経ち、参加者の皆さんには好評だったようです。

 今年度はこの後、公園の具体的な計画を考えるワークショップを開催していく予定であ
り、今回参加してくれた方に引き続き来てもらえるようにするのが課題です。
(伊藤彩子)

 →ホームページに写真を掲載しています。
  http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/katigawa4/index.htm

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 ◆住まい・まちづくりコラム◆  
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○ まちづくりと中心市街地活性化 ○

 最近はまちづくり三法(都市計画法、中心市街地活性化法、大店立地法)の改正に伴っ
て、様々なところでシンポジウムが開催されたり、雑誌で特集されたりと喧しい。中心市
街地が衰退し、郊外に市街地が低密度で拡散していくままに放置していくことは、今後、
都市が確実に人口減少を迎えるであろうし、まちづくりを担う行政も交付税がカットさ
れ、税収も伸び悩む中で、行政サービスの水準を維持するのが難しくなっていくことは明
らかであろう。
 そのため、中心市街地を活性化し、コンパクトな市街地を形成しようと様々な施策が打
ち出されてきた。しかし、中心市街地=中核的な商店街として位置づけ、商業者を中心と
した組織で動かそうとしてきたがうまくいかず、郊外地主のニーズと都市計画規制の緩さ
とあいまって、郊外での大型店立地や住宅供給に歯止めが利かなかった。
 この反省にたってのまちづくり三法の改正であるが、特に中心市街地活性化にあたって
は、商業者だけでなく、地権者を巻き込んで街を改善していかなければ、立ち行かない状
況に陥っている。郊外大規模SCは、売り上げの悪い店舗を入れ替えて、いつも鮮度を保
とうと1社によってオペレーションされる。聞くところによると3年で30%を入れ替え
るのが理想のようだ。10年継続して営業する店は1割程度という計算になる。それに対
して商店街は、業態を変える店も有ろうが、基本的に同じ店が営業を続けることになる。
賞味期限を過ぎた店舗ばかりになるのでは、消費者は寄ってこない。そこで、商業者とし
てではなく、土地持・店舗持の地権者として行動をとるよう促して、魅力ある新規個店の
導入を図るとともに、消費したくなる「まち」として中心市街地をマネジメントしていく
ことがこれからのテーマとなる。

 (株)まちづくり長野(第三セクター)はそのような目的で設立された組織である。取り
組み事例として年間600万人が訪れる善光寺の門前町にある「ぱてぃお大門(だいも
ん)」がある。もともと蔵屋敷群であったところであるが、老朽化著しい蔵群の土地を借
地し、建物は寄付して貰い、蔵の改修工事のための投資とテナントのリーシングを行っ
て、完成させたものである。トータルとして目標値を上回る売り上げを示しているが、個
別に見ればマチマチであるとのこと。いずれの時期に店舗の見直しが行われるのであろ
う。ここでも(株)まちづくり長野によるマネジメントが行われている。
 一般的には3セクは行政の悪いところと民間の悪いところを併せ持つので、うまくいか
ないと言われるが、この組織は着実に成果をあげてきている。イベント組織でなく、店舗
運営(とまと食品館)やディベロッパー業務(ぱてぃお大門)まで関わっている。そこに
はタウンマネージャー(以下TM。服部正明氏)の存在が大きい。服部氏は信州ジャスコ
常務を経て、TMに就任している。いわば商業開発のプロである。まちを変えていくに
は、このようなプロが不可欠である。そしてそれを支える商工会議所や市の存在も大き
い。

 以上を勘案すると、中心市街地の活性化はまちづくりであり、個別店舗の対応では限界
があるので、まさにエリア(地域)のマネジメントが不可欠である。マネジメントにあた
り、計画づくりやイベント実施に終始していてもまちは変わらない。やる気のない商業者
等を地権者として定義し直し、マネジメント組織はディベロッパー業務まで関わることで
まちを変えていくことができる。しかし、そこにはリスクが伴うので、その分野のプロが
本腰を入れて取り組み、かつ関係者の支援があることが前提となる。

 様々な雑誌や本で改正まちづくり三法が取り扱われているが、下記の文献が参考にな
る。(1)はこれまで商業論とまちづくり論は別々に研究されてきたが、それを融合した
文献、(2)は今回のまちづくり三法の改正の理論的根拠になったと言われる文献、(3)
は日本が米国の後を10年遅れで追走していると言われているが、米国の大型店問題と最
新の動きを示した文献である。  (井澤知旦)

(1)石原武政「小売業の外部性とまちづくり」2006.3 紀伊國屋書店 ¥3,780
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9980559454

(2)山川充夫「大型店立地と商店街再構築」2004.7八朔社 ¥4,410
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4860140249.html

(3)矢作弘「大型店とまちづくり」2005.7岩波新書 ¥735
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0507/sin_k244.html

(株)まちづくり長野URL http://www.machidukuri-nagano.jp/

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・ホームページでアルバイト募集をしていましたが、全く応募がなく、From A nabi に
 広告を掲載することにしました。お知り合いの方でよい方がみえましたら、ご紹介
 ください。

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 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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