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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第163号]2006/10/2
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 667−−□
スペーシア・メールマガジンの第163号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・地域づくり団体全国研修交流会愛知大会(11/10.11)
◆名古屋まちづくり情報◆
・勝川のまちづくりを全国へアピール「全国リサイクル商店街サミット春日井大会」
◆図書紹介◆
・ラダック 懐かしい未来
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 地域づくり団体全国研修交流会愛知大会 ○
【日時】11月10日(金)、11日(土)
8月から参加者募集を開始し、 いったん9月8日に締め切られましたが、現在、追加
募集が行われてます。 (最終締切は10月13日)
(募集中の分科会)
第1分科会 犬山市 「10年先ゆく学習施設」
第2分科会 春日井市 「安全・安心な暮らし」
第5分科会 名古屋市 「安全・安心で快適なまちづくり」
第6分科会 日進市 「NPOネットワーキングと協働のまちづくり」
第7分科会 豊明市 「食・農・健康」
第8分科会 大府市 「運動と食から学ぶ健康づくり」
第9分科会 東海市 「全国初!市民と行政の協働・共創によるまちづくり」
第10分科会 知多市 「みんなで生涯学習」
第11分科会 高浜市 「ふれ愛のまち」
第13分科会 安城市 「日本デンマークから受け継ぐ心」
第14分科会 岡崎市 「かやぶきの里」
第16分科会 豊橋市 「まちのお宝探検隊」
第17分科会 田原市 「わが町の自然」
開催要領の詳細、申込用紙などは、次のホームページをご覧ください
http://www.pref.aichi.jp/chiiki/aichitaikai/index.html
〜 愛知県地域振興部地域政策課戸田智雄さんより情報提供いただきました〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 勝川のまちづくりを全国へアピール
「全国リサイクル商店街サミット春日井大会」○
8月の「名古屋まちづくり情報」に掲載したリサイクルサミットが、9月5日、6日に春日
井市勝川地区で開催された。
当日は、テーマ別にこの地域でまちづくりに携わっている各分野の学識者の方々が集ま
り、弊社の井澤もその一員として参加。また、来賓としてサミットのきっかけを作った早
稲田商店会会長で、現在は衆議院議員でもある安井潤一郎さん、さらに環境をテーマにし
たサミットということで小池百合子環境大臣(当時)も公務の合間ながら開会式に出席さ
れ、サミット開催へお祝いの言葉を述べられた。僅かな時間だったが、小池大臣の存在感
に皆が圧倒されていた。
サミットは、1日目にテーマ別に7つの分科会に別れ議論が交わされ、2日目に、全体会
として井澤がコーディネーターを努め、各分科会のコーディネーターがパネリストとなり
春日井市大会をとりまとめた。各分科会からは、まちづくり三法見直しへの対応策や、地
方の商店街の取り組み事例など数多くの話題がだされ、中心市街地の活性化に向けた課題
や今後の方針等について活発に議論された。
また、1日目の夕方からは交流会として勝川駅前通商店街で毎月開催されている「弘法
市」が臨時に開かれ、商店街関係者らは自分達の取り組みを全国の人に直接PRすること
ができ、とても満足気だった。そしてサミットの締めは安井議員による基調講演で、これ
までの商店街活動や議員活動の話題など、他では聞けないユニークな内容を独特の口調で
話され会場を沸かせた。
今回のサミットは、地元商店街関係者を中心に準備が進められ、小池大臣の訪問も実現
し、パネルディスカッションでの議論や弘法市の臨時開催、安井議員の講演など、とても
内容が濃くて有意義なものとなり大成功のうちに終わった。勝川地区は、再開発ビルが工
事中の他、JR中央本線の高架化事業が進み、先月下り線が高架線へ切り替わった。今後は
上り線の切り替えも含めて駅周辺整備事業が大詰めを迎える。地元関係者は、今回のサ
ミットで勝川を全国にアピールでき、多くの人(機関)とのパイプがもてたと喜ぶ。その
成果を今後のまちづくりに活かし、ますます盛り上がることを期待したい。なお、次回の
サミットは、愛媛県新居浜市で平成19年2月に開催される予定。(村井亮治)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/katigawa-re/index.htm
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ ラダック 懐かしい未来 ○
ヘレナ・ノーバーグ・ホッジ著/『懐かしい未来』翻訳委員会・訳/山と渓谷社
「開発」とは何か、「グローバリゼーション」とは何か、この本を読んで考えさせられ
た。
本書の舞台は、インドの北部、チベットとの国境にあるラダックという地域である。こ
のラダックは、ヒマラヤ山脈のふもとの山々に囲まれた高地にあり、何世紀もの間、外界
の影響をほとんど受けることなく自給自足的な生活を送り、かつ自律的な共同体として社
会の営みを続けてきていた。しかし、70年代以降このラダックにも西洋近代化・貨幣経済
・物質文明の波が押し寄せ、人々の生活・社会は一変する。それまでの伝統が破壊され、
人々の価値観、生活スタイル、そして社会構造などあらゆるものがあまりにも大きくそし
て劇的に変わっていった。著者は研究者としてこのラダックに入り、そこでの生活や人々
とのふれあいを通じて、そこで起こった変化の前後の過程を地域の内側、そして人々の内
面から生々しく伝え、分析している。
グローバリゼーションと地域性は対立する流れとしてよく取り上げられるが、著者はこ
のグローバリゼーションによる変化=破壊を一概に悪であると悲観的に受け止めているの
ではない。その中でも開発の善悪を、地球への環境的影響や文化・コミュニティなどへの
影響等広い視点から分析し、今自分たちに何が起きているのかという全体像を理解するこ
との重要性を第一に示している。そのうえで、地域独特の伝統文化を壊すことのない有用
な開発を探り、それを融合させることで、新たな持続可能な開発と文化形成の方向性を示
している。ラダックでは、人々とそれを実践しあい、圧倒的な開発の圧力によって、それ
までの地域文化を自己否定する傾向にあったラダックの人々に、その価値を再認識させ、
自尊心を取り戻させるとともに、地域にも自立性を取り戻させつつある。
地域文化の独自性や地域それぞれの多様性を重視し、同時に自然の秩序の中で自分たち
の位置、お互いの関連性、地球との関連性を認識することによって、地域のアイデンティ
ティを再形成する試みは、本書ではラダックを例に取り上げているが、世界の各地域共通
の課題であるといえる。日本でも同様であり、まちづくりにおいても同様のことがいえ
る。Think Globally,Act Locally、まさにその通りなのだ
が、本書を読んでその重要性を改めて認識させられた。(櫻井高志)
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・最近、Googleの機能のすごさに感心してばかりいます。わが家では子どもが
GoogleEarthを使って楽しんでいます。日本語バージョンもでて随分使いやすくなり
ました。いろいろ試してみることをおすすめします。(ishida)
・前回、メールの件名を間違ってしまいました。今回が163号です。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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