◆ ■ ◆ ◆ ■ ◆
◆ ■◆ ◆ ■ ■ ◆ 都市研究所スペーシア
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ メールマガジン
◆ ■ ■ ■■ ■ ■ ■■ (隔週発行予定)
■ ■◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■
◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第161号]2006/9/4
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 659−−□
スペーシア・メールマガジンの第161号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・医療・福祉タウン研究学会設立2周年記念大会(9/25)
◆名古屋まちづくり情報◆
・武豊町に空き店舗を活用した「ぎゃらりぃ夢乃蔵」オープン
◆すまい・まちづくりコラム◆
・マネキンのまなざし
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
☆*****************************************************************
◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
******************************************************************☆
○ 医療・福祉タウン研究学会設立2周年記念大会 ○
【テーマ】 「持続可能な医療・介護制度」
【講師】参事官 伊藤善典(内閣府経済社会システム政策統括官部局)
【日時】平成 18 年 9 月 25 日(月)
18:00〜
19 :30
【場所】名古屋大学 医学部 鶴友会館
2F
【参加費】無料
【連絡先】事務局 (藤川和久公認会計士事務所内)
Tel 052-950-5700 Fax 052-950-5705
E-mail jimu@medical-oasis.com
【懇親会】
名古屋大学 新病棟 14F 「ソレイユ」
時間 19:45〜21:00
参加費 5000 円
〜医療・福祉タウン研究会 専務理事 出口豊さんから情報提供いただきました〜
☆*****************************************************************
◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
*****************************************************************☆
○ 武豊町に空き店舗を活用した「ぎゃらりぃ夢乃蔵」オープン ○
武豊町の駅前にある「みゆき通り商店街」に「ぎゃらりぃ夢乃蔵」というお店が7月19
日にオープンした。このお店は、近年商店街で問題となっている空き店舗対策として、ま
ちづくり交付金を活用し、武豊町商工会が中心となって進めていた事業である。この建物
は、かつて染物屋を営んでいたもので、近年は長らく倉庫としてシャッターが閉じられて
いた。昔の建物なので広い土間や路地があり、これらをうまく残し、おしゃれな店舗へと
コンバージョンさせている。特に建物を2分するようにまたがっていた路地をそのまま残
し、その先に広いデッキのある中庭を造ることで、表通りの喧騒から隠れ家的な憩いのス
ペースに導く、魅力的な空間が構築されている。施設は喫茶、パンの製造販売、ギャラ
リー、味噌・たまりの販売、ガラス工房等からなっている。パンの製造販売を行う「ぱん
工房」は、売れ行きも好調で、食パンやフランスパン、メロンパンは午前中で売切れてし
まう。私は11時頃訪れたのだが、すでになくなっている人気ぶりだ。この人気のパン屋
は、もともと地元のある主婦が自宅で作って玄関先で売っていたもので、商工会の公募
に応募し出店したものだ。ガラス工房では、商工会主催のガラス教室が定期
的に開催されている。味噌・たまりを販売する「武蔵屋」は、武豊の醸造元6社を集め、
こだわりの商品を販売している。今まではできなかったが、6社の醤油を味くらべできる
ように小瓶を詰め合わせにした「夢乃蔵ギフト」も企画中とのことである。
「ぎゃらりぃ夢乃蔵」は商店街に忘れられたようにあった倉庫が、美しく生まれ変わ
り、全国に誇れる地元の商品を販売し、そして、市民が集う落ち着いた雰囲気の憩いの空
間を提供している。今後、武豊町では、味噌・たまりの醸造元が集まる地区をめぐる、散
策路整備も進められている。長らく停滞していた商店街に、まちづくりが動き出す予感と
なるような施設ができたと言えよう。(堀内 研自)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/taketoyo-yumenokura/index.htm
☆*****************************************************************
◆すまい・まちづくりコラム◆
******************************************************************☆
○ マネキンのまなざし ○
名古屋都心、とくに百貨店やブランドショップが並ぶ南大津通を歩くとファッション
系、ブティック系のショーウィンドウが多くある。そこではマネキンをよく見かける。マ
ネキンも街の構成要素になっている。
マネキンには用途によって様々あるようだ。フルマネキン(全身)は比較的少なく、町
中で見かけるのは胴体だけのハーフマネキンが中心で、そのバリエーションとして手足が
付いている。顔を付けるとイメージが固定化されるので、それを避けているのであろう。
上半身用、下半身用とわけて作られたマネキン。ネックレスや宝石、カツラのための首や
手、頭の部分を表現しているマネキンなどである。
これらのマネキンを見て気づくことがある。
第一に婦人と紳士の年齢層(ヤング−アダルト)と子供が一般的であって、高齢者用や
中年太り用のマネキンをまだお目にかからない(既にあるかも知れないが)。最近ようや
く妊婦のマネキンをベネトンで見かけた(写真を撮ろうと思っているうちに、夏から秋冬
に模様替えされて今はない)。高齢者用や中年太り用のマネキンは、どの年齢層の男女で
あれ、いつも若返りたい、痩せたいと思っている人々の気持ちを逆撫でするからなのであ
ろう。しかし、これからの高齢社会では、どのようなマネキンがショーウィンドウを飾る
のか楽しみではある。
第二に依然外人顔なのである。シャンプーや化粧品の宣伝では外人主流からアジアン
ビューティやTUBAKIに代表されるように、日本人主流になっている。ファッション雑誌で
も蛯原友里や押切もえ、鈴木えみが幅を利かせているのだが、マネキンは外人主流であ
る。あこがれのセレブファッション、あこがれのスタイルは依然欧米系の外人なのであろ
うか。日本人女性顔のマネキンを松坂屋南館1階で唯一みかけた。(店舗内の写真は禁じ
られているので、お見せできないのが残念。端正な顔立ちではなかった)日本人顔マネキ
ンは少ない。
第三はフルマネキンには瞳が描かれているものが多いが、その視線はどこに焦点があ
たっているのか?一度、視線を合わせやすい、しゃがんでいるポーズのマネキンの瞳を
じっと見つめたが、焦点が無限大にあるためか、こちらの視線と合わないのである。つま
り、両目の視線が平行線であり、クロスしない。何処を見ているのかわからない焦点ボケ
のマネキンが並ぶ通りは夜歩くとサイコスリラーの世界である。そのマネキンに視線を合
わせようとしている私の行動は、生身の人間であるだけに人から見ればもっと怖い存在か
もしれない。
名古屋市内の某路上に置かれた、上半身が手で下半身がマネキンというユニークなキメ
ラマネキンの看板があった。この店においでと「手マネキ」ンしているシャレなのだろう
か?スカートも履き、下着も付けて(ペンキでなくホンモノです。)いる。モラルはある
ようだ。
ここでは人々と街(景観や情報)を媒介する「マネキン」を例に取りあげた。マネキン
だけでなく、看板も建築物のファサードもそうであるが、街のイメージは往々にしてこれ
らで決まってくる。そのような観点からマネキンを見るのは楽しいものだ。
ところで、マネキンとは何か?語源由来辞典
(http://gogen-allguide.com/ma/mannequin.html)を調べてみると次のように説明して
いる。「マネキンとは、衣料品店などで衣服を着せて展示・陳列する等身大の人形。マネ
キン人形。商品を使い宣伝・販売を促進する女性。マヌカン。」バブルの時代に流行った
ハウスマヌカンと同じだ。マヌカンが本来の意味だが、いまではマネキン人形のことを指
している。フランス語読みも英語読みも「mannequin」をマヌカンと発音するが、日本で
商品展示人形に「招かん(まぬかん)」という名では商売あがったりなので、「マネキ
ン」と呼んでいるようである。そのほかいろんな情報が掲載されているので、ご参照のほ
どを。(井澤知旦)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Topic/column/mannequin/index.htm
☆*****************************************************************
◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
*****************************************************************☆
(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
☆*****************************************************************
◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
******************************************************************☆
・今年はインターン学生が4名(8/21〜9/1:2名、9/4〜9/15:2名)くることになりまし
た。2週間ではわからないことも多いと思いますが、少しでもまちづくりコンサルタン
トの仕事について理解してもらえればと思っています。
####################################################################
◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
--------------------------------------------------------------------
(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32
久屋ワイエスビル5階
TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
URL http://www.spacia.co.jp/
####################################################################