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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第160号]2006/8/21
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 667−−□
スペーシア・メールマガジンの第160号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・都市住宅学会中部支部・研究交流会「齊籐広子氏講演」(9/16)
◆名古屋まちづくり情報◆
・勝川駅南口周辺のまちづくり
◆図書紹介
・明日の田園都市/E・ハワード著 長素連訳
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 都市住宅学会中部支部・研究交流会 ○
我が国の住宅や住宅地は、大量供給時代を経て大幅な質的な向上が図られてきました。
しかし、特に郊外団地は昨今の少子高齢化に伴い、衰退という新たな問題に直面していま
す。このような大きな時代の波に我々はどう立ち向かっていけばよいのでしょうか。
こ
の度(社)都市住宅学会中部支部では、明海大学の齋藤広子教授をお招きし、住宅及び住
宅地計画の先進国である英国での1年間の留学で得た知見も踏まえ、住宅地のマネジメン
トに関する最新動向や今後のあり方を論じていただく機会を設けました。
都市住宅学会
会員以外の方も含め、多数の皆様のご参加をお待ちしております。
詳細は下記ちらし(参加申し込み書あり)をごらんください。
http://homepage3.nifty.com/uhs_chubu/2006/060916/060916.pdf
【日時】平成18年9月16日(土) 14:00〜16:00
※講演会に引き続き、会場近傍にて講師を交えた懇親会を開催します。
ご都合のつく方はぜひご出席下さい。
【場所】椙山女学園大学・星が丘キャンパス
生活科学部 新棟B105室
【内容】
テーマ: 『100年たっても美しい街−英国の住宅地のマネジメント−』
講師:明海大学 齊籐広子教授
【講師略歴】
1983年 筑波大学 第三学群社会工学類 都市計画専攻卒業
1992年 大阪市立大学大学院 生活科学研究科
博士課程修了
現 在 明海大学 不動産学部不動産学科 教授、博士(学術)
著 書 「不動産学部で学ぶマンション管理学入門」(鹿島出版会)
「これから価値が上がる住宅地−八つの発想の転換」(学芸出版社)
「コモンでつくる住まい・まち・人 −住環境デザインとマネジメントの鍵」
(彰国社)、ほか多数
参加費 無料、会員外の参加も可能です。定員
80名(申し込み先着順)
【問い合わせ先】
都市住宅学会中部支部・事務局 丹羽 ((株)中部都市整備センター内)
TEL:052−957−1260
E-mail:uhs_chubu@spacia.co.jp
〜スペーシア・石田〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 勝川駅南口周辺のまちづくり ○
勝川駅南口周辺で区画整理が始まって13年。JR線の連続立体交差事業も工事が進み、
駅南の状況も都市計画道路の整備は完了し、住宅建設が急速に進んでいる。
当社がお手伝いさせていただいている住民のまちづくり活動支援も今年度で6年目を迎
かえた。これまで、まちづくりワークショップとして、駅前広場や集会所の計画づくり、
間伐材を使った花壇づくり、新しく整備される公園や緑道のイメージについての意見交換
などを行ってきたが、今年度は、事業の最終段階で整備される公園の1つについて、具体
的な計画づくりにとりくむこととなっている。
これまでのとりくみにより、ワークショップ参加者のまちづくりに対する意識はかなり
高いものになってきたと感じられるが、参加者が固定化しつつあったことも事実であっ
た。一方、減少を続けていた地区内の人口が増加に転じ、地区内に新しい住民も増えお
り、これら新規居住者と従来からの居住者と新規居住者の交流をいかに図るかという点が
課題となってきた。安心して住み続けることができるまちをつくる上でも良好なコミュニ
ティを形成することが重要であり、そのきっかけとして身近な公園整備は絶好の機会であ
ると考えられる。
そこで、今年度は、地区内に新しく転入してきた人にも公園整備について、関心をもっ
てもらい、その計画づくりにも参加してもらうことを大きなねらいとしてとりくむことと
した。そのためにまず実施したのが、地区内居住者に対するアンケート調査である。新規
の住宅建設が進む中で、まだ自治会に入っていない世帯も多いということもあり、全戸配
付の郵送回収方式による調査を実施中である。駅北では再開発事業による分譲住宅の供給
が中心であるのに対し、駅南では地権者の土地活用としての賃貸住宅が多いのが特徴であ
り、これら世帯がどのような意向を有しているか興味深いところである。
さらに、この9月2日(土)には、公園づくりに関心を持ってもらうためのイベント開催
を予定している。公園予定地に隣接する八幡社を会場に、子供達にも気軽に集まってもら
えるよう紙飛行機づくりやコマまわしなどの遊びを取り入れるととも、新しくできる公園
でこんなことをやりたいなどを出しあってもらう予定である。
当地区では子どもの減少に伴って子供会がなくなり、地区内でこのような子どもを対象
としたイベントは行われない状況になっていた。今回のイベントは、まちづくりワーク
ショップの一貫として取り組むものであるが、これをきっかけとして、地区住民の交流が
深まり、地区住民の手によって新しい取り組みが進んでいくことを期待したい。
(石田富男)
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 明日の田園都市/E・ハワード著 長素連訳 ○
世界の都市計画に多大な影響を及ぼした本書であるが、実際に多くの人に読まれている
のだろうか?日本で「田園都市」というと、田園調布のように、いわゆる緑豊かなベッド
タウンをイメージするが、本書を読むと、ハワードが提案した都市の姿はベッドタウンと
は全く異なるものだということがわかる。
自然の美しさや低家賃といった農村のよいところと、社会的機会や娯楽、雇用機会の多
さといった都市のよいところをドッキングさせようというのが田園都市の考え方である
が、働く場、買い物する場などを備えた自立した都市であるという意味で、ベッドタウン
とは反対の概念である。そしてハワードの素晴らしいところは、そのような都市を実現す
るために必要な「仕組み」を詳細に検討したことであり、その仕組みとは、公共的な役割
を担うセクターが土地を一元的に所有することで、土地利用をコントロールしようという
ものであった。ハワードの田園都市の理念にもとづいて建設されたレッチワースでは、実
際、田園都市会社が土地を取得して運営を行っている。
日本では、土地は個人や企業が私的に所有するのが一般的であり、個人の利益と公共の
利益が反する場合にはトラブルが生じている。本書で提案されているように、土地の個人
所有を認めないという方法も、都市をコントロールするためのひとつの方法として考えて
みるに値すると思う。(伊藤彩子)
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・スペーシアではこの12月から働いてもらえるアルバイトの方を募集しています。
まちづくりに関心のある方の応募を待っています。詳しくは下記をごらんください。
http://www.spacia.co.jp/baito.htm
・先回のメルマガに掲載した「リサイクル商店街サミット 春日井大会」には井澤がコー
ディネーター役で参加することになり、その準備に追われています。その他、名城大学
の海道教授や名古屋学院大学の古池教授、中部リサイクルの萩原代表などこの地域
でまちづくりを語るには欠かせない方々も参加する予定で、有意義な大会になると思
います。皆様のご参加をお待ちしております。(murai)
問合せ先 http://www.o-cobo.com/~summit/
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
〒460-0008 名古屋市中区栄5-1-32 久屋ワイエスビル5階
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URL http://www.spacia.co.jp/
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