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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第159号]2006/8/7
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 668−−□

 スペーシア・メールマガジンの第159号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
  ・第9回 全国リサイクル商店街サミット 春日井大会(9/5.6)
 ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・三岐鉄道北勢線
 ◆図書紹介
  ・小樽運河戦争始末
 ◆読者の声◆  
 ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○『第9回 全国リサイクル商店街サミット 春日井大会』 ○
  〜汗をかき その心意気が伝わる商店街を目指して〜

リサイクルによる「環境」をテーマとした商店街の活性化とまちづくりへの取り組みは、
東京の早稲田商店会から全国に広がり、全国の商店街や地域間でネットワークが構築され
てきました。このネットワークをさらに強固で広がりのあるものにするため「全国リサイ
クル商店街サミット」が平成11年から開催され、第9回となる今年は、春日井市勝川駅前
通商店街“勝川大弘法通商店街”を舞台に開催されることになりました。
 なお、来賓として小池百合子環境大臣、神田真秋愛知県知事の出席も予定されていま
す。

◆と き  9月5日(火) 6日(水)
◆ところ  主会場 ホテルプラザ勝川 (JR中央本線勝川駅前)
       分科会 文化フォーラム・レディアン春日井、春日井商工会議所(予定)
       交流会 勝川大弘法通商店街

◆参加費 2,000円 ◆懇親会費 2,000円
◆申込等 大会公式HP http://www.o-cobo.com/summit/
◆スケジュール
『9月5日(火)』 13:00〜20:30
第一部 開会式   会場:ホテルプラザ勝川

第二部 基調講演  
 テーマ「今感じる町衆のうねり よさこいソーランを通じて見えてきた、人、まち、
      そして商店街」
 講師 長谷川岳氏 (YOSAKOIソーラン祭り組織委員会専務理事/春日井市出身)

第三部 分科会 会場:ホテルプラザ勝川、文化フォーラム・レディヤン春日井、春日井
              商工会議所(予定)
【商店街を取りまく社会情勢をキャッチしよう】
 第一分科会 テーマ  「コンパクトな市街地形成とまちづくり三法のゆくえ」
 第二分科会 テーマ  「郊外大型SCと商店街/奮闘商店街 最前線レポート」
【環境ビジネス・コミュニティビジネスが生まれる】
 第三分科会 テーマ  「リサイクルは日本を救う、商店街を救う」
 第四分科会 テーマ  「徹底討論!頑張れ商店街 サポーターとともに」
【市民の頼りになる商店街になるには】
 第五分科会 テーマ  「災害に備えよ!商店街は地域を救う」  
 第六分科会 テーマ  「商店街は街のコミュニティの核になれるか」
【商店街なんでも自慢・なんでも相談】
 第七分科会 テーマ  「商店街のなんでも自慢 なんでも相談」
  ※各分科会のテーマは主催者側の都合で変更する場合があります

第四部 交流会(18:00〜20:30)   会場:勝川大弘法商店街
 商店街のど真ん中にカラフルなテントが並ぶ 勝川名物「弘法市」を臨時開催

『9月6日(水)』  10:00〜12:30
第一部 全体会(パネルディスカッション)   会場:ホテルプラザ勝川
 テーマ「まちは要る!中心市街地再生と商店街活性化の意義を探る」
 コーディネーター 株式会社都市研究所スペーシア 代表取締役 井澤知旦

第二部 特別講演会
 講師 安井潤一郎氏(早稲田商店会会長・衆議院議員)

第三部 閉会式

〜スペーシア・村井〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 三岐鉄道北勢線  ○

 「北勢線に悲願の冷房車、来月上旬から導入(毎日新聞)」。先月末、こんな新聞記事
が載っていました。たかが冷房導入なのですが、これが記事になる北勢線とはどういう鉄
道なのか、かつての沿線住民であった私の独断を交え、この機会に簡単に紹介しようと思
います。
 ご存知のように北勢線とは、三重県桑名市の西桑名駅といなべ市の阿下喜駅を結ぶ全長
20.4km、住宅地と田園の中を走る私鉄線で、開業大正3年、H14に廃線危機から免れたこと
でも有名です。
 北勢線の特徴として私がまず挙げたいのが、レールの幅です。人の歩幅より若干広い程
度の762mmしかない日本でも大変珍しい特殊狭軌の「軽便鉄道」であるということです。
日本に3路線しか残っておらず歴史的にも貴重な産業遺産なのです。ほかに、私がいいと
思う点は、そのスピードと車内の造りです。狭いレール幅のため、スピードが出せないの
でしょう。最高速度は時速45km、カーブでは人が走れば追いつけそうなほどゆっくりと走
ります。余談ですが、私が幼少のころは自転車でよく競争していました。時間に追われる
現代にあっては、こののんびり具合に親しみがもて、それがまた田園の中を走るのでその
風景はとても牧歌的です。また、車内もこじんまりとした造りで、座席に向かい合って座
ると、対面の人と足が触れるほど。クーラーは当然なくこの時期は扇風機がブンブン回
り、窓全開で走っています。開業から90年という古さを今も感じられるレトロで愛嬌のあ
る電車なのです。
 しかし、これも裏を返せば、遅くて不便、狭くて窮屈、快適じゃないなどすべてマイナ
ス点でもあります。こういったマイナスと車社会の浸透が重なって生じたのが、ご存知の
廃線危機です。しかし、このときは住民・利用者からの嘆願や沿線自治体・県の資金援助
などによって、運営主体は近鉄から三岐鉄道に変わったものの、辛うじて存続を守ること
ができ、以降、関係自治体・機関で作る対策協議会をもとに、マイナス点改善のため近代
化・高速化に向けた様々な事業が、ものすごい勢いでこの3年余りの間に展開されてきて
います。
 具体的には、老朽化した駅舎の建替え・バリアフリー化、駅の統廃合、自動改札の導
入、パークアンドライド用の無料駐車場の設置、今回の新聞記事のように列車設備の近代
化など、鉄道施設に関わるハード面の改善。さらにはまちづくり的な視点、観光的な視点
から、コミュニティバスとの連携、駅舎と産直施設の併設、沿線のまち歩きイベントの開
催、周辺イベントと併せた記念切符販売などなど、多彩なソフト事業も展開しています。
 その結果か、輸送人員の統計をみると、その数は昭和50年の約595万人から平成16年度
の約192万人まで毎年続いた減少が、平成17年度には下げ止まり、約206万人まで増加して
います。近年、環境問題や市街地のコンパクト化などから公共交通が見直されつつありま
すが、北勢線も今後、沿線地域の人口減少や大半の利用を占める学生数の減少などの課題
が顕著になる中で、再度、地域の足として復活できるのかどうか、これらの事業が実を結
ぶのかどうか大変に興味があります。是非、読者の皆さんも機会があれば、乗っていただ
きたいと思います。(櫻井高志)

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 ◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 小樽運河戦争始末 ○

 小樽運河では、昭和40年代後半に起きた運河を埋め立てて臨港道路を通すという行政の
計画に対し市民が反対し、約20年もの長期にわたって「運河論争」が繰り広げられた。こ
のことについては、多くの文献で見ることができるが、今回紹介する著書のタイトルは
「運河戦争」という言葉が使われている。当時は現在と比べて市民参加の制度的なしくみ
がほとんど整備されておらず、開発と保全をめぐって繰り広げられたのは正に「戦争」
だったのだろう。また、運河の保存に向けて、旧銀行や港湾の倉庫などの近代建築を地域
の資源や文化遺産として位置づけようとしたり、広く運河の価値を知らしめるために運河
を舞台に音楽、すもう、親子運動会、紙芝居、もちつき大会、清掃活動などの様々なイベ
ントを展開したりするなど、現在でも通用するような様々な取組みを行ってきた。
 本書は、市民の立場からまちの景観を守るために展開してきたプロセスももちろんだ
が、運河の保存に対する想いを言葉にする書きぶりについても大変参考になる。このよう
な先人たちの努力に学び、地域固有の風景・景観を次代に伝えていけるように日々取り組
むべきだと、襟を正す気持ちにさせられた。(浅野健)

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・スペーシアの夏休みは盆休みは設定せず、各自で調整してとることになっています。
 よろしくお願いします。

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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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