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 ◆  ■   ■  ■  ■  ■ ■  ■  □[第155号]2006/6/12
◆   ■  ■  ■■  ◆ ■ ■  ■■ □−−配信数 674−−□

 スペーシア・メールマガジンの第155号をお送りします。
 名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
 
<内容・目次>
 ◆まちのトピック◆
  ・まちづくり月間行事「まちづくり講演会」 (6/16)
  ・「地域づくりフォーラム」総会記念シンポジウム(6/25)
 ◆名古屋まちづくり情報◆
  ・開業5周年を迎えた「ゆとりーとライン」 
 ◆視察レポート 
  ・上海を訪問して
 ◆読者の声◆  
 ◆スペーシアのこの頃◆ 

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 ◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ まちづくり月間行事「まちづくり講演会」 ○

【日時】平成18年6月16日(金)午後2時〜4時45分
【場所】中区役所ホール
【講演内容】
@林良嗣「人口減少時代のまちづくり〜ソーシャルハザードマップを作ろう〜
A服部年明「戦略的中心市街地商業等活性化への取り組み」
  ●入場無料

【主催】愛知「まちづくり月間」実行委員会事務局(愛知県建設部都市整備課)

〜愛知県・後藤光利さんから情報提供いただきました〜

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○「地域づくりフォーラム」総会記念シンポジウム ○

 今回のシンポジウムでは、今まで、官主導、行政依存で推し進められてきた「公共性」
について、「公共とは何か」を問い直しながら地域社会における新たな公共を考えたいと
思います。そのための民意を反映する参加のしくみも合わせて考えます。

◆総会記念シンポジウム◆
◇日時  6月25日(日) 13:30〜17:10
◇場所  可児市皐ケ丘 桜ケ丘公民館 2階会議室
  *会場へのアクセスは 
http://www.city.kani.gifu.jp/hiroba/kouminkan/sakura/akusesu.htm
    でご確認ください
◇参加費 会員無料  非会員 1,000円(資料代含む)
◇テーマ:地域社会における「新たな公共」を考える
◇講演1 富野暉一郎さん(龍谷大学教授・元逗子市長)
◇講演2 河崎民子さん(神奈川県大和市協働推進会議委員・NPOケアびーくる代表)
◇2つの分科会  グループに分かれて、参加者全員での意見交換を行います。

◆交流会◆
 シンポジウム終了後、希望者により交流会を開催します。会員以外の方も参加できま
す。参加者皆さんの交流の場です。是非ご参加ください。
◇時間  17:30〜 
◇場所  レストラン「モンターニュ」(車に分乗して移動します。5分程度)
◇参加費 3,000円

【申込先】 
 氏名、電話・FAX、E-mail Address記載上申込んでください。会費・参加費は、当
日いただきます。
○多治見市役所  0572-22-1111 
 青山 崇 内線406 FAX 0572-24-0621 メール aoyamat@city.tajimi.gifu.jp
 渡辺哲郎 内線360 FAX 0572-25-7055 メール tetsuro@city.tajimi.gifu.jp
○可児市役所   0574-62-1111
 平田 稔 内線○○ FAX 0574-63-4406 メール mn-hirat@city.kani.gifu.jp

〜多治見市の青山崇さんから情報提供いただきました〜

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 ◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 開業5周年を迎えた「ゆとりーとライン」 ○

 毎朝の通勤に使っているゆとりーとラインが今年の3月で5周年を迎えた。ゆとりーと
ラインは、国内で初めてガイドウェイバスシステムを採用しており、交通渋滞の多い区間
は専用の高架専用軌道=ガイドウェイを、交通渋滞の少ない郊外部は一般道を連続して走
行する。最終バス(大曽根駅発23時20分)まで10分間隔で走行し、朝のラッシュ時では若干
定刻より遅れる日があるものの、高架区間をほぼ3〜5分間隔で運行している。また、冬の
晴れた日には、西は養老の山々、北は御嶽山まで見通せるなど車窓からの景色がよいの
で、平日の通勤、休日のレジャーと快適に利用している。

 ゆとりーとラインは、名古屋市北東部の志段味地区開発のために先行的に整備された
が、当初は開業前の利用者の想定を大幅に下回っていたようで、開業後)単年度で5.9億円
の赤字を出した年もあった。しかし、沿線のイベント情報を積極的にPRしたり、沿線の
小学校の協力により児童の絵画を大曽根駅に展示したり、小幡緑地駅に併設して子育て支
援の「ピジョンゆとりーとランド」を誘致するなど運営会社が経営努力を重ね、郊外の志
段味地区での都市化やナゴヤドームに隣接して大規模ショッピングセンターがオープンす
るなど沿線で開発が進み、名古屋市営地下鉄名城線の環状化によってアクセスが向上した
こともあり、2001年度193.0万人→2004年度274.8万人と順調に利用者を伸ばしている。一
利用者としては、このままの調子で赤字を解消し、良好な経営を続けてもらいたいもの
だ。

 なお、名古屋周辺では、ゆとりーとラインのほかにも、愛知万博に合わせて開業したリ
ニモ(2005年2月、約8.9km)、名古屋駅から名古屋港の金城ふ頭まで整備されたあおな
み線(2004年10月開業、約15.2km)と相次いで新たな公共交通が開業しているが、新聞報
道を見る限りでは利用客が伸び悩んでいるようである。特に、名古屋郊外の小牧市内を走
る新交通システム桃花台線(2001年3月、約7.4km)が開業後15年で廃止決定(2006年10月
1日予定)となったこともあり、これらの新たな路線も利用者の拡大が課題であろう。 
(浅野 健)

●導入区間  
 [高架区間] 大曽根〜小幡緑地 (名古屋市内)約 6.8km
 [平面区間] 小幡緑地〜中志段味(名古屋市内) (名古屋市交通局)
       小幡緑地〜高蔵寺(春日井市)、小幡緑地〜瀬戸みずの坂(瀬戸市)

(JR東海バス、名鉄バス)       
●適用法規  高架区間−軌道法 、平面区間−道路運送法
●経営主体 名古屋ガイドウェイバス株式会社(高架区間)
●事業費 約 375億円
  資料:名古屋都市センターホームページより一部加工

ゆとりーとラインのページ
http://www.guideway.co.jp/

→ホームページに写真を掲載しています。
 http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/guideway/index.htm

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 ◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−  
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○ 上海を訪問して ○

 商工会議所の視察で上海を訪問した。以前、訪問したのが15年前。うわさには聞いてい
たが、あまりにもの変貌ぶりに驚いた。2010年の上海万博にむけ、どこも建設ラッシュ。
車、自転車、人があふれ、高層ビルが林立する。20階以上の超高層ビルが上海市だけで
4000棟。日本中の超高層より多いという。高速道路、地下鉄、リニモ。どれも15年前には
なかったものばかりだ。
 これらの状況については、ホームページ
http://www.spacia.co.jp/Mati/sisatu/syanhai/index.html
に写真とあわせて記載したコメントを見ていただくこととして、ここでは感じたことを3
つ記載してみたい。

(1)2010年に開催される万博は都心からわずか4km、528ha(愛知万博が173haであるの
で、その3倍)を会場としているが、ここには1800世帯が居住し、270企業が操業してい
た。これらの住宅、企業を新たな住宅団地等を建設し、一斉に移転する計画であり、開催
決定から3年半の現時点ですでに移転先の団地が完成し、移転契約はほぼ100%完了してい
るという。万博を都心の再開発に結びつける戦略であるが、短期間にそれが実現してしま
うところが日本との大きな違いだ。一部の人の移転はコミュニティの崩壊につながるが、
全員が同じ場所に移転すればそこでコミュニティが再生できる。日本では考えられない乱
暴な都市づくりと感じてしまうが、これも1つの方法なのだろう。

(2)高層マンションの建設ラッシュは上海だけではない。上海から蘇州に向かう高速道
路の沿道に高層マンション群がいくつも現れる。平坦な土地が広大に広がっているのに、
なぜ高層マンションが必要になるのか。果たして需要はあるのだろうか。次から次から作
り続けることでなんとかバランスを保っているような気がする。

(3)案内をしてくれた中国人はアメリカや日本にも留学したことがあるというエリート
で自分の調査としてお金持ちに対する隣人の意識についての興味深い結果を教えてくれ
た。アメリカ人は「あの人は運が良かった」と大半の人が答え、日本人は「運が良かっ
た」と「努力した」が半々。中国人は「あの人を殺したい」と感じる人が大半だと。ペッ
トボトルのお茶は3.5元(53円)、地下鉄1区の運賃は3元(45円)であり、物価は日本の
1/3から1/5の感覚であるが、平均給与は2〜2.5万円と少ない。こんな給与でマンションが
買えるはずがない。マンションを買う人はグレーの収入のある人という。中国の光と陰を
感じる話である。 (石田 富男)

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 ◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−
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 (みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします) 

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 ◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・社員旅行で旭山動物園を訪れました。テレビドラマにもなりましたが、大人も子どもも
 みんなが何度も歓声をあげているのが印象的でした。手作りポップも印象的で子ども
 にぜひ見せたいと思いました。(ishida)

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 を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
 できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
 ジンに掲載させていただきます。(このメールへの返信でお願いします)
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(株)都市研究所スペーシア  編集:石田
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