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◆ ■◆ ◆ ■ ■ ◆ 都市研究所スペーシア
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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第141号]2005/11/28
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 668−−□
スペーシア・メールマガジンの第141号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・OSU301ビル二周年記念事業 「大須中華街まつり」(12/3.4)
・名古屋学院大学総合研究所まちづくりシンポジウム(12/17)
◆名古屋まちづくり情報◆
・『「まちづくり講座」〜街並みスケッチ編〜』
◆図書紹介◆
・平らな国デンマーク 〜「幸福度」世界一の社会から〜
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ OSU301ビル二周年記念事業 「大須中華街まつり」開催 ○
開催日 12月3日(土)、4日(日)
■主なイベント 胡弓コンサートと中国茶サービス
大須ロンロン蛇躍り
クイズラリー「龍さがし」
■OSU301ビル内店舗にて特別感謝サービス実施
■お問い合わせ TEL 052-242-3010
HP http://www.osu301.com/
〜スペーシア・村井〜
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○ 名古屋学院大学総合研究所まちづくりシンポジウム ○
2005ファイナルイベントin瀬戸協賛事業
「魅力ある地域の創造/現代のブランディング戦略とまちづくり」
地域の個性化が叫ばれる時代。魅力ある地域には、選択的に居住する人が増え、観光に
訪れる人も増加するであろう。そのような時代の流れの中にあって、地域は主体的にブラ
ンドづくりを目指す必要がある。
本シンポジウムでは、地域の魅力づくりのための政策展開の方向として、ブランディン
グ戦略に照準を当て、今後の政策のあり方について議論を深めていくことを目的とする。
記
【日時】 2005年12月17日(土)午後13:30開場 14:00〜16:30
【会場】 瀬戸蔵(尾張瀬戸駅下車徒歩5分) 多目的ホール(入場無料)
Program−
開会の挨拶/十名 直喜(名古屋学院大学総合研究所 所長)
基調講演
池上 惇
(京都橘大学文化政策学部教授、京都大学名誉教授、福井県立大学名誉教授、経済学博
士、『財政思想史』有斐閣(1999年)『文化と固有価値の経済学』岩波書店(2003
年)
等多数。
トークセッション−実践事例に学ぶ
「美濃市のまちなみ保全活動と文化戦略」
村瀬 伸 (美濃市文化会館館長 文化振興課長)
「瀬戸市の文化的まちづくり」
中村 儀朋(「芸術家横丁」幹事 元NHKディレクター 小説家)
「住民団体による文化のまちづくり」
田中 丈雄(いわむら町づくり実行委員会 事務局長)
コメンテーター 飯尾 歩(中日新聞社 論説委員)
コーディネーター 古池嘉和(名古屋学院大学経済学部政策学科教授)
主 催 名古屋学院大学総合研究所 中日新聞社 瀬戸蔵
問合せ先:名古屋学院大学総合研究所
tel(0561)42-0353 e-mail;uri@ngu.ac.jp
〜名古屋学院大学 古池嘉和先生から情報提供いただきました〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 『「まちづくり講座」〜街並みスケッチ編〜』 ○
〜くわなまちづくりブックを活用したとりくみ(その2)〜
7月に開催された『「調べる学習」お助け隊〜まちの不思議をときあかそう〜』
(メルマガ132号で紹介、下記ホームページ掲載)
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/k-book2/index.htm
に続く、蛤倶楽部の本格的な取組みの第2弾として『「まちづくり講座」〜街並みスケッ
チ編〜』が10月2日、8日に開催された。今回は蛤倶楽部のメンバーのうち、「まちづくり
極意くわな流」(くわなまちづくりブック)の表紙、イラストを担当した2名が講師と
なった。
第1日目は、まずパワーポイントで「まちづくり極意」の中で使われたスケッチについ
て、どのようにして描いたのか、本の中でどのような役割を果たしているのかを解説。さ
らに、講師が今回の講座用に描いたモデルスケッチをその製作過程とともに紹介し、描き
方を解説した。その後、寺町商店街と花街の2箇所に別れ、野外スケッチに出発した。当
日は、夏を思わせるような好天気となり、暑い中を受講生それぞれが描きたい場所を探
し、鉛筆での下書きを行った。
第2日目はあいにくの雨天となり、屋内にてペンいれ・彩色を行い、最後に完成した作
品の紹介を行った。
私はサポートとして、都合で初回の講座にしか参加できなかったが、この取組みを通じ
てスケッチを描くということがまちづくりを考えるきっかけになると改めて感じた。自分
なりに5つの点をあげてみたので紹介したい。
(1)スケッチしたいところを探す
→まちのよさを発見することにつながる
(2)スケッチするためにじっくり見る
→今まで見過ごしていたものに気がつく
(3)絵に描くのにじゃまになるものを省略する
→まちなみ景観を阻害しているものに気がつく
(4)絵になるようにディフォルメして描く
→まちを良くするための方策に気がつく
(5)描いた絵を公開する
→まちがこうあってほしいという提案につながる
スケッチを描くということは、それなりの技術と経験が必要とされることから、描きた
いと思っていてもなかなか行動に移せないが、このような講座があると「やってみよう」
という動機につながるだろう。それがまちづくりを考えるきっかけになるとすばらしい。
まちづくりを考える手法としてもこの「スケッチを描く」ことは使えるのではないだろう
か。 (石田富男)
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/k-book3/index.htm
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 平らな国デンマーク 〜「幸福度」世界一の社会から〜 ○
NHK出版/高田ケラー有子著
タイトルにある「平ら」とは「平等」とか「障害がない」ということを意味しているの
ですが、このタイトルからも分かるようにデンマークという国がいかに人にやさしく、暮
らしやすい国かということがよく分かりますし、読めばきっと羨ましいと思うことでしょ
う(特に、私のように子育て中の人は)。
内容は、子育てに関することが中心になっており、著者が妊娠中にデンマークに移住して
以降の自身の生活をもとに、この国での出産・子育てにからむ社会的な支援システムや保
育〜小・中学校の教育システム、そしてその背景にある人々や地域、国の考え方、国民性
など、生活する中で感じたことを分かりやすく解説しています。
私が羨ましいと思ったことを例に挙げますと、(カッコ内は日本に対する私の感想)
・出産にお金が全くかからない
(⇔いくらか戻ってきますが、負担がある)
・地域での子育てサポートが制度化され、定着している
(⇔自治体で色々メニューは用意し始めているが、まだまだ市民に遠い)
・父親の育児休暇が保障されていて、ほとんど全員が取っている
(⇔取得率1%未満=ゼロというのが現状、社会の風土が育っていない)
・出産後の女性のほとんどが仕事を始められる環境がある
(⇔来年からマザーハローワークができるが、保育園が満杯では仕事に就けない)
・どんなに小さくても子どもの意思が尊重されるゆとりのある教育方針
(⇔どこへ向かっているのか全く見えない、子どもを翻弄するだけの日本の教育)
ほかにも色々ありますが、とにかく社会全体が子どもを中心に回っているといっても過
言ではないくらい、幸せな国なのです。このような社会的なシステムが成り立つ背景に
は、人々が愛おしいと思うものは愛おしく、尊重すべきものは尊重するという誰もが共通
して、または人間本来が持っている意識や考え方、地域の伝統や習慣といったものを制度
という形で保障したに過ぎないということが分かります、そして、この無理のない制度
が、人々の心に余裕を生み出し、さらに「平ら」度合いが増すという好循環がこの国には
あります。
私もベビーカーを押す生活をがやってきて、初めて日本の環境の未熟さに気付きまし
た。子どもや高齢者、障害者など社会的な弱者の扱いによってその国のレベルが分かる
と、別の本で読んだことがありますが、この本を読むと日本はまだまだ後進国なんだなあ
ということを改めて認識させられます。
※ただし、デンマークの税金は高い。消費税25%、所得税約46%、新車購入時には180%
もの高い税金が課せられているのも実状です。(櫻井高志)
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− info@spacia.co.jpへ
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・インターネットは便利ですが、間違いも多く掲載されていることに注意しないといけな
いということを改めて感じました。子どもの総合学習発表会で「しずかさや岩にしみい
るせみの声」という発表があり、「しずけさや」の間違いではと思って検索したとこ
ろ、私と同じ勘違いをしている者が多数ありました。
正解は芭蕉俳句全集というページに
http://www.ese.yamanashi.ac.jp/~itoyo/basho/okunohosomichi/okuno23.htm
「閑さや」のふりがなが「しずかさや」と書かれていました。インターネットは1つの
結果だけで判断するのではなく、注意して使いたいと思います。 (ishida)
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
メールマガジン投稿用アドレス info@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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