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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第140号]2005/11/14
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 667−−□
スペーシア・メールマガジンの第140号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・愛知まちコン・公開シンポジウム「2007年問題とまちづくり」(12/8)
・路地を活かしたまちづくりシンポジウム(12/11)
◆名古屋まちづくり情報◆
・勝川地区第一種市街地再開発事業 いよいよ工事着工
・大須301ビル・新たな挑戦−2周年記念事業「大須中華街まつり」−
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会 2005年度 公開シンポジウム ○
「2007年問題とまちづくり−団塊世代の大量退職がまちづくりをどう変えるか−」
2007年は団塊世代が定年年齢を迎えると同時に、日本人口が減少に転ずる年でもあり、
社会の様々な分野に大きな影響を与えることが予想されています。大量の退職による生産
活動の低下やそれに伴う経済成長率の低下、技能の継承、退職一時金等の負担の増大、さ
らに年金制度の破綻や社会負担の増大など悲観的に捉えられている面がありますが、一方
で、大量の退職者が地域社会での生活が中心となることから、まちづくりにおいてこれら
人々の活躍が期待されています。また、先進国では地域を主体とした雇用戦略がとられる
ようになってきており注目されています。
本シンポジウムではこのような2007年問題について学ぶとともに、これをまちづくりの
好機と捉え、団塊の世代がまちづくりの担い手として地域で活躍してもらうための方策に
ついて考えていきたいと思います。
【日時】2005年12月8日(木) 13:30〜16:30 (13:00 開場)
【場所】(財)名古屋都市センター 11階大研修室
【プログラム】
■基調講演
「2007年問題が地域社会に及ぼす影響」
講師 樋口美雄氏(慶応義塾大学商学部教授/財務省財務総合政策研究所・
「団塊世代の退職と日本経済に関する研究会」座
長)
■まちづくりの担い手育成の取組みの事例報告
(1)まちづくりブックの取組み
報告 桑名市都市整備部都市計画課 久保康司氏
(2)まちづくりの根っこ探し−日進一歩−の取組み
報告 日進市都市建設部まちづくり推進課 宮地勝志氏
■パネルディスカッション
「2007年問題をまちづくりの好機としてとらえる」
○コーディネーター
今村敏雄 (愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会運営委員/
(株)連空間設計代表取締役)
○パネラー
佐藤允孝氏(揚輝荘の会事務局長)
中井保三氏(大高まちづくり協議会/なごや環境大学)
久保康司氏(前掲)
宮地勝志氏(前掲)
○コメンテーター
樋口美雄氏(前掲)
【問い合わせ・申し込み先】
愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会事務局
((株)UFJ総合研究所 津田・今村)
TEL:052-203-5322 / FAX:052-201-1387 E-mail:ayumi.tsuda@ufji.co.jp
※申し込み多数の場合は、参加いただけない場合がありますのでご了承ください
(先着順)。
ちらしは下記で入手できます。
http://www.interq.or.jp/japan/ai-machi/
主催:愛知住まい・まちづくりコンサルタント協議会
共催:(財)名古屋都市センター
後援:愛知県、名古屋市(ともに懇請中)
〜スペーシア・石田〜
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○ 路地を活かしたまちづくりシンポジウム ○
〜大浜のまちの魅力としての路地を考える〜
大浜地区のまちの魅力の1つとして路地があげられます。しかし、現在の建築基準法の
もとでは道路は4m以上に拡幅することが前提となっており、路地のたたずまいを残すこ
とは難しいのが現状でした。このような中で近年、路地の魅力が再評価され、全国で路地
を活かしたまちづくりの取組みが始まっています。愛知県においても、「路地や細街路の
美しいたたずまいの保全・再生」がテーマとしてとりあげられ、そのための方策検討がす
すめられています。
路地は、車が通らず静かでよいという反面、火災時の危険性も有しており、路地のよさ
を活かしながら、防災面の配慮も重要です。
本シンポジウムでは、このような全国の動きを紹介するとともに、大浜地区の路地の魅
力を再発見し、路地を活かしたまちづくりをすすめていくためのきっかけにしたいと考え
ています。多くの住民の方々の参加を期待します。
【日時】2005年12月11日(日) 13:00〜16:00
【場所】愛知県碧南市文化会館3階大会議室
【定員】100名(入場無料)
【内容】
(1)主催者あいさつ
(2)路地のたたずまいの保全をめぐる動向
講師:川端寛文氏(愛知県建築指導課)
(3)全国の取組み事例の紹介
・路地をめぐる様々な取り組みと全国路地のまち連絡協議会
講師:司波寛氏(全国路地のまち連絡協議会世話人/都市計画家)
・路地を活かした神楽坂のまちづくり
講師:山下馨氏(NPO法人粋なまちづくり倶楽部事務局長/建築家)
(4)大浜地区の路地の魅力
(5)パネルディスカッション
コーディネーター:海道清信氏(名城大学都市情報学部教授)
パネラー:司波氏、山下氏、ほか地元住民3名
【問合せ・申込み先】
〒447-8601 碧南市松本町28番地
碧南市役所商工課 Tel 0566-41-3311 Fax 0566-41-5412
主催:大浜地区歩いて暮らせる街づくり推進委員会
後援:愛知県、碧南市、碧南商工会議所、碧南市商店街連盟
〜スペーシア・石田〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 勝川地区第一種市街地再開発事業 いよいよ工事着工 ○
JR中央本線勝川駅北口で進められてきた「勝川地区第一種市街地再開発事業(以下、
勝川再開発)」の起工式が11月6日に執り行われた。勝川駅周辺地区は、春日井市の西の
玄関としての位置づけのもと、勝川駅周辺総合整備計画を策定し、土地区画整理事業を始
めとする様々な整備が進められてきた。中でも駅前の立体換地ビルは全国初の事業として
注目を集め、その後も組合施行市街地再開発事業など、駅前周辺の施設整備にも力が注が
れ、自治体開発担当者の視察が後を絶たない。
今回の勝川再開発は、そうした事業の一つとして平成二年に勝川駅北地区の五街区によ
り再開発準備組合が設立され、総合的な開発の検討が進められてきた。しかし、経済状況
の変化等から二つの組合組織へと改組し、平成十五年に勝川地区市街地再開発組合が設立
された。
勝川再開発は、駅前から延びる「勝川駅前通商店街(通称 勝川弘法通商店街)」にも
面していることから、低層部に商業施設を配置し背後の商店街との連続性に配慮してい
る。さらに、駅前の利便性と商業施設とが一体となった快適な都市居住空間となる分譲マ
ンションが計画されている。勝川弘法通商店街は、地元店主らの企画により毎月第三土曜
日に「勝川弘法市」が開催され、地域住民からも親しまれる。行政主体で進められてきた
駅前周辺の基盤整備に、組合施行による再開発ビルの建設と商店主らによる商店街の活性
化策も加わり、勝川の街は大きく変わりつつある。今回の勝川再開発はその集大成ともい
えるもので、今後は、商業テナントの募集、管理運営計画の検討といったソフト面の取り
組みにかかり、平成十八年度内に一部の店舗をオープンさせ、平成十九年度内には全ての
施設の完成をめざすこととなる。(村井亮治)
参考:「勝川駅前通商店街HP」 http://www.o-cobo.com/
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○ 大須301ビル・新たな挑戦−2周年記念事業「大須中華街まつり」− ○
大須30番地区市街地再開発事業により平成15年12月に完成した大須301ビルは、3階
に整備された「大須中華街」が大きな話題を呼び、オープン当初より多くの人々が訪れ
た。オープン当初の勢いをなかなか維持できない多くの商業ビルに比べ、大須中華街は、
一定の客数を確保し続け、消費者に定着しつつあるかに見えた。しかし、大きな経済効果
が得られた万博が開催された今年の春頃から、急速に各足が遠のいていった。301ビルの
テナントで構成されているテナント会では、「全店共通ポイントカード」の発行やメディ
アによる店舗の宣伝を行ってきた。また、市街地再開発事業を推進した権利者を中心に設
立された不動産管理会社・大須商業開発(株)でも、大須中華街をさらに強く打ち出すた
め、環境整備のための追加投資や地下鉄名城線での車輌内放送や情報誌への広告掲載など
のPR活動に賃料収入の一部を充てる努力をしている。しかし、万博終了後も厳しい状況は
変わらず、各足の回復に効果をあげるほどにはいたっていない。
そこで、大須商業開発では、2周年を契機にもう一度大須中華街の認知度の向上をはか
るため、12月3日・4日の両日「大須中華街まつり」を開催する企画を進めている。1周
年の際には、イベント業者にお任せの記念事業を実施しているが、今回は、旧来の大須商
店主である会社役員が中心となって企画会議を設置し、企画立案から実施まで、手作りの
事業を進める。企画メンバーは、イベントの自主運営の経験は少ないものの、大道町人ま
つりをはじめ自主企画の経験を有する大須商店街、これまでの蓄積を有効に利用・活用で
きる強みがある。
当日は、来館者に専門家による二胡演奏及び本格的作法で淹れた中国茶をサービスする
他、花文字の実演・販売や細工物を扱う中華職人展、子供向けに中国金魚すくいや301ビ
ル内にある龍をテーマとするクイズラリー「龍さがし」、中国占いなど多彩な企画が予定
されている。また、大須中華街のシンボルとして壁面に黄金龍を設置したことから、中国
より購入され万博のプレイベントで使われた龍を借用し、「大須ロンロン蛇踊り」が商店
街を練り歩く企画も進んでいる。準備期間も少なく、龍の担ぎ手も素人にならざるを得な
いなど、ハンディはあるが、年を重ねて大須の名物となった「おいらん道中」のように、
この2周年記念事業を機会に、大須の新しい行事に育て上げていきたいと企画メンバーは
考えている。
手づくりの再開発事業を行ってきた商店主が、苦労は多いものの、手づくりの行事を実
施することで、華々しい301ビルのオープンの陰に隠れ、忘れさられた主体的な風がもう
一度吹きはじめ、再開発の大きなテーマであった大須中華街が消費者に支持され、商店街
に定着していくことを願う。(浅野泰樹)
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・大量のスパムメールに悩ませられています。何かよい対策はないでしょうか。
・うっかりミスで発行日が1日遅れてしまいました。申し訳ありません。
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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