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◆ ■◆ ◆ ■ ■ ◆ 都市研究所スペーシア
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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第14号]2001/1/15
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 371−−□
スペーシア・メールマガジンの第14号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、年賀状でメールアドレスを書いていただいた方に勝手に送信させていただきまし
た。今後ともよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆名古屋まちづくり情報◆
・地方都市における駅前再開発の試み
◆視察レポート◆
・沖縄市・中央パークアベニュー
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 地方都市における駅前再開発の試み ○
大都市においても大規模な商業・業務施設を建設し、その床の一部(保留床)をディベ
ロッパー等に処分して事業費を捻出する再開発(保留床処分型)方式が成立し難い経済情
勢にあって、ポテンシャルの低い小規模地方都市では、再開発の必要性が高い駅前地区で
あっても、保留床処分型事業の成立が極めて困難となっている。
そんな状況の中、人口約4万人の愛知県知多郡武豊町、名鉄知多武豊駅東地区(約
2.1ha)では、身の丈にあった再開発を模索するため、地元権利者と行政・商工会との協
働作業が進められている。本地区では、平成3年より3年間にわたって商業者が中心と
なって再開発の検討が重ねられたが、実現のめどがなく中断に至ったが、平成12年度よ
り、居住者や地主も加わったコアメンバーに全権利者が自由に参画できるまちづくり研究
会が新たにスタートした。
開催回数はまだ少ないものの、常にコアメンバー以外の参加者があり、色々な意見・ア
イデアが出されている。商業者も行政マンも、一人の住民の立場から、駅前に望まれる
「まち」を語ることから始め、地区の魅力づけの方法を検討してきた。現段階では、地元
権利者、行政、商工会等の関係機関がそれぞれ調整と結束を図りながら、各自が最大限可
能な範囲で「まち」に資産を築くための資金を投ずることで、実需に対応した更新型再開
発の実現をめざす方針でまとまりつつある。
事業成立にはまだ多くの課題が残されているが、今後の研究会のさらなる検討に期待し
たい。 (浅野泰樹)
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◆視察レポート◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 太陽を映し込む緑が眩しい“スポットアメリカ”なショッピングモール ○
『沖縄市・中央パークアベニュー』
12月の初め、往復2万円のバーゲン航空券を買って沖縄を訪れた。一夜を過ごした沖縄
市で通りかかったショッピングモールが印象的だったので紹介したい。
沖縄市はかつて「コザ市」と呼ばれ、もとは米軍嘉手納基地「門前」の歓楽街であっ
た。沖縄の本土復帰後の停滞から脱却すべく、1982年に商店街がリフレッシュされ、「中
央パークアベニュー」として生まれ変わった。
総延長450mのこのモールの特徴は、歩道の広さにある。道路幅員は18mであるが、そ
のうち車道は中央をS字形にカーブしながら走る3.5mのみで、あとはみんな歩道であ
る。広い歩道には本土では見慣れぬハイビスカスなどの南国系の明るい葉の樹木が美しく
配置され、目に眩しい。店舗の外観は白を基調としているので、白と緑の空間の中に、花
やディスプレイされたシャツなどの原色が挿し色となり、何とも言えず美しい色彩空間が
広がっている。また、訪れた時はクリスマス・シーズンだったので、夕暮れを過ぎると店
舗の軒先に連続して飾られたたくさんのイルミネーションが点灯しはじめ、通りの色彩は
一変し、闇の中に電球の白色が輝き出す。通りに並ぶ店舗も、米軍統治下時代から店を構
える老舗レストランや、ライブハウスなど、特色がある。訪れたのが平日だったためか、
それほど混雑してはいなかったが、音楽イベントなども時々開催されているようだ。
本土の商業施設でもアメリカ風なものが多いが、日本的に加工して導入するものだか
ら、本来のよさが失われていることがある。しかしここでは、アメリカの都市づくりが変
に加工されない状態でその良さを発揮しているように感じられた。
ただし、コザの多国籍な魅力に惹かれつつも、それをもたらした基地問題には心が痛
む。とにかく今度行く時は、もう少しここでゆっくりしてみようと思っている。
(伊藤)
→下記ホームページにより詳しい情報と写真を掲載しています
http://nagoyanet.ne.jp/ito/koza/
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介−mm@spacia.co.jp
へ
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・スペーシアの皆様 、 新年あけましておめでとうございます。
毎回、メールマガジンを楽しみに拝読させていただいております。
この度は「新世紀新春特別大特集号」に、公団の千種二丁目地区のご紹介をいただき
有 り難うございました。当地区を担当している者として、大変うれしく思いました。
今後、公団もできるだけ情報発信していくことになりますが、よろしければ公団事業の
内容も引き続き掲載していただきます様、よろしくお願いします。 (後略)
→サッポロビール工場跡地開発については期待大です。公団からの情報発信も期待
しています。
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・> 6月:第9回社員旅行、2泊3日で石垣島・竹富島へ。
>石垣島の夜のエコ・ツアー実施
この旅行興味あります。どんな旅行したんですか?
ぼくは、石垣島へもう星の数ほど行っているんです。
そして、最高のエコ旅行をしてきたつもりなんです。
(後略)
→「石垣島エコツアー連絡会」という方にお願いして、八重山ホタルを見に夜の
自然公園を案内していただきました。ただ暗い公園内を散策するだけなんで
すが、闇の中に飛ぶ鳥の羽音や鳴き声の中を、微かなホタルの灯を見つけ
ては歩く、また、コウモリをプラスチック容器などをこすり合わせた音で呼び寄
せてコウモリと会話する、そんなエコツアーを開催してもらいました。
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・検索エンジンの「Google」を利用してみました。これはリンク情報でお勧め度を判定
するものですが、その検索精度の高さに驚きました。これを利用したら、もう他のロ
ボット型の検索サイトは使えない!?
これで「名古屋 まちづくり」を検索すると、スペーシアのページが2番目に検索され
ました。名古屋のまちづくりに関しては、かなり信頼できるということでしょうか。
ちなみに「まちづくり」だと34番目。まだまだです。
http://www.google.com/
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
メールマガジン投稿用アドレス mm@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
〒460-0034 名古屋市中区栄5-16-14 新東陽ビル5F
TEL 052-242-3262 FAX 052-242-3261
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