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◆ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □[第132号]2005/7/25
◆ ■ ■ ■■ ◆ ■ ■ ■■ □−−配信数 681−−□
スペーシア・メールマガジンの第132号をお送りします。
名古屋からの情報発信とともにまちづくりのネットワーク形成をめざしています。
今回、はじめて送信させていただいた方もよろしくお願いいたします。
<内容・目次>
◆まちのトピック◆
・「イギリスに学ぶ、リスク社会の住宅問題」
・「ものづくり文化の館」開催のお知らせ
◆名古屋まちづくり情報◆
・『「調べる学習」お助け隊』 〜くわなまちづくりブックを活用したとりくみ〜
◆図書紹介◆
・都市の風景計画〜欧米の景観コントロール 手法と実際〜
◆読者の声◆
◆スペーシアのこの頃◆
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◆まちのトピック◆−スペーシアに関わりのある出来事や皆さんからの情報を紹介−
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○ 「イギリスに学ぶ、リスク社会の住宅問題」
○
(社)都市住宅学会中部支部では、中京大学の岡本祥浩教授から「イギリスに学ぶ、
リスク社会の住宅問題」と題するご講演をいただく機会を設けました。
岡本先生からは、ホームレス問題を通して、イギリスの社会経済の変化とその居住
問題への対処を日本との比較を織り交ぜながら、多数のスライドを使ってビジュアルに
ご紹介いただく予定にしております。
都市住宅学会会員以外の方も含め、多数の皆様のご参加をお待ちしております。
【と き】 平成17年8月3日(水) 午後2時30分〜4時30分
【ところ】 名古屋都市センター・11階大研修室(地図参照)
【演 題】 「イギリスに学ぶ、リスク社会の住宅問題」
【講 師】 中京大学 総合政策学部 岡本 祥浩 教授
岡本 祥浩(おかもと よしひろ)教授 経歴
1957年兵庫県生まれ
1991年神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了
2000-2002 カーディフ大学都市・地域計画学部客員研究員
【参加費】 無 料
【定 員】 90名(先着順)
【参加申込】
下記より参加申込書をダウンロードし、平成17年7月29日(金)までにご返送していた
だきますようお願いします(返送方法はFAX、郵送いずれでも結構です)。
http://homepage3.nifty.com/uhs_chubu/2005/0803/tirasi.pdf
【問い合わせ先】 豊橋技術科学大学建設工学系助手 谷 武
TEL:0532−44−6843
〜スペーシア・石田〜
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○「ものづくり文化の館」開催のお知らせ ○
名古屋市西区では特色ある区づくりとして、ものづくりをコンセプトとした
「ものづくり文化の道」を推進しております。活動のなかでは、これまで
西区内において、ものづくりに関するイベントや調査を実施してきております。
夏のイベントとして、行政と市民、そして職人の方々が協働で円頓寺商店街
の七夕祭り(7/27〜31)において、ものづくりを体験できる「ものづくり文化の館」
を開催しております。
今年は7月30(土)31(日)の二日間での開催です。西区のものづくり
を身近に感じ、参加できるイベントですので、みなさま円頓寺商店街に是非
お出かけください。
また、本年は万博のサテライト会場(笹島) デラファンタジア市民展示館において、
元気フェスタNAGOYA内でも開催されます。
「ものづくり文化の館」開催スケジュール
日時 7月30日(土)31日(日) 14:00〜20:00
場所:円頓寺商店街 ふれあい館
http://www.nagoya-monodukuri.net
IN 元気フェスタNAGOYA
日時 8月4日(木) 10:00〜17:00
場所:デ・ラ・ファンタジア 市民展示館
http://www.delafantasia.jp/map/exhibition.html
〜スペーシア嘱託・藤沢〜
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◆名古屋まちづくり情報◆ −名古屋から情報発信−
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○ 『「調べる学習」お助け隊』 〜くわなまちづくりブックを活用したとりくみ〜 ○
「まちづくり極意 くわな流」(くわなまちづくりブック)の製作をきっかけに立ち上
がった蛤倶楽部の本格的な取組みの第1弾が『「調べる学習」お助け隊〜まちの
不思議を」ときあかそう〜』だ。
まちづくりブックを活用していくことで、市民のまちづくりへの関心を高めたいというメン
バーの思いと、ちょうど今年から創設された『桑名市“調べる”学習賞コンクール』に
多くの子供たちが応募してほしいという桑名市の思いがこの講座開催のきっかけと
なった。
図書館を使った“調べる”学習賞コンクールは今年で第9回を迎える。過去の入賞作品
をみると、子どもたちが1つの不思議をきっかけにどんどん調べたり、実験したりして
おり、子供の発想の豊かさに関心させられる。全国から多数の応募があるコンクール
であるが、桑名市では独自のコンクールを開催し、最優秀作品の中から何点かを桑名
市代表として全国コンクールに出品するというしくみをつくりあげたのだ。
講座は2回開催することになった。「お助け隊」という役割は明確であったが、その
ために何をやればよいのか。何回か打合せを行ったが、十分煮つまらないないまま
講座に突入。とにかくメンバー10人総動員で対応することになった。
第1回は夏休み前の7月10日に開催。小学校1年生から中学1年生まで29名が参加して
くれた。まず、最初に全体で、“調べる学習”コンクールについて説明し、入選作品など
を紹介した後、低学年グループと高学年グループに別れ、「気づき方」について説明。
その後、小グループに分かれて、自分のテーマをどうするか考えた。
私は梶島先生とともに低学年のグループで5人の子どもたちを相手にしたのだが、結局
1人1人と別々に話す形でしか対応できず、小学校低学年の先生の大変さを実感した。
また、今回の役割が手助けであり、子ども達自らに調べてもらうことが狙いであること
から、答えを言うのは簡単なのだが、どこまで話してよいのかというのが一番悩まし
かった。
講座募集のちらしでは、「この講座は『まち』について『調べる学習』をやってみようといて
いる子どもたちを対象にその進め方をアドバイスする講座です」と記載してあったが、子ども
たちの関心は様々。私が話しをした2人は「石は何故固いか」「世界の国々」について
調べたいという。そこからいかに関心を広げていくか、予想(めあて)を立てさせるか、に苦
心した。
長いようで短かった2時間の講座が終了し、次回は8月10日。子どもたちが調べてきた
ことを持ち寄り、まとめ方についてアドバイスすることになっている。当初の思いとは異なり、
まちをテーマに選んでくれた子どもたちは多くはないが、子どもたちの関心が少しでも
「まちの不思議」につながっていけばと思う。どうしていいやら、あたふたとした第1回
の講座であったが、非常によい経験になった。 (石田富男)
参考:まちづくりブック作成の経緯についてはこちらを参照ください。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/k-book/index.htm
→ホームページに写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Nagoya/arekore/K-book2/index.htm
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◆図書紹介◆ −まちづくりに参考になるものを紹介−
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○ 都市の風景計画〜欧米の景観コントロール 手法と実際〜 ○
西村幸夫+町並み研究会 編著/ 学芸出版社/2000年2月10日発行
景観法が成立するなど、最近日本でも「景観」がブームだ。これまでは「景観」とか
「風景」というと、「イコール自然景観」「人間の手の入っていないもの」という認識が
一般的であった。そのため美しい海の風景のすぐ側に不調和な店舗が当然のように
立地したりしていたが、ようやく、人工景観も自然景観も一体的に「景観」「風景」を
つくっていくのだと認識される時代になったのであれば、非常に喜ばしいことだ。
「美しい町並み」というと、窓辺に花の飾られたドイツの住宅街やヴェネツィアの運河
沿いのパステルカラーの町並みなどを思い出す人も多いと思うが、この本を読むと、そう
いった美しい欧米の町並みが、実にきめ細かい規制、コントロールのもとに成立している
ということがわかる。美しい風景を守っていくためには、きちんと基礎調査をして、しっかり
と規制をかけていくことが必要であり、そのためには裏づけとなる十分な予算、スタッフ
が必要だということもわかる。ここでは欧米7ヶ国(英、仏、伊、墺、独、米、加)の町並み
がどのような手法、プロセスによって計画されているのかということが、少々難解な文章
ではあるが、きめ細かい調査のもとに記されている。
これから日本で風景づくりを考えていくにあたって、非常に学ぶところの多い本だ
と思う。 (伊藤彩子)
→ホームページに表紙の写真を掲載しています。
http://www.spacia.co.jp/Mati/tosyo/tosinofukei.htm
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◆読者の声◆ −みなさんからいただいた感想や意見を紹介− info@spacia.co.jpへ
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(みなさんからのご意見・ご感想をお待ちします)
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◆スペーシアのこの頃◆ −所内の話題をちょっと紹介−
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・また、発行が1日遅れてしまいました。
・万博の予約が全くとれない状態です。4月には2時間かかって日立館と長久手日本館
の予約ができましたが、先日挑戦したところ、トヨタ館は10分もしないうちに満杯にな
ってしまい、その他も1時間足らずで満杯になってしまいました。通常だとアクセス
そのものができないので、英語サイトを利用してもこの状態でした。長蛇の列を覚悟
するか入場券そのものを諦めるか、思案中です。(ishida)
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◎ホームページでは一方的な情報提供に終わってしまいますが、このメールマガジン
を活用し、様々な意見交換等を行うことによって、より深いネットワークが形成
できればと考えています。 様々なご意見や情報もお寄せ下さい。このメールマガ
ジンに掲載させていただきます。
メールマガジン投稿用アドレス info@spacia.co.jp
◎バックナンバーはホームページに公開しています。
http://www.spacia.co.jp/mm/index.htm
◎今後の配信を希望されない場合は、このまま返信して下さい。
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(株)都市研究所スペーシア 編集:石田
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